琵琶湖疎水。さかのぼること約1世紀、東京へ遷都された京都の近代化に資するべく、水運、灌漑、工業用水、電源の確保のために整備された土木設備です。
その水力発電で生み出された電力は、日本初の電車を走らせたほどだそうです。
今もなお、琵琶湖疎水の導水路の一部は臨済宗の大本山・南禅寺の境内を通過し、今でもなお水路専用橋として供用されているのが水路閣です。
鎌倉の世に創建された禅寺に明治の世に忽然と現れた煉瓦と花崗岩が織り成すアーチは、本来ならば、同時に居合わせるはずがないという感覚までも呼び醒ましてくれるような気がします。
初稿 2014/02/02
校正 2021/02/08
写真「水路閣」 田辺朔郎, 1888.
撮影 2006/04/08(京都・東山)
その水力発電で生み出された電力は、日本初の電車を走らせたほどだそうです。
今もなお、琵琶湖疎水の導水路の一部は臨済宗の大本山・南禅寺の境内を通過し、今でもなお水路専用橋として供用されているのが水路閣です。
鎌倉の世に創建された禅寺に明治の世に忽然と現れた煉瓦と花崗岩が織り成すアーチは、本来ならば、同時に居合わせるはずがないという感覚までも呼び醒ましてくれるような気がします。
初稿 2014/02/02
校正 2021/02/08
写真「水路閣」 田辺朔郎, 1888.
撮影 2006/04/08(京都・東山)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます