ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ベイビーベイビー。

2016-07-20 18:24:11 | Weblog


いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
このフェリーの今日の乗客はとても少ない。
いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
このフェリーの今日の収支は赤字だ、きっと。

いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
今日死ぬほど辛いことがあってたとしても、明日もそうとは限らない。
いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
今までもずっと、そんな風にしてここまで来たじゃないか。

いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
思うようにいく時といかない時、どちらが普通なのかは知らないけれど。
いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
その両方がなければ、その価値もなくなってしまうという悲しい話さ。

いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
明日の朝は雨らしい。きっと君の髪も僕の髪もはクルリンと丸まってしまうね。
いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
きっと、それが生きるってことなんだよ。そう、髪がクルリンと丸まってしまうことがね。

いい時もあれば悪い時もあるよ、ベイビー。
そう思わないかい?

ヘリポートは僕のベッド。

2016-07-20 18:09:48 | Weblog


360度の水平線。
ここはどこだ?
海の上なのはわかってる。
ここはどこだ?

甲板に寝転んで夕陽を浴びる。
さっきからもう何時間も
イルカを探しているんだけれど
イルカはいない。イルカは今日はおやすみ。

風はいい。
海は凪いでいる。
滑るように滑るように進む、船は。

甲板に出てきた人は少し驚く。
それは、ここがまるで、僕の部屋のようだからだよ。

甲板の真ん中に寝転んで夕陽を浴びる。
夕陽が眩しくて目を閉じる。
眠ってしまいそうだ。
眠ってしまいそうだ。
眠ってしまいそうだ。

バイバイ。アンド。ハロー。

2016-07-19 11:14:21 | Weblog


バイバイ九州!ってことで、今フェリーに乗っている。到着は70分後。到着するのは三崎港。

九州では、主に別府で過ごした。が、潰れてしまった阿蘇神社や、宮崎へも少しだけ足を伸ばした。
そんなこんなの出来事については、もうちょっと先に乗る、長いフェリーの中で書く。と思う。

とりあえず、温泉に15個入った、ということだけはお伝えしておこう。

あぁ、気持ちよかった。

今日は朝と夕方と夜。海門寺と永石と堀田。

2016-07-14 00:11:00 | Weblog


実は、九州、行ったことがないんです。
なんてこった・・・九州に行ったことがないなんて。

下関から見えた九州の地。

近い・・・九州はもう、目と鼻の先だ。
手を伸ばせば、届きそうだ。

でも、まぁ、今回は帰るか。。。と、普通はなる。

でも、まぁ、よし、行ってみるか、九州!と、なったりすることもある。

そんなわけで、ポイーンと九州の地を踏んだりするのである。

そんなわけで、今、大分県別府。二日目。

別府といえば、温泉。温泉がある、というよりも、温泉しかない。と言っても過言ではない。と信じてここまで来たのだけれど、予想をはるかに上回るほどに、温泉しかない。

僕は怪我をしているわけで、やはり必要なのは療養なわけで、つまり温泉があるということは「湯治なわけで、温泉に浸かるしかない、というわけなのです。

宿は、別府一の安宿。外国の方ばかり。どちらかというと、外国人しかいません。宿で働いている人も、みんな外国人。へへへ。ここは外国か?
ちなみに、宿では日本語が通じません。悪しからず。

タバコを吸う時は外へ出るのです。宿の入口前に腰をかけてタバコを吸うのです。
腰をかけていると、背中の方が熱くなってくるのです。なぜならば、そこに足湯があるからです。

街のそこら中に温泉があるのでね、足湯なんて誰も入りません。
別府駅の真ん前には、モニュメント風なオブジェがあり、そこは手湯になっていたりするのです。

うけるなぁ。

ここは・・・温泉天国じゃないか・・・。

剣豪はお風呂に入らない。

2016-07-13 12:26:35 | Weblog


もうちょいだけ宮本武蔵。

彦島にあるファミマのおばちゃんに、「巌流島が見たいんだけど、どこから見えるんですか?」と聞くと、「でしまつ」に行けば見えるという。でも、大して見えないよという。門司に行った方が良く見えるという。

よし、でしまつへ行ってみよう。

でしまつへ行った。でしまつとは、弟子待と書く。
もしかしたら、武蔵の弟子の伊織くんが、ここで武蔵の帰りを待っていたのかもしれないなどと思いながら歩く。

小さな小さな手書きの看板がある。
「巌流島眺望所こちら」

海沿いを歩いているのに、海が見えない。なぜか?
そこは、大手石油会社の社有地で、金網が張り巡らされており、太陽光のパネルなんぞが山ほど設置されているからである。
つまり、たぶん、武蔵が戦った巌流島など、さしたる価値がないと・・・そんな風に感じる。

