ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

世界が終わる時・・・必要なものはなんだ?

2020-05-08 02:43:00 | Weblog


今日は満月。五月の満月は、フラワームーンと呼ぶらしい。アメリカの先住民たちはそう呼んでいたらしい。かつてのアメリカの先住民は英語を使ってはいないから、本当のことを言うとフラワームーンとは呼んではいなかったはずだが、そういう細かいところは別にいい。

日本では昔から、月にはウサギがいて餅を突いていると言う。
そう、五月だろうが何月だろうが、ずっと餅を突いているんだよ。

満月を眺めながら、僕は何をしているかというと・・・今夜も落花生を剥いている。

今夜は寒い。冷える。なんだ?この寒さは。なんなんだ?この寒さは。なんで、こんな寒い夜に落花生を剥いているんだ?

みんなは元気にしているのだろうか?
変なウィルスにやられたりしていないたまろうか?
変なウィルスのせいで精神的にやられたりしていないだろうか?

心配だ。

ちなみに僕はというと、政府の無能さとその政府を信任し続けるこの社会に発狂しそうになったので、一切のニュースを遮断することにした。自己防衛の手段である。遮断、手段、と韻を踏んでいる。ちょっと洒落ている。

だから、この一ヶ月間、この世界がどんな風になっているのか、知らない。ほとんど知らない。少しは知ってる。

伊坂幸太郎の小説に「終末のフール」という作品がある。

こんな時世になって、僕は「終末のフール」を思い出す。すごく昔に読んだ本なのに、今、すごく思い出す。

僕は誰になりたいか?
僕はどんな風に生きたいか?

たぶん、そんなことを試されているような気がしてならない。

ステイホームのご時世、なの?知らないけど。
暇を持て余している人がたくさんいるご時世、なの?知らないけど。

くれぐれも発狂などしないように、気をつけてくださいね。

山本太郎が総理大臣になればいいのに。

明日は、終末のフールを読み直そう。
きっと、記憶の中の話と、だいぶ違ってると思うんだな。
僕の脳みそは、そんな風に出来ているから。ふふふ。

食べないと死ぬらしい。ほんとだよ。

2020-05-06 03:27:00 | Weblog


さて、夜中の3時を過ぎたところである。

夜中の3時を過ぎた辺りで何をしているのか?ということである。

庭のポーチの小さなソファに腰掛けて、ライオンズポートレートの次回作に入れようか入れないかどうしようかなぁ?と思っている曲たちを聴いている。
ライオンズポートレートに入れるかもしれない曲を聴いているわけであって、入れる曲を作っているわけではない。ここが味噌である。

