ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

旅のお供に~トラベラーズノート(革表紙付き)v

2009-08-31 20:17:05 | Weblog
タイの日記を載せてみた。初めて読み返してみたのだが、毎日、そこそこ大量の文章を書いている。驚いた。毎日、なかなかいい事を書き連ねている。驚愕だ。時間が許せば、他の日の日記も読ませてあげようかな。やめようかな。どうしようかな。あはははは。

三回連続で、旅のお供にトラベラーズノートを連れていく。沖縄の時は暑さのせいか、楽しさのせいか、のんびりのせいか、小遣い帳しかつけなかった(笑)。
今回は調子に乗って、掛け線入りの日記ようと、白紙ノートのなんでも用の二冊を革表紙に挟んだ。何かを書こうと決意することなんて、まったくもって無いのだが、帰って来た時に何が書かれているか?っていうのは、自分自身が一番楽しみにしていることでもある。

まだ知らぬ自分に出会えるのか?何かを悟りきった自分に出会って失望してしまうのか?億劫病に包まれて、白紙のまま日常に戻ってくるのか?・・・その答を、今の僕は知る由もない。

それにしても・・・トラベラーズノート・・・かっこいいなぁ。

タイ7日目 今日は街を歩くのだの巻

2009-08-31 19:34:23 | Weblog
2008/5/19

チェンマイのトゥクトゥクは安いのか?1時間40バーツ(120円)で何処へでも連れていってくれるらしい。貸し切りなのか?嘘なのか?それはまだ分からない。トゥク、タクシー、ソンテオ、1日に何度首を振らなければならないのか?そんな感じで始まったチェンマイ初日。

ガイドブックとネットで調べたGap's House到着は朝の7時半。早朝のためオーナー不在。とりあえず、関係者らしい太ったおじさんに部屋を見せてもらう。あとで分かったことだが、このおじさん、昼間はトゥクトゥクの運転手をしていた。部屋はアジアンテイストでなかなかいかしてる。値段は予想より高い。だいぶ高い。でも、荷物を持って朝の街を歩いて他の宿を探すのはもう嫌だって事で決定。少し休んで11時に出発。今日は徒歩にこだわることにした。街を知るには歩きがいい。昔みたいに。

チェンマイなのに暑い。うだるような暑さだ。たまに雨も降る。とりあえず旧市街の寺巡り。バンコクとは少し趣きの違うお寺をトコトコと見て回る。昼食はタイに来て以来一番美味しい安い定食屋。メニューを間違えて3品頼んでも80バーツだった。ジュース込み。
お寺を二つ回った後、洋菓子屋で赤ちゃんを発見。道を間違えたお陰で出会った偶然。写真をパチり。今日は久しぶりにカメラの調子が悪い。モーティという名の女の子。お母さんと英語で話した。今日は近くのお寺で花祭りがあるらしい。ちょっと素敵な雨宿りだった。店を出て、また徒歩でテクテク。また道を間違えて旧市街の境へ。旧市街と新市街を隔てているのは大きな川だ。川沿いに歩いてスーパーへ寄り道。写真を撮って怒られた。
また道を間違えて裏路地へ。そこで出会ったScary Factory。おかしなデザインのおかしな店。そこでお茶をする。1時間の休憩。主人は若いデザイナー。サッカーとK1とキックボクシングの話で盛り上がった。「チャリー」と言う額にナイフが刺さって血を流しているキャラクターの携帯ストラップとシャツを買う。良き人に出会った。店を出るとまた雨。三つ目の寺にやっとたどり着いた。600年前の建造物。雨宿りを数回。ポンチョを被ってホテルへ一時帰宅。相当歩いた。足が痛い。たくさん歩いた。旅ってね、こういうものなんだよ。あぁ足が痛い。ひどく痛い。

