ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

仕事納め。

2017-12-31 07:31:17 | Weblog
まさか・・・のまさか。年賀状を書くのに7時間もかかるとは思わなかった。ほんとにもう、全然予想外。
まいった。疲れた。ははは。まさかの31日の朝。
今、郵便局のポストに投函して来た。まさかの31日の朝。

大晦日じゃん。・・・まぁ、いいんだけど。

毎年のことなんだけど。大変なんだけど。楽しかった。
一年に一度、古い友人の顔を思い浮かべながら何かを書く。なんだか、この行為はいい。嫌いじゃない。

まぁ、そんなわけで、やっと年賀状を書いた。

あぁ、今年も終わりだ。
2017年が終わる。
平成29年が終わる。

どんな一年だったかな?
たくさん笑いましたか?
新しいことを始めましたか?
たくさん失敗しましたか?
去年とは違う一年でしたか?

激動の一年だった人は、良しとしましょう。
平穏な一年だった人も、良しとしましょう。
退屈な一年だったという人は・・・うーん・・・まぁ、良しとするかな。
泣いてばかりの一年だったいう人は・・・うーん、まぁ、良しとしちゃおう。

とにかく、とにかく、みんな、この一年を無事に生き抜いたということだ。生きた・・・それだけは、まげようのない真実だ。

偉い。
頑張った。
良くやった。
褒めてあげよう。

僕らはきっと、一秒一秒成長している。
昨日より今日、今日よりも明日・・・僕らはきっと成長している。

だからきっと・・・新しい一年は素晴らしきものになるだろう。

今年一年間、どうもありがとう。
みんなに支えられて過ごした一年でした。
ブログを読んでくれる人。
コメントをくれる人。
ツイッターでいいねをくれる人。
ライブに来てくれる人。
CDを聴いてくれる人。
応援してくれる人。

こんな僕と関わってくれてありがとう。

シングチルドレンに告ぐ。

「新しき目標を立てろ」

僕の新しき目標?
うんとねぇ・・・

旅に出る!

うん?どこが新しいんだ?いつもと変わらない?

そうそう。
僕なんぞは、そんなものですよ。
だって、ただただ旅に出たい。
そういう人なんですもの。ははは。

笑顔で、新しい年を迎えましょう。
少しの感謝と大きな期待と共に。
さぁ、僕らは行こう。
ここから、また、新しい海原だ。
ここからまた、新しい、荒野だ。

#8 懐かしさを、そこに込めて。

2017-12-29 08:27:25 | Weblog


今日の夜明け。
早起きして、散歩しながら写真を撮った。

昔の仲間内で開催された、曲作り選手権という企画の中で、僕は二週間で20曲、作曲をして作詞をしてレコーディングをして発表した。そのほとんどの曲は、ブリリアントジョークスというアルバムに収録された。その中の何曲かは、ストリートアゲインというアルバムに収録された。
スターティングオーバーという曲は、アニーズガーデンのオータムンというアルバムに収録された。

僕の中のスターティングオーバー。
マコとシッシーと三人の路上ライブ、冬の路上ライブで演奏した印象が強い。
寒空の下で。三人の歌声が空を渡る。
指先の痛み、白い息、透き通る空気・・・どこまでも響き渡る歌声。

何もかもが懐かしいと感じるのは、路上から離れた時間を示しているのだろうか。
何もかもを懐かしいと感じるのは、三人で演奏することから離れた時間を示しているのだろうか。

またやりたいなぁ・・・と想う。

その時は、この曲から始めよう。・・・スターティングオーバー。

さぁ、年賀状を書こう。今日こそ。


「STARTING OVER」

Tell me why? It's in my life
寂しげな時の中で
あふれ出す優しさは 止めどなく流れていく
刻まれてく夜は速く 二人をのせて
哀しみばかりじゃないこの世界の幻を

Just starting over , you've got forever
ため息が涙に変わる前にGod bless
just starting over , we've got forever
永遠を信じられるのならば
もっともっと遠くへ行ける
Don't be afraid , Believe me

どんな日々を過ごしたら
たどり着ける場所がある?
意味もない壊れそうな幸せは崩されてく
だから忘れないでいて 過ごした日々を
どんなに離ればなれになっても さり気なく

Just starting over , you've got forever
ためらわず心のまま行けばいい
just starting over , we've got forever
やがて訪れてくる朝を待って眠ればいい
Believe me