まぁ、なんだろう?
聴いているだけなんだけれど、聴きながら色々と考えているわけであるから、これもまた製作過程の作業と言えないわけでもないような気がしなくもない。

そんな曲たちを聴きながら何をやっているかというと・・・
去年採れたまま放置してあった落花生の殻を剥いている。
ただひたすらに、ただひたすらに、殻を剥いている。

これ、最近のマイブーム。夜中に始めて明るくなるまで、ただひたすらに落花生の殻を剥く。変人の変人たる由縁。そう、そんな僕のマイブーム。

落花生をさ、すごくたくさん育てた。畝の距離にして50メートル分くらい。

みんなは僕に言った。

「こんなに育ててどうすんの?売るの?」

えっ?売らないよ。自分で食べるんだよ。と僕は答える。

収穫をして乾燥している時に三分の一くらいアライグマとカラスに食べられてしまったから、収穫量は激減してしまった。がしかし、相当な量が採れた。

そして、秋に採れた落花生を今のいままで放置。なぜか?なぜならば、皮を剥くのが面倒だから。

落花生が好きなのか?そうなのか?
別にそうでもない。

知ってる?落花生の効能。落花生ってすごいんだよ。書くのは面倒だから、「落花生 効能」でググってみて欲しい。

「食べなきゃ死ぬ」くらいの効能がある。驚くほどの効能である。食べないと死ぬ。

そんなわけで、死ぬほど育てた。これから死ぬほど食べる。食べないと死ぬから。

落花生の効能、調べてね。

・・・もっと大事なことを書くつもりで書き始めたんだけど・・・

僕は、まだ落花生を剥かねばならないから、今日はこの辺でサヨナラだ。

そろそろ落花生の種まきの時期だ。

今年もたくさん育てよう。落花生を育てよう。
食べないと死ぬから。

スズメバチの女王を捕らえたよ。

2020-04-27 01:51:25 | Weblog



畑である。草をむしる。地べたに這いつくばって草をむしる。10年前の自分だったら考えられない。なぜ地べたに這いつくばる?それはね、そこに草が生えているから。

軽トラがやって来る。こーの爺である。ちょこちょこと僕の畑へやって来るコーノ爺である。
コーノ爺は、僕の願いをなんでも叶えてくれる。
耕運機が壊れたと僕が言うと、僕の耕運機をどこかへ持って行って直してきてくれる。
チェーンソーが壊れたと僕が言うとら僕のチェーンソーをどこかへ持って行って直して持ってきてくれる。もちろん、有料で。
肥料を作るために珈琲カスが欲しいと僕が言うと、知り合いの喫茶店から珈琲カスを貰ってきてくれる。
ウコンの苗や、パンダ豆の種や、ゼンマイの苗を持ってきてくれる。

軽トラに乗ってコーノジーがやって来た。久しぶりである。

コーノジーとよもやま話。雑談。世間話。

話がコロナウィルスの話になる。
やれ隣町でも感染者が出たとか、隣の隣の町でも感染者が出たとか・・・。

そこで、僕はハッとする。

あっ、コーノジーは一日中色んな人のところを回ってウロウロと過ごす人じゃん!もしかしたら、コロナウィルスに感染してるかもしれないじゃん。

そう思ってしまうともう怖い。
コーノジーとの距離を少し開ける。さりげなく少し開ける。

それからしばらく話していたのだがね、二人して同じことを思っていたのかもしれなくてね。
僕もコーノジーもジリジリと二人の距離を開けていくものだからね、最終的に5メートルくらいの距離が開いちゃってね。5メートル離れると、もう会話をしていることが不自然になってしまってね。

最終的に、コーノジーが「じゃ、お互いに気をつけましょう」なんて言っちゃってね、帰って行ったんだよ。

人と人との関係を、こんな風にしてしまうコロナウィルス。怖いよねぇ。

世界はどうなってしまうんだろう?

せめて、無能過ぎる政府に、救世主が現れてくれたりしたら・・・いいのになぁ。

とかね。

アスパラガスの芽が出たよ。

2020-04-22 18:22:00 | Weblog


熱があって、リンパ腺が腫れて、耳が腫れて痛いのに、総合病院は診てくれない。
総合病院でお勧めされたさらに大きな総合病院へは、車で1時間。巨大な病院なので、予約をしていても一日がかりになる。待たされて待たされて、ただただ待たされて・・・。このご時世である。待たされている間にコロナウィルスに感染する確率は低くはない。嫌なのである。

最初から決めてました。隣町の駅前にある耳鼻科。最初から調べていました。隣町の駅前にある小さな耳鼻科。

解熱剤を飲んで、熱が下がっている間に、車でビューン。15分。

受付で、症状を告げて問診票を書く。

このご時世である。診察室のドアも待ち合い室の窓も開け放たれている。
患者さんはほぼいない。待たされている間、少しだけ緊張した。

・・・診てもらえるかなぁ?

呼ばれた。座った。問診された。耳を診られた。先生は言った。

「耳、触った?」

触ってません。いや、耳くらい触るだろ?えっ?耳って触っちゃいけないの?
でも、言った。触ってません。

「触ったでしょ?」

えっ?だからぁ、触っちゃいけないの?耳?僕は言った。うーん・・・触ったかなぁ?

「触ってるよ。ほら、傷があるもん」

えっ?傷があるの?そうなの?ということは触ったってことだけど、耳って触っちゃいけないの?僕は言った。耳掻きとか、ちょっとしたかなぁ?

「ほら、触ってんじゃん。触らないでよ、耳」

えっ?そうなの?耳?耳掻きとか?ダメなの?ほんとに?知らなかったなぁ。僕は言った。耳掻きとかダメなんですか?

「ダメだよ」

みんな、僕は言っておくよ。金輪際、耳かきはしないようにね。先生からの伝言だからね。

そして、先生は言った。

「バイ菌が入ったんだね」

僕は言った。今は耳が腫れてるけど、最初は首のリンパ腺が腫れたんですよ。原因は耳の傷なんですか?