1時間半程休んで、午後7時、ナイトバザールへ出発。長い1日だ。ターペー門のそばの本屋で地図を二つ買う。明日のツーリング用と街の地図。ナイトバザールは結構遠かった。30分くらいかかった。やっぱりマーケットは面白い。偽物のオメガが欲しい。でも買わない。お金がもったいないから。やっぱり偽物のロレックスでもいいな。でもやめよう。すぐ壊れたら悲しいから。代わりにずっと欲しかったタイズボンを買った。190バーツを160バーツまで値切ってみた。素敵なラーメン柄が入ったスペシャルバージョン。今履いてる。晩ご飯はイマイチだった。エビは美味しかった。どしゃぶりの雨が降ってきて、帰りの足に困ったので、トゥクトゥクの運転手と交渉して30バーツでターペー門まで乗せてもらった。小雨になった雨の中、歩いてターペー門からホテルへ。チェンマイ楽しい。

歩いた分だけ経験値が上がる。そんな気がする。ブーツのかかとがすり減ってぶんだけ、目に入る景色の数だけ、出会った人の数だけ、過ごした時間が血肉に変わる。そんな気がする。
のんびりとゆっくりと、一歩ずつ歩を進めると、普段見過ごしているものに気づくものだ。小さな紫野花も、美味しい定食屋も、道端を走る子供の姿も、数々の親切も、かけがえのない出会いも。すべてを拾い集めるのは不可能だとしても、自分の周りを流れる時間と同じ分だけはつかまえていきたい。棒のように固くなった足、明日にはまた、新しいものを探しに街へ出るだろう。楽しい事が好きだ。笑顔が好きだ。冒険が好きだ。
僕が詰め込んだすべてのものは、長い月日の中で溢れ出してくるだろう。今は今見えるものを全部この目に焼き付けていきたい。僕は今夢の中にいる。夢の中にいると想える自分が夢のように想える。明日はただの明日じゃなくて、未来だ。良い事がたくさんありますように。僕を試す風に、僕が挑んでいけますように。

選挙の日~独裁政権の終わり

2009-08-30 10:46:34 | Weblog
選挙、行ってきました。ご近所さん大集合的な雰囲気の長蛇の列に並んで、投票してきました。選挙渋滞が起きてる車を横目に、トコトコと歩き、帰りがけにミニストップに寄って、タバコとソフトクリームを買って、歩きソフト。通りすがりの子供が羨ましそうに見てて、可愛かったなぁ。あの子たちの親は、選挙に行ったのだろうか?行くのだろうか?行くといいな。あの子たちのために。

世界にも例を見ないほどの長期独裁政権が、今日、やっと終わるのだと想うと、にわかに心が騒ぐ。子供の数がめっきり減って、外で遊ぶ子供をめっきり見なくなって、自殺者の数は増えるばかりで、毎年9000件もの会社が倒産して、お年寄りや子供やベビーカーを引く母親が歩く歩道なんて無い道ばかりで。途方もない借金に追われる超債務国。六十年以上かけて作り上げた社会は、今の社会は、どんなもんだ?
そんな社会を作って来たのは、悪い政治家や無能な政治家や悪者にされてる官僚たちのせいなんかじゃない。六十年の間、無数に行われて来た「選挙」に参加した人と、参加しなかった人のせいなんだ。もしも今の社会が、僕らが心地よいと感じる社会じゃないのだとしたら、僕らは僕らの上の世代を恨まなければならない。だって、それを作り上げたのは紛れも無いその人たちなのだから。
自分たちの暮らしのため・・・それよりも、時代を支えてきてくれたお年寄りたちのため、それよりも、それよりも、今の子供たちのために、これから生まれくる子供たちのために、僕らはより良い選択をしていかなければならない。それが、僕らの義務であるのは間違いない。