#7 パクリの王様、現る現る。

2017-12-28 05:40:40 | Weblog


年賀状を書かなくちゃいけない。と思っている・・・ここ数日。
今年は長い旅に出かけていないから、いい写真がないな・・・と書き渋っている。
今年は何があったというわけでもないから、書くこともないなぁ・・・と書く気が起きないでいる。
でも、早く書かないと・・・あと四日で今年が終わってしまう。と焦っている。ふりをしている。ははははは。
毎年、年の瀬は、こんな風に過ごしている。きっと。

だいぶ前に、年賀状を書くのをやめてしまった。やめている間に、年賀状でしか連絡を取らなかった人たちと疎遠になった。年賀状でしか連絡を取らないということは、もともと疎遠だったということなのに、その疎遠度が深まってしまった。

何年か前から、再び年賀状を書き始めた。
「年賀状が届かなくなったら、僕は死んだということだから。そこんとこよろしく」という気持ちで書き始めた。
だから、書かねばならぬ。死にかけ人形ちゃんから復活を遂げた僕の、これは義務みたいなものだ。

さぁ、書こう。ワクワクしながら書こう。決して、面倒なことなんかじゃない。ははははは。


SMAPというグループが新曲を出した。もうずっと昔の話。
SMAPのその新曲は、free birdというタイトルだった。
フリーバード・・・かっこいいねぇ、と僕は思った。
僕はSMAPのファンではないので、その曲がどういう曲か、よくは知らない。サビは知ってる。フリーバード、フリーバード。

その頃、僕はいつも唄を作っていた。
「フリーバード、かっこいいねぇ」と思った僕は、フリーバードみたいな唄を作ろうと考えた。
ここが肝。
フリーバードの曲のような唄ではなく、タイトルがフリーバードみたいな唄、だということ。
ここが肝。
そんな奴がいるのか?
いる。ここにいる。

唄のタイトルはフリーバードからパクって、クライバードに決めた。
おぉ、なかなかかっこいいタイトルじゃないか。と僕は思った。
かっこいいからパクって付けたタイトルなので、そのタイトルに意味はない。

タイトルを決めてから歌詞を書き始めた。タイトルから想像を膨らませて歌詞を書いた。こういうことは、あまりない。
歌詞の中にちゃんも鳥が出てくる。鳥は出てくるが、クライバードという言葉はどこにも出てこない。ははははは。

聴くとね、なんとなくしっくり来るんだよ、このタイトルが。
聴くとね、「あぁ、クライバードって感じ」と思えちゃうんだよ。
面白いね。不思議だね。ははは。

つまりこの唄は、SMAPがいなければ生まれなかった唄だということだね。
SMAPに心から感謝です。


「Cry Bird」

二人夢の果てを 愛の儚い夢を
風が揺らしてく
出逢いは夢心地 揺るぐことない気持ち
信じあえたfallin'love

ただの巡り逢いを we make リアルに
手を握って 寂しいって泣いてないで
Are you ready to go over there?

I wanna love you
空高く飛ぶ 鳥たちの夢の名残だけ
Can't see まだ見えない 愛しても足んない
星のきらめく夜空の果て

汚れゆく運命だって 信じあえぬ感情だって
I know that nobody knows
闇を切り裂く声と 空を渡る雷鳴に
包まれて眠ってる

愛の夢に溺れ you make一夜のsmile
抱きしめて 消えないで離さないで
Are you ready to go over there?

I wanna love you
傷ついた 虹色の鳥の鳴く声が
I seeこの胸に you see響くから
星の見えないこの闇の果て

最後の願いを雨の雫に
流されて海にたどり着けたら
It's my wish

I wanna love you
空高く飛ぶ 鳥たちの夢の名残だけ
Can't seeまだ見えない 愛しても足んない
星のきらめく夜空の果て

悲しくて言えなくて

I wanna love you
傷ついた 虹色の鳥の鳴く声が
I seeこの胸に you see響くから
星の見えないこの闇の果て


#6 ど田舎より愛を込めて。

2017-12-27 06:59:28 | Weblog


年の瀬だなぁ。たぶん。
年の瀬でしょ?
とう?どんな感じ?
ここはさ、スーパーな田舎だからさ、あんまり人もいないし、クリスマスも年の瀬も感じない。雰囲気がないんだよ。いつだって普通。普通の田舎。そんで、おれは、ここのそういうところが好き。キラキラもしないけど、あくせくもしない、ここのそういうところが好き。

今年ももうすぐ終わるんだね。

実は、最近、インスタグラムを始めた。ははは。
空の写真をギトギトに加工して載せたりしている。
楽しいのか楽しくないのか、僕にはまだわからない。ははは。
写真を投稿するだけってのがどうもピンと来ず、こうしてウダウダと文章を書いている方が、僕には向いているのかもしれない。と思ったりしている。