「だって、耳に傷があるんだもん」

まあなぁ。

「抗生剤、出しておくから。四日分。なくなる頃に、また来て」

そう。抗生剤。それが欲しかったんです、先生。自力で直せないので、仕方ないから抗生剤。極力飲みたくはないが、ここぞという時の抗生剤。色々な細胞を殺してしまいそうな気がするけれど、悪いウィルスやバイ菌をやっつけてくれる抗生剤。

実のところ、首のリンパ腺から始まった腫れは、左耳の後ろへ回って、そのあとで右耳の後ろのリンパ腺へ回って、最終的に左耳が赤くなって腫れたという経緯がある。つまり、どう考えても左耳の傷が原因だとは思えない。つまり、ちょっと腑に落ちないところはある。だがしかし、そんなことはいい。大した問題ではない。今、大事なのは抗生剤。原因が何であろうと抗生剤。

その日から四日間、抗生剤をきちんと飲んだ。きちんと飲んだ以上に飲んだ。四日分を三日で飲んだ。6時間ごとにね。

二日目に完全に熱が下がって、三日目には耳の腫れが治まった。四日目に完治。

四日目。完治はしたのだが、いざという時に抗生剤があると助かるような気がしたので、再び耳鼻科へ行った。臨時休診だった。その後耳鼻科へは行っていない。

そんなわけで、コロナ疑い、のち、耳の傷からバイ菌。つまり、コロナくん疑い、のち、耳からバイキンマンの話はお終いなのである。

心配してくださったみなさん。ご安心を。
心配して、電話をくれたぎょいにー、ありがとう。

僕は元気です。

電話代千二百円。

2020-04-18 22:03:00 | Weblog


隣町に日赤がある。日本赤十字病院。

コロナくんじゃないとしても、発熱の原因がわからずにたらい回しにされても困るので、大きな病院の方がいい気がする。総合病院。紹介状がないと余計にお金を取られるけどね。

狙いは耳鼻科。内科よりも耳鼻科。だって、リンパ腺と耳が腫れてるから。

ちょっと考える。総合病院の中でたらい回しにされたらどうしよう?
このご時世、たらい回しにされている間にコロナに感染しないとも限らない。

まぁ、このご時世だ。コロナ蔓延パンデミックのご時世だ。診てもらてるとも限らない。

電話してみよう。そうしよう。なんといったも、こっちには「あなたはコロナではありません」のお墨付きがあるのである。

電話。トゥルルル。どうしました?

ことの次第を話す。症状を話す。もちろん、熱が四日間出たことも話す。コロナではないというお墨付きをもらったということも話す。

受付の人が言う。

「内科に聞いてみますので、お待ちを」

結構待たされた。保留音7ターンくらい。

「内科に聞いたら、内科ではなさそうだということなんで、耳鼻科に聞いてみますね。少々お待ちを」

すごく待たされた。全部で30分くらい。保留音を聴くのが辛くなるくらい。

受付の人が申し訳なさそうに言う。

「あのぉ、うちの病院では・・・ちょっと・・・無理」

えっ?なんて?

「内科も耳鼻科もうちではわからないと・・・」

えっ?なんで?リンパ腺が腫れただけなのに?えっ?なんで診てくれないの?うそ?

僕は言う。

いや、あの、リンパ腺が腫れたんで、ちょこっと診てもらって、抗生剤を出してもらえば済むような話だと思うんですけど・・・僕はそう思ってるんですけど。

受付の人は言う。

「いや、先生がうちでは診られないと言っているので・・・埼玉医大辺りに行ってみてはどつですか?」

えっ?なんでなんでなんで?まぢで言ってんの?まぢで?

そんなわけで、僕は診てもらえなかった。病院内でたらい回しにされるのではなくて・・・受け付けてももらえなかった。

これが、このご時世の現実か。

熱が下がらない。
左耳が真っ赤に腫れて痛い。
どうすればいいんだ?