小高い丘へ登る。道は泥。靴の裏にごっそりと泥がつく。

九州門司の山々が見える。街並みが見える。本州と九州を繋ぐ関門橋が遠くに見える。
関門海峡、彦島寄りにポッカリと浮かぶ島が見える。ファミマのおばちゃんは「よく見えない」と言ったけど、巌流島が良く見える。

「武蔵が戦ったのはあの島のどの辺なんだろう?」と、ぼんやりと巌流島を眺める。

武蔵が名人か名人じゃないか、それはわからない。

武蔵が好きか嫌いかと問われるなら、好きだと答える。

どちらかというと、巌流島の決闘以降の、武蔵の人生の悲哀が、僕は好きである。

おわり。

絶対に負けない剣豪。

2016-07-13 12:06:43 | Weblog
引き続き宮本武蔵。

日本人なら誰でもしっている宮本武蔵なのに、海外でもちょっとは有名な宮本武蔵なのに・・・宮本武蔵について書かれている本というのは、驚くほどに少ない。
なぜか?というのは前に書いた。資料が少ないからである。
少ない資料をフル活用して吉川英治が面白すぎる「武蔵」を書いてしまった。それが日本中に、いや全世界に広まってしまった。もはや、武蔵のイメージ像は出来上がってしまった。ここに来て、「本当の宮本武蔵」などという事実に基づいた宮本武蔵像は要らないのである。邪魔なのである。どちらかというと、そちらの方が異説になってしまうのである。馬鹿野郎扱いをされるのである。

冲方丁の「水戸光圀」という本の中に、晩年の宮本武蔵が登場する。
その武蔵がひどくかっこいい。悲哀を含み、ひどくかっこいい。
そこで武蔵に興味を持った。「武蔵」っていうのは、どんな人だ?

色々と探った結果、史実に基づいていると思われた冲方丁の本の中に出て来た宮本武蔵も、小説上のアレンジだと知りショックを受けるのである。

本当の武蔵は・・・どんなだったんだ?

まぁ、いい。

ここからが本題。

宮本武蔵についての数少ない史実。それは、巌流島の決闘。佐々木小次郎との決闘である。これは史実である。

昨日、下関を訪れた。

巌流島は、下関にある。下関の彦島の隣にポッカリと浮いているのが舟島、またの名を巌流島という。

見たいなぁ、武蔵が戦った場所。と思うのである。こりゃぁ、見に行くしかないのである。巌流島上陸クルーズなんてのもあるけれど、別に上陸なんてしなくてもいいのである。見たいのである。そこに武蔵が確かに生きたという足跡がある。

つづく。

剣豪ここにあり。

2016-07-13 11:42:07 | Weblog


宮本武蔵は名人か否か。宮本武蔵非名人説というものが根強くある。

宮本武蔵が名人であると、今の世に広めたのは吉川英治であると思われる。昭和の初めに「宮本武蔵」を刊行した。
吉川英治の宮本武蔵を原作に描かれているのが、現在も週刊モーニングで連載されている井上雄彦の漫画「バガボンド」である。

吉川英治の宮本武蔵。なるほどに面白い。面白すぎるほどに面白い。がしかし、面白すぎるほどに話が出来過ぎでなのである。つまり、脚色するにもほどがあるのである。
「やるなぁ、吉川英治」といった感が強すぎる。つまり、本当の宮本武蔵ってのは、いったいどんな風だったんだ?となるのである。
つまり、吉川英治の宮本武蔵は、吉川英治が作り上げた小説の中の宮本武蔵であって、まったくもって実在した宮本武蔵ではなさそうだ、と感ずるのである。

でもって、当の吉川英治が言っている。
「宮本武蔵を書くに当たって、史実と確信出来る文章など、10行ほどしかない」

昭和の初め、菊池寛と直木三十五が武蔵名人説と非名人説で対立した。直木三十五が吉川英治に尋ねた。「お主はどっちじゃ?」。吉川英治は答えた。「武蔵名人説かなぁ」。直木三十五は怒った。「なんじゃと!?ならば、武蔵が名人だったという説明をしてみんしゃい。世間に発表してみんしゃい」。
という経緯で書かれたのが宮本武蔵なのである。