写真を載せるだけじゃつまらないので、詩を書いたりもしてみた。でも、そうすると、インスタグラムじゃなくて、このブログに書けばいいだろ?ということになり、自分自身、混乱状態に陥ってしまうのである。ははは。

空の写真はたくさんある。いくらでも載せられる。
空の唄もたくさんある。いくらでも歌える。

大好きな空の唄を一曲。


「遠い空」

操車場に響くクラクション 言葉少なにうつむいている君
(僕はそっと君の)手を握っていた

舗道に咲く小さな花を見つけて しゃがみ込み笑った君を
(月明かりが優しく)抱きしめていた

幼き夢 行き止まりの夜の橋で 立ちつくす僕は

大切な人 その涙を拭えずに手を放した僕が
君のためだけに歌ってる
この声がなくなるまで君に届け

散り往く運命を知っているかのように咲き誇る花が風に
(吹かれて涙一粒)零れ落ちた

僕の手を強く握り返して 最後にそっと笑った君が
(最後の微笑みが)今も離れない

ただ遠き日々 僕が選んだ夢の果てで 振り返る僕は

大切なもの それさえも分からずに君を失った僕が
君のためだけに歌ってる
遠い空を見上げてる君に届け

泣かないと交わした約束・・・破った

大切な人 その涙を拭えずに手を放した僕が
君のためだけに歌ってる
大切なもの それさえも分からずに君を失った僕が
君のためだけに歌ってる

#5 本物のサンタクロースは、サイズなんて聞かない。

2017-12-26 00:25:05 | Weblog


メリークリスマス。日付は変わったけどね。

僕の知り合いの大工さんが言った。
「あぁ、宝クジ当たんねぇかなぁ〜」

僕は聞いた。
宝クジが当たったらどうすんですか?

知り合いの大工さんはちょっと考えてからこう言った。
「うーん・・・毎日パチンコをして過ごす」

当たんなくていいじゃん、バカ。と、僕はつぶやいた。


今日、僕の家にサンタクロースがやって来た。

クロネコヤマトの制服を着て変装していたけれど、たぶんあれはサンタクロースだと想う。

差出人の名前を見たけれど、覚えがない。サンタクロース慣れしていない僕は・・・ちょっと怖いな・・・と想った。

届いた包みを目の前に置いて、ちょっと眺めていた。誰だろう?中身はなんだろう?

届いた包みをテーブルの上に置いたまま、キッチンへ行き、お湯を沸かして珈琲を淹れた。包みの中身はなんだらうなぁ?

淹れた珈琲を飲みながら、少し考える。何かなぁ?警察に届けた方がいいかなぁ?どうすっかなぁ?


もしも僕がお金持ちになったとしたら、万が一僕がお金持ちになったとしたら、僕はサンタクロースみたいになろうと想う。
色エンピツとか、シールとか、ミニカーとか、お人形さんとか、子供たちにあげよう。困っている人や、寂しい人にもなんかあげよう。

みんな、喜ぶかなぁ?怖がるかなぁ?


包みの中身は、シャツだった。サイズはLLだった。
「あははははは!」と僕は笑った。
「サンタクロースが来た!」と僕は笑った。
シャツを着てみたら、やっぱりブカブカに大きかった。LLだから。
ブカブカのシャツを着たまま、一日を過ごした。
嬉しいなぁ、ヒャハハハ、とつぶやきながら一日を過ごした。


後になって、メールが来た。

「うちの父が勝手にシングさんに何かを送ったらしいんだけど・・・」

サンタクロースの正体は、知り合いのお父上であった。

そのお父上、この前のライブに来てくれた。初めてお会いした。

僕のサンタクロースになってくれたってことは、僕のライブを楽しんでくれたのかもしれないな。

嬉しいなぁ、ヒャハハハ、と笑いながら、一日を過ごした。

そんな僕のクリスマスの一日。


「ジュピター」

僕は高層ビルを見上げながらつぶやいた
まるで空を突き刺して 神様に挑んでるみたいだ

地下鉄のホームに吹く風に飛ばされないように
何千人の憂鬱に軽く会釈でこたえてみたんだ

張り巡らされた蜘蛛の巣の上迷ってしまって
上昇気流に乗ってとりあえず君を助けに行かなくちゃ

雲を突き抜け行こう 君の愛載せて行こう
悲しい夜は自由に 月まで続くハイウエイを行こう
宇宙ロケットで行こう 君の愛載せて行こう
遥か彼方にはジュピター
思い出に残る千回目のキスを

