今日は満月。五月の満月は、フラワームーンと呼ぶらしい。アメリカの先住民たちはそう呼んでいたらしい。かつてのアメリカの先住民は英語を使ってはいないから、本当のことを言うとフラワームーンとは呼んではいなかったはずだが、そういう細かいところは別にいい。
日本では昔から、月にはウサギがいて餅を突いていると言う。
そう、五月だろうが何月だろうが、ずっと餅を突いているんだよ。
満月を眺めながら、僕は何をしているかというと・・・今夜も落花生を剥いている。
今夜は寒い。冷える。なんだ?この寒さは。なんなんだ?この寒さは。なんで、こんな寒い夜に落花生を剥いているんだ?
みんなは元気にしているのだろうか?
変なウィルスにやられたりしていないたまろうか?
変なウィルスのせいで精神的にやられたりしていないだろうか?
心配だ。
ちなみに僕はというと、政府の無能さとその政府を信任し続けるこの社会に発狂しそうになったので、一切のニュースを遮断することにした。自己防衛の手段である。遮断、手段、と韻を踏んでいる。ちょっと洒落ている。
だから、この一ヶ月間、この世界がどんな風になっているのか、知らない。ほとんど知らない。少しは知ってる。
伊坂幸太郎の小説に「終末のフール」という作品がある。
こんな時世になって、僕は「終末のフール」を思い出す。すごく昔に読んだ本なのに、今、すごく思い出す。
僕は誰になりたいか?
僕はどんな風に生きたいか?
たぶん、そんなことを試されているような気がしてならない。
ステイホームのご時世、なの?知らないけど。
暇を持て余している人がたくさんいるご時世、なの?知らないけど。
くれぐれも発狂などしないように、気をつけてくださいね。
山本太郎が総理大臣になればいいのに。
明日は、終末のフールを読み直そう。
きっと、記憶の中の話と、だいぶ違ってると思うんだな。
僕の脳みそは、そんな風に出来ているから。ふふふ。