でもって、吉川英治が正直に「ほぼほぼ脚色」と認めてしまっているわけであって、つまり、それは、武蔵が名人だったという証拠にはならない。

なぜ、そんなことになるのか?
答は簡単である。
武蔵は、とっても昔の人だから。とっても昔の一般人だから。剣豪という名の一般人だから。確固たる資料などない。

つづく。

いかなる戦争も・・・ダメだと思います。

2016-07-13 00:42:01 | Weblog


呉での買い物を無事に済ませて、呉名物の冷やし中華風冷麺を食べて、「さぁ、帰るっかな」とね。

うーん、このまま帰るってのもなんだよなぁ。とね。

じゃあ、どうするっかなぁ。とね。

で、昨日の夜は宇部に泊まった。

宇部に向かう途中で徳山に寄った。正確には宇部に行くつもりはなく、徳山からフェリーに乗って国東へ行ってみようかな?と思って、徳山に寄った。

徳山のフェリーターミナルで時刻表を見たら、松山行きのフェリーが出るのは4時間後で、4時間後のフェリーに乗ったら、国東に着くのは23時になってしまい、知らない街に真っ暗闇の23時に着くのはちょっと困るなぁと思い、フェリーに乗るのはやめた。

徳山のフェリーターミナルの外に、回天の実物大模型が飾ってあった。

回天って知ってる?

太平洋戦争で旧日本軍が開発した人間魚雷。
脱出装置のない魚雷に兵士が乗り、潜望鏡で敵艦の位置を見て突っ込む。命中率2パーセント。
空中の特攻は零戦。海中の特攻は回天。

戦争という狂気が生んだ、悲しすぎる残酷な兵器なのである。
その回天特攻部隊の基地が、徳山の大津島というところにあった。だから、徳山港に回天が飾ってある。

その回天の実物大の模型。実際、回天は巨大である。これに人間が乗り込んで敵艦に突っ込むと・・・想像しただけで身の毛がよだつ。

その回天の模型のすぐそばにポスターが貼ってあり、そこにはこう書かれてあった。

「自衛官募集!」

これは、ブラックジョークかなんかなのだろうか?

僕はね、言葉を失ったよ。まじで。

それが、徳山での出来事。


冷やし中華始めましたか?

2016-07-12 17:27:09 | Weblog


呉の話。
目的のお店に着いた。やっと着いた。
家を出たのが前の日の夕方5時頃。お店に着いたのが次の日の11時頃。18時間もかかった。

「いいのあるかなぁ。あるかなぁ。欲しいのあるかなぁ」

「すいませーん、埼玉から来たんですけど、これください!」

「あいよ、持って行きな」

そんなわけで、買い物は終了。

ホッと一息。

呉に来て、そのまま帰るってのもなんなんで、名物の呉冷麺。

呉冷麺を食す。

おれ、冷麺は好き。盛岡冷麺。あの歯ごたえはただ事ではない。

呉冷麺。

「うーん、これ・・・これ・・・冷やし中華じゃないんですか?」

あぁ、美味しかった、呉冷麺。

冷やし中華みたいで、美味しかったよ。

クレラップとかクレンザーとかクレヨンしんちゃんとか?

2016-07-11 23:13:06 | Weblog


ひときわ大きな港が見えた。
造船所やら工場やら自衛隊やら・・・かな。
目的地の「呉」である。

呉の町にそびえる大きなホテルの名は、クレイトンホテルである。
呉の駅に入っている駅ビルの名前はクレストである。
呉の人は、ダジャレが好きとみた。

戦艦大和が建造されたのは呉の港である。だから、ヤマトミュージアムがある。が、僕は行かない。目的地はヤマトミュージアムではない。

バスを探す。バス停を探す。バスで行く。

バス停を探していたら、喫煙所を見つけた。

「やったぁ!ゴール!」

数時間ぶりにタバコを吸う。

タバコを吸っていたら、バスが行ってしまった。

「まぁ、ええのぉ。のんびり行くんじゃけーのー」

リュックが重いんじゃのぉ。

2016-07-11 23:01:41 | Weblog
そんなわけで、今朝、目的地の広島へ着いた。朝の9時半頃。

バスを降りて、タバコを吸ったら、通りすがりのおばちゃんに怒られた。ごめんなさい。

バスの目的地は広島なのだけど、僕の目的地は広島ではない。

バスを降りて、大きなリュックを背負って、広島駅へと向かう。

おれ、バックパッカー。右肩がまだ十分ではないので、腰と左肩だけで20キロ近いリュックを担いで歩くわけだから、結構辛い。さらに、左手にはちょっと大きめの四角いバッグをぶら下げているので、大変変なのである。