トランキライザー含んで ゼリーでランチを済ませて
微熱の身体引きずって 少々ノイローゼ気味の僕ら

有給休暇をとって あてのないまま彷徨って
疑問符だらけのステイタス 僕らはどこへ向かって行くのだろう

誰かの手で編まれていく 運命の糸断ち切って
包囲網かいくぐって とりあえず君を迎えに行かなくちゃ

カシノドライブで行こう 君の愛載せて行こう
気ままな朝はフレンチトースト ミルクたっぷりカプチーノの午後
最新型エクスキューズと 君の愛載せて行こう
遥か彼方にはジュピター 羅針盤の上軽やかなダンスを

ヒッチハイクのウサギを月の海で拾って
自動操縦に切り替えてしばしの宴に酔って

雲を突き抜け行こう 君の愛載せて行こう
悲しい夜は自由に 月まで続くハイウエイを行こう
宇宙ロケットで行こう 君の愛載せて行こう
遥か彼方にはジュピター
思い出に残る千回目のキスを


#4 ペテルギウスは眠らない。

2017-12-25 05:11:27 | Weblog


冬の星座、オリオン座。
オリオン座の腕のところにペテルギウスはある。
ペテルギウスではなく、ベテルギウスが正式だという。
英語の発音だとビートルジュースになったりもする。
でも、そんなことは関係ない。
この唄は、ペテルギウスの憂鬱という名前の唄だ。

空を見上げる。そこには雲があったり星があったり月があったり。
いつ、空を見上げる?
それは、きっと、少し悲しい時だったり、少し憂鬱だったり、少し落ち込んだりする時だったり。

なぜ、いつも空を見上げない?
それは、悲しくもなく、憂鬱でもなく、落ち込んでもいない時は、空の存在を忘れてしまっているから。

僕は、仕事の休憩中、カレンダーばかりを見ている。なぜかずっと、カレンダーだけを見ている。たぶん、きっと、仕事を辞める日まであと158日・・・とか、ずっと数えているのだと思う。馬鹿みたいにずっと、カレンダーを見ている。
そして、仕事を辞めると、カレンダーなど一切見なくなる。カレンダーの存在など、忘れる。

それと同じ?
違うの?

なんでもない時に空を見上げるのは素敵だ。
ふと、なんの意識もなく空を見上げた時、そこに星空や、三日月や、水色の空や流れる白い雲があったりすると素敵だ。

「やぁ、ハロー!」と声をかけたくなる。

空はいつもそこにいてくれる。
月も星も太陽も雲も、いつも、どんな時もそこにいてくれる。

なぜだろう?

きっと、優しいからだと、僕は想う。

優しさに包まれることを忘れなければ、きっと僕たちは、大丈夫だ。

僕は、そう想うよ。

さぁ、泣かないで。
僕が歌ってあげるよ。
今夜も空に浮かんでいる、ペテルギウスの唄を。


「ペテルギウスの憂鬱」

風の行く先を知ってますか?
冬の星座を知ってますか?
僕の知ってる事は残らず全部君に教えてあげたいんだ
僕の行く先を知ってますか?

あの月を君のために獲ってきてあげたい
星を集めて首飾りを作ってあげたい
でもね、僕にはそんなことできっこないんだ
ごめんね、僕には何一つできやしないんだ

でも君に逢いに行きたいんだ

君に逢えれば僕はそれだけでいいんだ
君が笑ってくれればそれだけでいいんだ
欲を言えば・・・優しいキスをください

君の好きなチーズケーキように
君の好きなイチゴのように
僕もそんなものになって君を溶かしてしまいたいんだ
空に輝くペテルギウスのように
神話の中のオルフェウスのように
君が寂しい夜には僕が守ってあげたいんだ
でもね、僕にはそんなことできっこないんだ

それでも君に逢いに行きたいんだ

君がそばにいてくれればそれだけでいいんだ
君がちょっと笑ってくれればいいんだ
欲を言えば・・・優しいキスをください

そして僕は神様を探すんだ
そして僕は天使の居場所を聞き出すんだ
君の胸を撃ち抜くキューピットの矢を見つけ出すんだ
何から何まで嘘なんかじゃないよ・・・僕は本気さ

君に逢いに行きたいんだ

君に逢えれば僕はそれだけでいいんだ
君が笑ってくれればそれだけでいいんだ
君に逢えたらジョークも控えめにするんだ
君に逢えたらずっと手をつないでいるんだ
君に逢えたら二人で流れ星を探すんだ
君に逢えたら・・・君に逢えたら・・・
君に逢いたい・・・逢いたいよ
欲を言えば優しいキスを・・・ください

