
古来より葬られた煙が空にたなびく光景から、人が生を終えて逝き着く処は空の向こうと感じたのかもしれません。
この世とあの世の境界としての少しでも空に近い山々の磐座には、「いつまでも一緒に傍に居て見守って欲しい」といった願いを受け入れ、「もうこれからは恨まないで欲しい」といった畏れを鎮めてくれる。そんな人々の祈りが刻まれているのかもしれません。
比叡山は古来より、日枝の山(ひえのやま)と呼ばれ、山王信仰と延暦寺の天台宗が習合してきたそうです。破風がついた鳥居が印象的な日吉大社を見ていると、山々に宿る祈りを示唆しているような気がします。
初稿 2017/09/03
校正 2020/11/07
写真 日吉大社・山王鳥居
撮影 2016/09/25(滋賀・大津)
この世とあの世の境界としての少しでも空に近い山々の磐座には、「いつまでも一緒に傍に居て見守って欲しい」といった願いを受け入れ、「もうこれからは恨まないで欲しい」といった畏れを鎮めてくれる。そんな人々の祈りが刻まれているのかもしれません。
比叡山は古来より、日枝の山(ひえのやま)と呼ばれ、山王信仰と延暦寺の天台宗が習合してきたそうです。破風がついた鳥居が印象的な日吉大社を見ていると、山々に宿る祈りを示唆しているような気がします。
初稿 2017/09/03
校正 2020/11/07
写真 日吉大社・山王鳥居
撮影 2016/09/25(滋賀・大津)
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