悲しくも儚き人生の探求者よ。
辛いことがあってもいいじゃないか。
やりきれぬ夜があってもいいじゃないか。
何もかもうまくはいかなくともいいじゃないか。
ひとりぼっちに潰されそうになってもいいじゃないか。
切なくも儚き人生の旅人よ。
目を閉じても未来が描けない時もある。
悔いばかりが募りうずくまる時もある。
何もかも捨て去って身軽になりたくなる時もある。
わけもなく涙が零れおちる時もある。
遠い空を見つめる今日のキミよ。
目を開けて耳を澄まして、少し胸を張って。
目の前にあるのは、見慣れたようでまだ知らぬ道。
明日のことなど、誰も知らない。
キミにしか知れないことがある。
同じ空の下にいる今日のキミよ。
頑張らなくていいから、立っていておくれよ。
弱いままでいいから、そこにいておくれよ。
泣きながらでいいから、キミでいておくれよ。
この空の下で・・・そこにいておくれよ。