知らない番号から着信があった。
iPhoneの機能。「着信元の地域を表示する」。
知らない番号の発信元は、北海道釧路市。
知らない番号から着信があって、折り返し電話をかけることはほぼ無い。
ほぼないのだが、なんとなく気になった。北海道釧路市。
たぶん、僕は北海道が大好きなんだと思う。北海道釧路市が気になる。
とりあえず、折り返し、電話をかけてみた。
電話口に出た女性は、なんだかすごく早口で、何を言っているのか、少しも分からなかった。あれ?外国にかけちゃったのかな?とも思った。
どうも会話が噛み合わないので、電話を切った。
北海道釧路市は、僕とはちっとも関係無かったみたいだ。
それから少しして、また、北海道釧路市から電話が来た。出た。男の人だった。
今度は、何を言っているのか分かった。北海道釧路市の「コープさっぽろ」だと言っている。
コープさっぽろ?
おれ、関係あるか?
コープさっぽろの人が言う。
「二瓶さんですか?」
僕は言う。
僕は二瓶ではありません。
電話を切る。
しばらくして、また電話が来た。北海道釧路市から。
出る。女の人だった。
「二瓶さんですか?」
僕は二瓶さんではありません。
何度も電話がかかって来るのですが、番号が間違っているんだと思いますよ。と伝えて電話を切った。
しばらくして、またまた電話が来た。また別の男の人。
「二瓶さんですか?」
もうここまでくると、「はい、二瓶です」と言うべきだろうか?
いや、逆に、「さんぺいです」とさんぺいが言う感じで、節をつけて「にーへいです」と答えてしまおうか?
がしかし、それはそれですごく面倒なことになりそうなので、「二瓶じゃねーよ」と伝える。
それから電話はかかって来ない。というだけの話なんだけど。
なんだか少し、北海道に触れられたような、そんな気がしないでもないような・・・。
そんな、しょーもない話。
写真は、革の「カポとチューナー」ケース。
これもまたしょーもない作品。カポとチューナーケースって。。。笑