つづく。

このお墨付きが目に入らぬか

2020-04-11 12:26:00 | Weblog





6時間ごとに解熱剤を飲む。熱さえ下がれば・・・。

次第に解熱剤が聞いてくる。37度台まで下がる。解熱剤の効果が消える。38度5分まで上がる。

時々36度台まで下がる。38度まで上がる。

これを繰り返し続け、とうとう四日が経過した。

コロナの条件クリアなのである。発熱が四日続く場合なんちゃら・・・。

うへぇ!おれ、コロナかも。コロナかも。やべぇじゃん。コロナじゃん。うへぇ・・・。

とは思わない。だって、咳、出ないし。コーラ、美味しいし。どこも痛くないし。

しかし、コロナを疑われることは間違いない。だって、四日間の発熱。時々高熱。

とりあえず、全然熱が下がらないわけだから、身体に問題があるのは間違いない。自分でできる事はやった。でもダメだった。そうなると、病院で診てもらわねばならない。

五日目。左耳が真っ赤になった。腫れている。リンパから毒が回ったのかもしれない。左耳が痛い。相当痛い。

発熱したからな・・・一応、手順を踏むか・・・となる。

埼玉県のなんちゃらサポートセンター。コロナの相談をするところ。

電話した。

ひどいと思う。相当酷い。
電話、有料。しかも、0570のやつ。「・・・秒毎に・・・円かかります」ってアナウンスされるやつ。

プルルルルっと鳴って、「たまいま混雑しております」となる。

すげぇ待たされる。10分とか。どんどん課金されていくやつじゃん。

そういうの、いいのか?と思う。

まぁ、仕方がないので待つ。ずっと待つ。

で、繋がる。

どうしました?と聞かれたので、事の次第を話す。

即答される。

「君はコロナじゃないよ。検査は要らないよ。普通の病院へ行きなさい」

即答よ。

コロナじゃないと言われて安心する反面、「こんなんで大丈夫なのか?」と思う。

やはり、決めてはこの質問だった。
「最近、海外は行きましたか?」
「行ってません」
「じゃあ、コロナじゃないです」

市中感染バリバリのこの状況下、まだそんな事だけで判断してしまうのか?そんなんでいいのか?

という事だよね。

ダメだな・・・と思った。こりゃあ、感染は止まらないな・・・と思った。

それはそうとして、とりあえず、お墨付きはもらった。コロナではないというお墨付き。手順は踏んだ。

さぁ、病院へ行こう。僕はコロナくんじゃない。

つづく。

これは何の花?

2020-04-07 00:49:50 | Weblog



先週の日曜日の午後、少し怠くてね、眠った。
夜、目が覚めたら、熱があった。

この時期に熱はヤバい。このタイミングで熱はヤバい。

コロナ?コロナなのか?おれ、コロナくん?

がしかし、コロナをどこかから貰ってくるような生活はしていない。コロナのわけがない。ははは。がしかし、コロナはとこに潜んでいるかわからない。なぜならば、コロナはウィルスだから。布マスクの網目なんぞ容易に潜り抜けてしまうウィルスだからね。

熱がドンドン上がっていく。39度まで上がった。

自分の中のコロナ感が、熱とともに上昇していく。

首のリンパ腺が腫れている。耳の後ろの方まで腫れている。

コロナの症状に「リンパ腺が腫れる」というのがあるのかないのかはわからないが、どちらにせよ、コロナにかかれば「そういう症状のコロナもある」と言われてしまうに違いない。

去年の一月に熱を出した。「インフルエンザじゃない?」と言われた。
いや、インフルエンザではない。だって、高熱は出ていない。すると、「最近は熱の出ないインフルエンザもある」と言われた。
いや、インフルエンザではないと思う。だって節々も痛くないし、インフルエンザの症状はない。すると、「最近はそういう症状のないインフルエンザもある」と言われた。
もう、何がなんだかわからない。もはや、何がなんだかわからない。そういうのが一番怖い。そんなことを言われたら、ただの風邪なのに、心はインフル。ただの風邪なのに、心の中にはインフル蔓延。
治るものも治らないっつーの。

話はコロナに戻る。

翌日。熱は下がらない。
不思議なことに、リンパ腺が腫れて熱があるということ以外に、身体の不調はない。
つまり、喉もいたくないし鼻水も出ない。あるのは発熱の怠さだけ。

冷蔵庫にしまってあるとっておきの解熱剤を飲むことにした。普通は一錠のところを特別に二錠。熱が下がれば、こっちのものだ。とにかく熱を下げたい。

数時間後・・・そろそろ薬が効いたかな?

