朝倉響子の作品には同じ名をつけたものが幾つかありますが、「ソフィー」※1もそのひとつ。
その名は知ることを意味し、"なぜ、それがそうなのか?"と問うことなのかもしれません。
でも、"その原因はなにか?"と現在から過去に遡って辿ろうとすると、変えることができない過去の出来事を都合よく解釈したり、責任を転嫁したり、場合によっては希望を放棄してしまうこともあるような気がします。
ひょっとしたら、眼前の「ソフィー」は、そういった因果律に縛られぬように、しっかりと腰を据えて未来を見つめているのかもしれません。
「言い換えると、『どこから』ではなく、『どこへ』を問うているのです」※2
初稿 2023/08/07
写真 「ソフィー」朝倉響子, 1986.
撮影 2023/02/26(神戸・ポートアイランド)
注釈
※1)α29C「ソフィー」朝倉響子, 1986.
※2)「アドラー心理学入門」(p.49)岸見一郎, 1999.
その名は知ることを意味し、"なぜ、それがそうなのか?"と問うことなのかもしれません。
でも、"その原因はなにか?"と現在から過去に遡って辿ろうとすると、変えることができない過去の出来事を都合よく解釈したり、責任を転嫁したり、場合によっては希望を放棄してしまうこともあるような気がします。
ひょっとしたら、眼前の「ソフィー」は、そういった因果律に縛られぬように、しっかりと腰を据えて未来を見つめているのかもしれません。
「言い換えると、『どこから』ではなく、『どこへ』を問うているのです」※2
初稿 2023/08/07
写真 「ソフィー」朝倉響子, 1986.
撮影 2023/02/26(神戸・ポートアイランド)
注釈
※1)α29C「ソフィー」朝倉響子, 1986.
※2)「アドラー心理学入門」(p.49)岸見一郎, 1999.