#3 サンタクロースの唄。

2017-12-24 06:59:50 | Weblog


何が好きなの?って聞いたら、君はこう答えた。

「・・・サンタクロース」

サンタクロース?
サンタクロースかぁ・・・
サンタクロースねぇ・・・
サンタクロースじゃ、唄は出来ないなぁ。
唄の中にサンタクロースを登場させたら、それは絶対にクリスマスの唄になっちゃうじゃないか。

ふーん・・・サンタクロースねぇ。
なるほどねぇ・・・サンタクロースねぇ。
今年はサンタクロース・・・来るかなぁ?
最近、全然来ないよなぁ、サンタクロース。
今年は来るかなぁ・・・サンタクロース。

冬の街をテクテクと歩きながら、僕はずっと、そんなことを考えていた。
そして、白い息を吐きながら、頭の中を巡ったのは・・・こんな唄だった。
家に帰って、紙に書きつけた言葉の羅列の一番上に「冬の街」と、タイトルを刻んだ。

そして、「サンタクロース・・・ちゃんと入れたよ」とつぶやいた。


「冬の街」

冬の街を歩いていると なんだか寂しくて涙が出るんだ
空にはほら雪がねチラチラと墜ちてきて 切なくて君の事思うんだ

神様の足音が聞こえてきそうなこんな夜には
星のない暗い夜も街灯の明かりも 優しく見えるんだ

君に逢えない夜には 僕の歌声を届けてください
街のざわめきの中で君が一人迷わないように
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で


二人でいると手をつないで肩寄せて歩いて 温もりは温かくて優しくて
サンタクロースが好きなんだ? 君らしくていいよね
僕もやせっぽちのサンタクロースになれるかな?

どんな言葉よりもほんの少しの笑顔があればいい
足早な人波も賑やかな街並みも 愛しく思えるんだ

君と二人の夜には 終わることのない時間をください
街に降る雪の中に二人の足跡を残して行きたい
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で

寒い夜は電話をかけたくて 声だけ聞きたくて 考えてやめたんだ
「元気にしてる?」「何してる?」「寒くない?」
くだらない言葉しか 思いつきはしないから


君に逢えない夜には 僕の歌声を届けてください
街のざわめきの中で君が一人迷わないように

君に逢えなくて逢いたくて募る恋しさを届けてください
寂しがり屋の君の泣き声を僕だけに届けてください
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で
こんな冬の街の中で


#2 スリーフィンガーの三日月

2017-12-23 01:48:03 | Weblog


ライブの週に、しゅうちゃんが我が家にやって来た。何をしに?遊びに。

夕飯はみんなを呼んで焼肉屋へ行こうとしゅうちゃんが言った。
僕は、しゅうちゃん縁のみんなにメールを送った。「月曜日にしゅうちゃんが来るんだよ。しゅうちゃんがみんなに焼肉を奢るから来いって言ってるよ」といった具合のメールである。

そう、月曜日である。平日である。誰も来ないのである。ははは。
きっと、昔だったら集まった。平日だろうが夜中だろうが、集まった。でも、今は昔ではないから集まらない。

やばいなぁ。誰も来ないなぁ。まいったなぁ。しゅうちゃんが悲しむよ。。。
でも、大丈夫。エムケイはいつだって来てくれる。エムケイは、昔から、どこへだって来てくれる。

エムケイの仕事終わりの時間まで時間があったので、我が家の前の道路で一時間ほどキャッチボールをした。怪我以来、初めてボールを投げた。結構大丈夫だったよ。徐々に復活です。徐々に復活して、大谷翔平君を追って渡米します。

しゅうちゃんが言う。よし、風呂へ行こう!
風呂へ行こう!とは、温泉へ行こうという意味である。
僕らは隣町にある玉川温泉へ向かった。玉川温泉レトロの湯とかいっちゃって、結構洒落てる。お湯もいい。半額になる夜の8時過ぎだったら、何度か来たことがある。この日は、しゅうちゃんの奢りだから正規料金で昼間から入れる。