やっばー!
全然熱が下がらないじゃーん。
39度。

続く。


新聞、とってください。2

2020-03-20 02:12:00 | Weblog

共産党の町議候補者は、新人で見事に当選した。
もちろん、僕は彼に投票した。

当選した後も、町議はちょこちょことやって来る。
時には立ち話で、時にはお茶を出して、長々と話し込む。

嵐山町の議会。町議は13人かな。リベラルは3人しかいない。10人は保守。共産党はリベラル。僕もリベラル。
共産党町議とリベラル同士話は合うが、いかんせんリベラル3人の町議会。保守の反対にあって何も通らない。そういうのは国政と同じ。どうにもならない。

しかし、新人で町議になった共産党員は戦う気満々なのである。頼もしい。
「次の町議会の質問は、こんな感じで行きますよ。ここのところは、シングさんと話した案件を参考にしました」とか言ってくれる。

つい先日、その町議がやって来た時に「種苗法改定」の話を持ち出した。
町議も種子法改定と共に懸念しているとのこと。ぜひとも町議会で発議してくれと頼んでおいた。

種苗法改定は、日本の農業を破滅させるものだと、僕は思う。
嵐山町議会で話し合ったところで、どうにかなるものではないと、僕は思う。
嵐山町は田舎である。農家が多い。町議会議員の中にも農家はいる。保守派の中にも農家はいる。保守派を支持しているのは農家だったりもする。

保守派の農家の議員は、種苗法改定が何を意味するのか知っているのだろうか?
知らないなら知らなければいけない。知ったうえで、それに反対をしないようならば、死ぬ時に後悔して欲しいと思う。種苗法改定がもたらした未来の日本を見て、後悔しながら死んで欲しいと思う。

そんなふうに言って、町議に頼んだ。

まぁ、そんなわけで、我が家へやって来る共産党議員の話は終わるのだけれどね。

彼はいつも赤旗新聞を持ってきてくれる。
「楽しみに読んでます」というと、彼はこう言った。
「じゃあ、新聞とってください。月970円です」

僕は言う。
「それはできないですよ」
彼は聞く。
「どうしてですか?」
僕は言う。
「だって、赤旗新聞とってたら、共産党員だと思われちゃうじゃないですか」

「・・・」

それでも、僕らは仲良しなのである。

ほんとだよ。

新聞、とってください。

2020-03-20 01:39:00 | Weblog



エホバの人たちが、我が家へちょこちょこやって来るという話を書いた。僕が不在の時もちょこちょこやって来ているという話を書いた。

我が家へちょこちょことやって来る人はまだいる。
日本共産党の町議の人もやって来る。僕が不在の時もちょこちょことやって来る。僕が不在の時は、軒先に赤旗新聞が置いてあるのですぐに分かる。

僕は共産党員ではないし、共産党が好きなわけではないが、共産党の主張は好きだ。何しろ理想を語ってくれる。こうあるべきだということを掲げてくれる。

去年、僕が嵐山町に越して来て7年か8年、初めての町議選があった。任期が四年の町議選なのに、なぜ初めてかというと、田舎特有の無投票というものが二回もあったからである。

町議選の最中、僕の家から50メートルほど離れた場所に街宣車が停まって、演説が始まった。共産党の候補である。僕の家の周りには家が数軒しかない。歩いている人もいない。実のところ、誰もいない。なぜこんな場所に停めて演説を?といった感じでね。

僕は共産党ファンなので、ここはしっかりと町議候補の主張を聴かなければならない。家のすぐそばだし。僕は庭に、候補者が見える場所に椅子を出して、演説を聴いた。

演説が終わる。街宣車で一緒に活動をしている女性が候補者に耳打ちをする。候補者がこちらに向かって、我が家へ向かって走って来る。
夏の頃、7時くらいだったのだろう。選挙活動は午後の8時までである。
候補者と僕は、そこで一時間ほど話し込んだ。僕と話し込んでいる間に、その日の活動の時間は終わってしまった。

そんな感じで、僕たちは仲良しになった。

お茶をどうぞ。

2020-03-14 17:06:00 | Weblog
コロナウィルスが世界を破壊していく。

エホバの商人ってさ、そういう名前の宗教があってさ、なんでかなぁ?ってずっと思ってたの。なんで商人なのかなぁ?って。シェイクスピアのベニスの商人をパクったのかなぁ?とか、なんでかなぁ?ってさ。
でもね、自力で気づいた。ふと気づいたんだよ。エホバの商人じゃなくて、エホバの証人だってね。すごいな、おれ。エホバの人は何かを売ってるのかと思ってたけど、売ってなかった。商人じゃないから。

