ごく当たり前に、一年が三六五日であると知っていますが、月の満ち欠けによって一日を数える太陰暦においては必ずしもそうとは限らないそうです。
月の公転周期は約三五四日、その約十日ほどのずれが幾年か重なると、暦と季節感も大きくずれるので幾年に一度は閏月を設けていたそうです。
「さくら花 春くははれる 年だにも 人の心に飽かれやはせぬ」(伊勢, 古今和歌集 六一)
春が加わるとは、一年に三月が二度めぐる閏月があること。人が暦のうえでいかに春を長くしても、目の前で咲き誇る桜は暦と同じようにはならず、その儚さゆえに美しさなるものをより一層感じてしまうのかもしれません。
初稿 2022/04/01
写真 琵琶湖疏水の流れに咲き誇るさくら花
撮影 2017/04/11(滋賀・大津)
月の公転周期は約三五四日、その約十日ほどのずれが幾年か重なると、暦と季節感も大きくずれるので幾年に一度は閏月を設けていたそうです。
「さくら花 春くははれる 年だにも 人の心に飽かれやはせぬ」(伊勢, 古今和歌集 六一)
春が加わるとは、一年に三月が二度めぐる閏月があること。人が暦のうえでいかに春を長くしても、目の前で咲き誇る桜は暦と同じようにはならず、その儚さゆえに美しさなるものをより一層感じてしまうのかもしれません。
初稿 2022/04/01
写真 琵琶湖疏水の流れに咲き誇るさくら花
撮影 2017/04/11(滋賀・大津)