温泉に浸かった後で、エムケイへメールを送る。「仕事が終わったらメールして」といった具合に。

メールが来るまでノンビリと、ハンモックに揺られてくつろぐ。ハンモックは0.1トンのしゅうちゃんの体重も、しっかりと支えてくれている。ユラユラユラユラ。

エムケイからメールが来た。
「着いたよ?あれ?いないの?」

エムケイが仕事場を出たらこちらも出て、ちょうどぴったんこ、という計算が崩れる。
行かねば!「さぁ、しゅうちゃん、行くよ!」僕はハンモックを飛び出る。

「さぁ、しゅうちゃん、行くよ!」
「ねぇ、しゅうちゃん、行くってば!」
「おい、こら!」

ハンモックに座ったままのしゅうちゃんが言う。
「・・・起き上がれない・・・しんぐ、起こしてくれ・・・頼む」

の写真。

100キロオーバーの一人は、ハンモックに乗る時は気をつけてね。の写真。


三日月の夜を。趣向を変えて、スリーフィンガーで弾いてみた。
今回のライブに向けて、練習をし始めた時、最初に浮かんだアイデア。
前日まで、演るか演らないか、悩んだのだけれど、演って良かった。

ちょっとスローになった三日月の夜、いつもよりもちょっと気持ちを込めて、ハスキーに歌えた。


「三日月の夜」

暇を持て余して一日中寝そべってたよ
僕にとって大事に想う物を考えながら
君しか出てこなかったんだよ

僕と過ごさない一日君はどう過ごしてるの
雨の日はバスに揺られながらため息をついてるの
街の風に吹かれて

背中にしがみついた君はもう泣かないなんて言って
壊れたオルゴールみたい君の影だけが踊り続ける

こんな夜は三日月が落ちて来て僕の胸に刺さるよ
君に逢いたくて君に逢いたくて君を抱き締めたくて
この唄声は空にさえも届かない
そこら中に星が落っこちて来て大事な物壊してく
君に逢いたくて君に逢いたくて君に逢いたくて
気紛れな猫は今夜も消火栓の上に座って朝を待ってる

迷子の子猫みたいに寂しそうな瞳をしてるの
誰かの言葉に傷ついて一人ぼっち待ってるの
誰も分かってないよね

茶色い髪もピアスも指輪もネックレスも新しい洋服も
何一つ君をHAPPYな気持ちにさせやしないから
僕が守ってあげるよ

眠たい目こすりながらもう帰らなきゃって言って
壊れたオルゴールみたい君の影だけが踊り続ける

こんな夜は三日月が落ちて来て僕の胸に刺さるよ
君に逢いたくて君に逢いたくて君を抱き締めたくて
この唄声は空にさえも届かない
そこら中に星が落っこちて来て大事な物壊してく
君に逢いたくて君に逢いたくて君に逢いたくて
気紛れな猫は今夜も消火栓の上に座って朝を待ってる


#1 霧が立ち込める町。

2017-12-22 00:55:23 | Weblog


12月です。ディッセンバーです。
寒いです。
嵐山、マイナス3度です。

昨日までは、寒かった。
今は、暖かい。

なぜならば、透明ビニールの壁を作ったから、
どこに?
薪ストーブのまわりに。

実は、今出来上がった。
実は、今から暖かい。
つまりは、マイナス3度の中で、ストーブも点けられずに、ただただ白い息を吐きながら・・・寒かった。死ぬかと思った。おれは北海道にいるのか?と思った。

で、今は暖かい。ピューっと冷たい風が吹いても、透明ビニールが防いでくれる。それだけで、とても暖かい。
今、おれは、北海道の家の中にいる気分だ。

実のところ、正直に言うと、ビニールは洗濯バサミで留めてある。
つまり、明日になって大風が吹いたら、ぜーんぶ飛んでいってしまうかもしれない。さよーならー透明ビニール。

でも、いいんだ。そんなのはいいんだ。壊れたらまた作ればいい。失敗したらまたやり直せばいい。最初から出来る人なんていないんだ。完璧な人なんて退屈さ。僕は適当人間だから、洗濯バサミで留めるんだ。そんで全部飛ばされて、さよーならー透明ビニール。そんで、泣くんだ。僕は泣くんだ。

ところで、ライブレポを待っている人がいるのかもしれないと、そんな想いが心をよぎったりする。
でも、ライブレポはもう書いた。セットリストとともに書いた。
前々回と前回は一曲ずつ書いたけど、それは、特別なことであって、今回も書くとは限らない。つまり、いつまで待っても、一曲ずつレポは書かれないんだよ?知ってた?

とかね。

今年も京都の紅葉を観に行けなかった。残念だ。今年の紅葉はどうだったんだろう?