広島駅、切符売り場。

僕はね、こう見えて、最近、全然電車に乗っていない。地元の路線でさえ、切符の買い方に戸惑う。だって、しばらく見ないうちに、色々なことが変わっていたりするのだもの。

とりあえず目的地までの切符を買う。

買ったはいいが、どこへ行って何に乗ればいいのかわからない。

「あっ、インフォメーションって書いてある!」

重いリュックを背負って、トコトコと。

外国人専用って書いてあるやんけ。

日本人そは誰に聞けばいいのんじゃ?

あっ、駅員さんか。へへへ、忘れてた。

駅員さんが教えてくれた。

広島駅から30分。列車は海沿いの線路をガタンゴトンと走る。

僕は、車両の一番後ろに大きなリュックを立てかけて、立ったまま車窓を眺める。

「すげぇ、みんな、広島弁、喋ってる」

老若男女、全員が広島弁なのである。
感動なのである。


エコノミーよりかビジネスよりか、それが問題だ。

2016-07-11 22:17:27 | Weblog
長距離バスって、基本的に左右二列ずつの四列でしょ?

知ってる?

三列シートってのがあるんだよ。知ってた?

隣に人がいないんだよ。すごくない?
シャーってカーテンを引いてしまえば、独立空間になっちゃうってね。すごくない?

奮発しちゃったよね。もちろん三列シートだよ。しかも、窓際指定だよ。つまり、真ん中の列ではないってことだよ。
真ん中の列だと、両側に通路があるもんだから、ちょっと煩わしそうでしょ?だから、窓際指定でお願いしたんだよ。

そんで、バスに乗り込んだわけ。前から二列目の窓際の席に座ったわけ。

「あれ?」

「あれ?・・・思ってたのと違うなぁ」

ほら、夜行バスなんて乗ったことないからね。

ほら、奮発しちゃったからさ、プラス1300円くらい。

なんとなくさ、ほら、エコノミーの座席がビジネスになるような気がさ、しちゃうじゃない?

実際のところは、やっぱり格安高速バスなんですよ。

「あぁ、狭いなぁ」

「あぁ、全然ラグジュアリーじゃないなぁ」

「あぁ、なんか、カーテンも閉まってて、牢屋みたいだなぁ」

「あぁ、早く着かないかなぁ」

「あぁ、あと12時間とちょっと」

でもきっと、四列シートより数倍快適で、真ん中シートやり数倍快適だったのだろう。とは、思う。

イヤぁ、しかし、楽チンだなぁ、高速バス。

あっという間に目的地だよ。へへへ。

バスタの下にスタバがあるよ。

2016-07-11 22:12:05 | Weblog


お久しぶりです。という毎回。
こんなことではいけない。
お久しぶりです。と言わないブログにしやければいけない。

ということで。精進しています。今、僕は精進しています。

ところで、新宿パスタって知ってる?スタバじゃないよ、バスタだよ。

すごいんだよ、新宿バスタ。何がすごいって、別に何がすごいってわけでもない、というか、何もすごくない。ただ、バスがたくさん来るんだよ。バスがたくさん来る所なんだよ。

そんなわけで、7/10の午後9時35分発の夜行バスに乗って、僕は出かけたのである。
何しに?って、ちょっと買い物に。だよ。ちょっと欲しいものがあってね。だよ。

小さな花。

2016-07-05 01:41:32 | Weblog
道端に咲く花を見つけた。
アスファルトの隙間から顔を覗かせてた。
太陽に向かって手を伸ばしてた。
花屋には並ぶことのない小さな花だった。
小さな花は歌う・・

「仕事帰りの疲れた君が元気になれますように・・・
泣きながら電話してきた君が元気になれますように・・・
傷つけた事に傷ついた君が元気になれますように・・・
転んでも立ち上がれる君が強いままいられますように・・・
つまらない毎日の中で君が何かをみつけられますように・・・
自分ばっかり悩んでると悩んでるふさぎ込み気味の君が・・・
たくさんの仲間がいることに気づきますように・・・
そして毎日を頑張って生きようとしてる君のまわりに・・・
優しさがたくさんたくさんあふれますように・・・」

君は君らしくいてください。
道端に咲く花のように。