「いづこにも 草の枕をすず虫は ここを旅とも思はざらなむ」伊勢(拾遺和歌集 巻三 一七九)
古来より、大切な人への愛おしさを虫の音になぞらえて詠まれていたような気がします。
愛おしい音色を奏でるすず虫を籠から庭に放ったものの、いづこへ行くとも知れぬすず虫にせめてもの、この庭のことは忘れないでと詠んでいるのかもしれません。
いつのまにか、幼かった長女が成人式を控え、その晴れ着姿を前にすると、ふとそんなことを感じる秋の一日です。
初稿 2021/11/20
改題 2024/02/22
写真 成人式の前撮りに際して
撮影 2016/11/16(京都・東山)
古来より、大切な人への愛おしさを虫の音になぞらえて詠まれていたような気がします。
愛おしい音色を奏でるすず虫を籠から庭に放ったものの、いづこへ行くとも知れぬすず虫にせめてもの、この庭のことは忘れないでと詠んでいるのかもしれません。
いつのまにか、幼かった長女が成人式を控え、その晴れ着姿を前にすると、ふとそんなことを感じる秋の一日です。
初稿 2021/11/20
改題 2024/02/22
写真 成人式の前撮りに際して
撮影 2016/11/16(京都・東山)