京都のはずれのほばほぼ奈良ってところに、笠置っていう町があって、そこにキャンプ場がある。僕は、そのキャンプ場を「テンペルとタットルの村のキャンプ場」と呼んでいる。
朝、眼が覚めてテントから外へ出ると、必ずといっていいほど、辺り一面に霧が立ち込めている。

いしいしんじの小説に、「プラネタリウムのふたご」というのがある。
テンペルとタットルは、その物語の主人公。テンペルとタットルが住む町には、いつも深い霧が立ち込めている。

京都の紅葉は、12月が見頃だ。
僕はいつも、寒い寒い12月に、霧が立ち込めるテンペルとタットルのキャンプ場にいた。
そして、こんな唄を作ったんだ。

あっ、始めちゃった(T_T)


「ディッセンバー」

僕たちは見えない未来 探しては手を繋いで
緩やかな坂道を上るみたいに ゆっくりと歩いた

旅立ちが雨降りなら 傘をさして君を守る
普通だけど少し素敵だと思わない?君は聞いて僕は笑う

逢いたくて君を探していた
逢いたくて君を歌っていた
こんな風に
指先の冷たさと
ビルの谷間に吹き抜けていく風と
この僕と

この街で朝を待って 少しだけ眠ろう
君の好きな物語の中のような 霧が立ちこめる
星空には色をつけて 遊んでたら怒られた
手を繋いだままどこまでも行けるなら 可愛いよねこのままで

泣き出した君を捜していた
逢いたくて君に歌っていた
こんな風に
子猫みたいな泣き声と
柔らかな風になびく君の髪と
この僕と

逢いたくて君を探していた
逢いたくて君を歌っていた
こんな風に
指先の冷たさと
ビルの谷間に吹き抜けていく風と
泣き出した君を捜していた
逢いたくて君に歌っていた
こんな風に
子猫みたいな泣き声と
柔らかな風になびく君の髪と
甘えた声と泣き虫な横顔と
少し背伸びして大人ぶる笑顔と
星が流れた瞬間のささやきと
毎日に訪れる君のすべてを
この僕と

僕たちは見えない未来 探しては手を繋いで
緩やかな坂道を上るみたいに ゆっくりと歩いた

ボクノフユジタク。

2017-12-20 18:19:47 | Weblog


冬支度は、冬になる前にしなければならない。冬になる前にするから、冬支度。

北海道喜茂別にある雪月花廊に、秋に訪れた。
僕が滞在した四日間。宿の人と常連客が総出で毎日毎日、冬用の薪作りに精を出していた。

薪、そんなにいるのかなぁ?
僕は尋ねた。

宿の主人は答えた。
「冬に薪がなくなるってことは、命がなくなるってことだからね」

これが冬支度。

瓦屋の親方がメールをくれた。
「薪、大丈夫?」

今年は、運良く薪がある。近所の神社の境内に伐り出した丸太ん棒が積んであって、それを頂いてもいいということになっている。
50キロもある丸太ん棒を必死で車に積み込んで、10回くらい往復したので、薪はそこそこある。

僕は親方に返事をした。
「薪はいくらあってもいい。薪、欲しい」

そんなわけで、僕の冬支度。大里という名の熊谷に吸収合併されたほぼほぼ田んぼしかない田舎町大里へと、ジムニー号を走らせた。ビューン。

小川町の畑のそばの畑の知り合いの竹島さん、通称ドクトさんがいつか言っていた。
「農家やるなら軽トラくらい買えよ」

僕は答えた。
「野菜を育てたいだけなのに、なんで車を買わなきゃいけないんだよ?」
もちろん、心の中で。

だがしかし、農家をやるならではなく、田舎に住んで田舎暮らしをしたいのならば、軽トラは絶対に必要だと思う。生活の端々で実感する。

大里に着いて、廃業した造園屋の置き場で、親方と薪になりそうな木を物色。結構ある。いい薪がたくさんある。
だがしかし、ジムニー号は小さい。乗る場所も狭いが、荷台も狭い。なぜならば、車の半分がボンネットだから。だからジムニー号はかっこいい。

そして、丸太ん棒が全然積みこめない。残念だよ、ジムニー号。

親方が言う。屋根の上に載せよう。

いや、それはちょっと・・・。

親方が屋根の上に丸太ん棒をガシガシと積んでいく。

荷台に積めないのだから、屋根の上に載せるのは仕方がない。だがしかしなのである。
大里から嵐山まで、20キロある。
不安定な丸太ん棒を載せて、渋滞する時間帯に20キロ・・・走りたくない。
丸太ん棒が崩れて、道路に散らばったりしたら、事故じゃ済まない。もうそれは、事件です。

田んぼの中を、丸太ん棒を屋根に載せた四駆のジムニー号は疾走する。ジムニー号、かっこいい。

持って帰ってきた丸太ん棒を薪の長さに切って、太い丸太ん棒は斧で割って・・・それはまた今度にしよう。

そんなわけで。今年の冬は・・・なんとか、命を落とさずに済みそうです。

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12/16(土)下北沢lown 「ブリキのライオンは今日も幸せです」