エホバの証人の人が、最近、よくうちにやって来る。
僕が不在の時もよく来るらしい。「やっと会えた。全然居ないんですもの」と言われたりするから、相当な回数、訪ねて来ているようだ。

エホバの証人たちが家にやって来ると、大抵の人たちは追い返してしまうみたいだ。だって、怪しいから。だって、みんなそんなに暇じゃないから。
でも、僕はそんなことはしない。「暑い中大変ですね。お茶でもいかがですか?」とかね。

エホバの人たちが言っていた。
もうすぐ大洪水がやって来て世界は滅びるって。
みんなでノアの方舟に乗りましょうって。

最終的に、色々と話し合った結果、「僕はノアの方舟には乗らないので、エホバの方々だけでどうぞ」ということになった。

コロナウィルスがどれぼどのものか、僕にはわからないのだがね。
アメリカのシンクタンク「ブルッキング研究所」が発表したレポートによるとね。
各国政府の対応が適切でなかった場合、日本では57万人、全世界では6800万人が死亡するそうだ。

そんなことにはならないだろう。そんな事態にはなって欲しくはない。だがしかし、最悪のシナリオになる可能性はゼロではない。それもまた現実。

これは世界の終わりの始まりなのだろうか?
エホバの人たちは救済の方舟に乗りこんだのだろうか?

何はともあれ、みんな元気で。

世界最速のピョンピョン

2020-03-14 03:14:00 | Weblog



ハローハロー
と僕は言った

久しぶりだね
と君は笑った

ピースバードの修理に手間取ってしまってね
と僕は言った
相変わらず嘘が下手だね
と君は笑った

チョコレート色の夕陽のチョコレートは
本当のチョコレートではなくて
クリームクレンザーで落とせない汚れはないなんていうのは
ただの嘘っぱちでしかない

ハローハローと
僕は歌った

もう行かなくちゃ
と君は笑った

時速70キロで飛び跳ねるガンガルーを
時速72キロで飛び跳ねるジャックウサギが追い抜いていく

雨が降っても大丈夫だよ
僕の上着はゴアテックスだから

グイグイ来る看板。

2020-02-12 01:00:00 | Weblog
嵐山の隣に小川町という町がある。世界遺産登録をされたすごい町である。世界遺産に登録された町なんていうのは、日本に数えるほどしかない。すごいのである。

だがしかし、だがしかし、祝日に小川町の町中をテクテクと歩いていても、観光客なんてまったくいないし、「世界遺産」なんていう文字も目にしないし、まったくもって残念至極なのである。つまり、小川町という町は、まったくすごくない町なのである。
別にこれは、隣町の悪口を言っているわけではなくてな、「残念だなぁ」と、小川町の施策を嘆いているのである。

溢れるほどの自然と、古くて情緒のある街並みと酒蔵、安くて美味しい食べ物屋さんと世界遺産。そして全国に誇る有機野菜の産地。
観光客なんぞいくらでも呼べる、とはいかなくても、そこそこは呼べるはず。それだけのものは持っている。ポテンシャルはある。
でも、町は寂れきって、人影もまばら。賑わいとは縁遠い。にも程がある。

僕が思うに、小川町の町議会の議員なんてのは、ほとんどが保守派の年寄りでね・・・
僕が想像するに、革新的な意見も真っ当な意見も、ほとんどの保守派の年寄りに「反対!」って打ち消されてしまうんだろうなぁ・・・

とかね。

小さな町も、国も、同じ。

誰のためになんのためにやってんだ?

とかね。

まぁ、そんな話はいいとして。

小川町のかつての目抜き通りをテクテクと歩いていた。

「世界一旨え珈琲牛乳」という看板が目についた。

正確に書くと、「限定五杯、世界一旨え珈琲牛乳」。

どういうことだろうか?
謎である。
なぜ謎なのか?