2017-12-20 02:37:07 | Weblog


何年か前の話。正確には、五年前になる。
ある女の子が泣いていた。ライブを観て泣いていた。
なんで泣いてんの?と聞くと、その女の子はこう答えた。

「アニーはね・・・わたしの青春だから。思春期を全部アニーで過ごしたようなものだから・・・嬉しくて・・・」

2006年12月。十一年前にアニーズガーデンは解散した。
2012年の夏、西川口ハーツにて五年半振りに一夜限りの復活を果たした。これはその時の話だ。

僕は、青春というものを侮っていた。
考えてみれば、その通りだ。青春時代にヒトは作られる。つまり、大袈裟に言うならば、青春時代こそ、すべてだ。
青春を侮っていた僕は、少し反省した。
こんなに喜んでくれる人がいるならば・・・いつまでも忘れないでいてくれる人がいるならば・・・また、やりたい。やってあげたい。

2013年の秋、大宮の小さなライブハウスでアニーズガーデンで歌った。アコースティックで、好きな唄を、みんなが聴きたい曲を、あますことなく。

それから、四年。

ボーカルのミホは、子育てもひと段落か?育休も明けて仕事を始めたらしい。
シッシーは二児の父であり、子育てと仕事で忙しく過ごしていることだろう。
マコは、連絡をしてもほばほば返事がないので、きっと元気に仕事を頑張っているのだろう。

きっと、今は、アニーズガーデンを招集出来る時期ではない。たぶん。きっと。シッシーは来てくれるだろうけど。

今回のソロライブのテーマを「我が青春のアニー」とした。あくまでも、我が青春のアニーである。つまり、僕のアニーという意味である。だから、僕が歌いたいアニーということだ。もちろん、歌い足りるなんてことは決してない。まだまだ歌い足りない。
みんなもそうだろう。あれも聴きたいこれも聴きたいもっと聴きたいと、それぞれあるだろう。

演奏したアニーのナンバー、13曲。
とりあえず、これが、2017年12月時点の、我が青春のアニー。


12/16(土)下北沢lown
「ブリキのライオンは今日も幸せです」

1.ディッセンバー
2.三日月の夜
3.冬の街
4.ペテルギウスの憂鬱
5.ジュピター
6.遠い空
7.cry bird

8.starting over
9.rosetta
10.ささぶね
11.ひとひら
12.レモネード
13.honey
14.リトルムーン
15.虹

16.12月のライオン
17.ブリキのライオン
18.3gの奇跡
19.卒業 with mk
20.ジュークボックススター with mk
21.オヨグソラ
22.Queen Of Rumblefish

〜encore〜

23.message


帰宅ナウ。サンキューなう。

2017-12-17 02:38:00 | Weblog


帰りがけに恒例のらーめん。with MK。

無事に帰宅しました。
お疲れ様でーす。

来てくれたみなさん、どうもありがとうございました。
最終的に、神の声炸裂でした。あと30曲は歌えたと想う。

楽しかった。楽しい夜でした。

なんだか、とっても嬉しい夜です。
たぶん、みんながたくさん笑ってくれたからだと想う。たぶん、みんながたくさん泣いてくれたからだと想う。
ナイスな選曲だったと想う。いつもと違い過ぎて緊張してしまったけどね。
これぞ、「青春のアニー」。

あぁ、歌えて良かった。

あぁ、歌って来て良かった。

あぁ、みんなに逢えて良かった。

あぁ、みんなと出逢えて良かった。

なんだか、とっても幸せな夜です。

あぁ、ちょっと疲れた。

あぁ、ちょっと眠い。

また逢おうね。

どうもありがとう。

おかわりくん。

2017-12-16 16:08:32 | Weblog
エムケイが、「ミスドはコーヒーのお替りができるはず!」と言って、コーヒーカップを持って階下へ降りていった。
お替り、出来るのかなぁ?お替りするために、頑張って飲み干してたけど、出来なかったら笑える。

下北沢ナウ。

2017-12-16 15:43:26 | Weblog


さてさて、今日はライブです。下北沢lownで7時から。みんな来てね。

さてさて、もう下北沢にいます。早く着きすぎてしまった。エムケイと一緒です。

エムケイが無料のドーナツを貰いに行こうというので、ミスタードーナツへやって来た。

ポンデリングを貰った。それはいい。
コーヒーも頼んだ。それもいい。

トレーに乗ったコーヒーの量の違いが、ちょっと気になった。多い方をエムケイにあげた。

まぁ、それだけなんだけどね。