それは、そこが、その店がラーメン屋だからなのである。

まぁ、書くのは自由だ。
世界一であろうがなかろうが、書くのは自由だ。
なんといっても、「旨え」というのは、主観だからね。
ミシュランが旨いといったものが絶対的に旨いというわけではない。

気になったから、道路を渡って、店の前へ行き、外から店内を覗いた。

メニュー表がある。
ラーメンのメニューがたくさん書いてある。まあな、ラーメン屋だからな。

一番下に書いてあった。

「世界一旨え珈琲牛乳、500円」

500円かぁ・・・。珈琲牛乳一杯500円。
・・・安くはない。

安くはないが、世界一旨え珈琲牛乳なら安い。

果たして、本当に世界一旨えのか?
そこが問題である。

どうするっかなぁ?と考えたが、気になって仕方がないので、ドアを開けてみた。

誰もいない。と思ったら、いた。おじさんがいた。

聞いてみる。もちろん
「世界一旨え珈琲牛乳、ありますか?」とね。

おじさんは言った。

「ないよ」

ないよ?
まあな、限定五杯だからな。

今日の分は売れてしまったのか?と聞いてみる。

おじさんは言った。

「今作ってるよ」

おっ、作ってるのか。

おじさんがさらに言った。

「出来上がるのは十日後だよ」

もはやわけわかめなのである。
謎なのである。

さらにおじさんは言う。

「出来上がっても、売る分はないよ」

さぁ、店を出よう。

すごく感じのいいおじさんだった。
旅先で会う旅人のおじさんのようなおじさんだった。嫌いじゃない。どちらかというと、好きである。

でも、謎すぎて、よくわからない。

再来週の木曜日くらいに行けば、もしかしたら世界一旨え珈琲牛乳を飲めるかもしれない。と推測する。可能性はないわけじゃないと推測する。

がしかし、やはり、謎すぎて、きっと飲めないと思う。

十日かけて作る珈琲牛乳。豆の焙煎から数えて十日らしいのだがね。まぁ、いいんだけどね。

嫌いじゃないおじさんだったから、また来ようと思う。
珈琲牛乳は飲めなそうだから、きっとラーメンを食べに来る。

無化調のラーメンらしい。きっと美味しいはずだ。

でもね、気になることが一つ。
メニュー表の一番上に書かれていたラーメンが、「トマトラーメン」だった。

うーん・・・そういう店には、あんまり行きたくないんだけどな。

小川町、面白い。小川町って、面白い。

山田正彦のブログを読んでみよう。

2020-01-23 23:50:00 | Weblog

一年くらい前に、堤未果という人の書いた「日本が売られる」という本を読んだ。

ホラー小説のように怖い本である。
ホラー小説は小説なので架空の話なのだが、この本はホラー小説ではないので、架空の話ではなく現実に起きていることが書いてある。なおさら怖いのである。

この一年間、この本に書いてある恐ろしいことが次々と実現されていくのを目の当たりにして・・・身の毛がよだっているのである。

こんな怖い国には住んでいたくない。
「よし、移住しよう」と、本気で考えていたりする。去年の中盤は、わりと真面目に台湾華語の勉強をしてみたりして。

だって、こんな腐った国に住んでいたくないんだもん。とか思ったりしてね。

食べ物の安全も水の安全も、種も苗も、海も森も土も、労働も医療も、そのほかのもろもろも、全部売られてしまった。もしくは売られようとしている。

誰が売ろうとしているのか?
それは、政治家と、それを支える官僚。と、そこにひっついている経済至上主義の団体。

なんでなのかなぁ?と思わざるを得ない。

大事なものを全部売り払って、何を手にしようとしているのかなぁ?と思わざるを得ない。

種苗法改定 自家増殖(採種)禁止法案というのが、今国会で審議されている。


北海道のめぐちゃんからメールが届いた。
実は、前出の「日本が売られる」の本は、めぐちゃんが送ってくれた。

この現実をどうやってみんなに伝えようかと考えているうちに一年が過ぎた。過ぎてしまった。

物事は、知っているか知らないか、知っていて受け入れるか知らずに受け入れさせられるのか、それこそが重要なのだと思う。

まずは知ることが大事だと思う。知ったあとは、各々が判断すればいい。

つくづく、知らない事だらけだと思う。

元農水大臣の山田正彦という国会議員のブログを読んだ。
「日本が売られる」と同様、この国の怖い現実が書いてある。

「日本が売られる」、山田正彦ブログ、両者に言えることは、怖いことが書いてあるが、そこには「未来への希望」も記されていることだ。
この世界は捨てたもんじやない。こんなにも頑張っている人がいる。ということも記されている。

以下、めぐちゃんからのメールを勝手に転載させてもらおう。
まずは何が起こっているのかを知ろうじゃないか。
この国で何が起こっているのかを知ろうじゃないか。


「一昨年種子法が改悪されて日本の固定種を守っていくことが難しくなりました。
そして今年は種苗法がいじられる。

元農水大臣の山田正彦さんのブログを読んでみてもらえませんか?
そして出来ればこの事を、山田さんのブログと合わせて多くの人に拡散して頂けないでしょうか?

農業に従事している人、政治に関わっている人、食べ物を扱っている人達もまだまだ知らない人が沢山います。

今やスーパーの75%が遺伝子組み換え食品で、粉ミルクにまで各メーカーほぼ全滅で遺伝子組み換え食品が入っています。

日本が終わってしまう。
安全な食べ物がなくなってしまう。

無駄な抵抗かも知れないけど、
日本を売り飛ばす人達に気持ち良くすんなりとそれをやらせてはいけないと思うのです。」

蝋梅は梅と書くが、梅科ではない。

2020-01-22 17:49:00 | Weblog


蝋梅の向こうに見えるジムニー号。

ジムニー号が帰ってきた。

関口モータースの関口さん曰く、「走ってみたけど、水温上がらないなぁ」

関口モータースの関口さん曰く、「水温は上がらないけど、ラジエター液が漏れてるな。どこから漏れてるかはわからないけど」

そんなわけで、二週間ほどの入院を終え、ジムニー号が返ってきた。
二週間の間、何の処置もされずにジムニー号が帰ってきた。

ラジエター液が漏れてるのならば、その原因を調べて直してくれても良さそうなものだが・・・そういうことはしない。

関口モータースの関口さん曰く、「ラジエター液の漏れがひどかったら、また持って来て」

うーん、まぁなぁ。

ジムニー号が帰還してから、しばらくして、ラジエター液の量をチェックした。
結構な量が減っている。これは、もう、ラジエター液のボトルを常時装備して、足し足し乗らなければならないなぁ・・・と。ラジエター液、そこそこの値段がするのである。

5リッターのラジエター液を買った。

前回のチェックから三日が経ち、再びラジエター液をチェックしてみる。

あれ?減ってない。全然減ってない。

直ったのか?

直ったのか?ジムニーちゃん。

今のところ、今日のところは、そんな感じです。はい。




に、に、に、に、に、

2020-01-03 23:55:00 | Weblog


お雑煮といえば・・・三つ葉。

三つ葉は高いんだな。知ってる?

三つ葉は高いから、我が家の裏をプラプラと探す。
「三つ葉、あるかなぁ?」

最近、大家さんが草刈りをしたようで・・・三つ葉があったとしてもかられまっているような・・・そんな雰囲気。

桜の木の下をキョロキョロと探す。
「三つ葉、あるかなぁ?ないかなぁ?」


そんなわけで、明けましたね。
2020年になりました。

2020年になんて・・・ずっと先だと思っていたのに、あっという間に2020年に・・・なっちゃうもんですね。

1999年の大晦日を思い出したりして。
路上ライブを本格的に始めたのが1999年の夏だったりして。その年の大晦日は、大宮の路上でファンと共に、なんて企画をやってりして。中学生の女の子が酒を飲み倒して救急車で運ばれたりして、大騒ぎになったりして。付き添いで救急車に乗って行ってくれたジェイムスが、中学生の女の子の父親に殴られたりして。あれ?それは2000年の大晦日だったかな?とか思ったりして。

まぁ、とにかく、あれから20年。に、に、に、に、に、20年。

大袈裟ではなく、何千人もの人と出会った。話した。唄を聴いてもらった。

全ての瞬間を・・・その瞬間の全てを覚えているわけではないけれど・・・僕は想うのだな。

・・・みんな、元気かな?

20年が経って・・・みんな元気かな?

「僕は元気だよ。
最近は『カンガルー』の唄をリリースしたりしてね」


「あっ!あった!三つ葉!」

大家さんの草刈り機の刃から逃れた三つ葉を発見。

ふふふ。タダの三つ葉。ゲット。

とかね。
そんな感じでね。
今年もよろしくお願いします。