無能になるための教育を施された日本人よ、今だよ、立ち上がるのは。未来における過去の革命の一歩っていうのはね、こんな風に始まる。そんな1日になるといいんだけどね。

さぁ、みんな、選挙に行きましょう。夜の8時までやってます。
「自分は馬鹿だから政治のことなんてわからない」なんて想ってる人で、今の社会が良くないと想う人は、自民党以外に入れましょう。出来ることなら、第二政党の民主党に入れましょう。今の社会は最高だ!と想う人は自民党に入れましょう。
「どうせ、どの党がやっても同じだよ」と想ってる人も同じです。どうせ同じなら「腐った水」は入れ替えましょう。どうせ同じでも腐った水と、まだ腐っていない水なら、どちらがいいかは一目瞭然です。とにもかくにも、日本人は馬鹿じゃないってところを見せましょう。市民の誇りを見せましょう。先人が命をかけて勝ち取った権利を行使しましょう。
自分の周りにいる選挙に行かなそうな人に声をかけましょう。少なくとも、家族には声をかけましょう。選挙権の無い、無力で無邪気な子供たちの未来のためにね。出来る事は、そんなところにあるんだよと、教えてあげましょう。

少なくとも僕は、選挙に行かない人に、人としての価値は感じない。少なくとも僕は、選挙に行かない人は、責任を放棄した恥ずべき人だと想う。

貴重な休日日曜日、選挙に行った人はミニストップのソフトクリームを食べていいよ。素晴らしき未来を願って、バニラで乾杯!

旅と音楽~そして、僕の選択

2009-08-29 10:50:16 | Weblog
尾崎豊は10代で3枚のアルバムをヒットチャートに送り込んだあと、ニューヨークへ渡った・・・レコード会社と1年で20曲を作って帰ると約束をして。一年後、彼が作って来たのはたった3曲だったと言う。その中の一曲が、名曲「街路樹」。まぁ、それはいいとして。


オーストラリアの旅で、ガスボンベと共にダットサンに積んであったのが、メルボルンのアクランドストリートの楽器屋で買ったアコースティックギター。メルボルンのシティのデイビッドジョーンズという名の高級デパートの前で「Town The Life ~ 99 generation」やらなんやらを歌って小銭を稼いだのを覚えてる。ほぼ一年間、片時も離れることなく一緒に過ごした。そのギターから生まれた曲が「Believe」や「Tears」や「ララバイ」や「Swagman's Story」や「Bye Bye Buddy」などだ。

ヨーロッパを三ヶ月かけて巡った旅に持って行ったのはマイクロカセットレコーダー。通称「テレコ」。ロンドンでもマドリッドでもリスボンでも、ベルリンでもアムステルダムでも、どこでもかしこでも、思いつくフレーズを鼻歌でテレコに吹き込んだ。90分テープ2本分くらい吹き込んだ。そのテープを聴き返すことは無かったように想えるが、その旅から生まれた曲が「Canary Wharf」「ハレルヤ~I Love You」「ジャンフランソワの恋人」「午前0時にBad Moonで」「太陽の子供たち」などなどだ。

音楽を作ることはミュージシャンとしての誇り。だから、僕は四六時中メロディを浮かべては記そうとしていた。旅という非日常の中から生まれてくるメロディに耳を澄まし、漏らす事無く記録しようとしていた。

少し時間が経って、その後の何度かの短い旅では、楽器を手にすることも、テレコを携帯することもなかった。生の空気を記録することよりも、自分の中に取り込まれた空気感が、後に吐き出されることを待つためだ。だから、旅の間にメロディを口ずさむことは、ほとんど無くなった。それよりも、よりたくさんのものを記憶とフィルムに残すことにした。だから、その後のヨーロッパからも、ギリシャからも、カナダからも、タイからも沖縄からも、直接唄を持ち帰ることはなかったんだな。何十曲か、思いついたメロディはあるけれど、とっても良いメロディだなと想ったりもしたけれど、録音することなく過ぎたメロディはことごとく全部忘れてしまった。でも、そこから生まれたメロディが無数にあることは、その後僕が作った曲の数を見てもらえば分かると想う。ただ旅と曲を繋げる関係に、特筆すべきものがないというだけな訳だ。


昨日、Amazon.co.jpからちっちゃくて可愛いギターが届いた。今回の旅にはギターが必要な気がした。ただなんとなく、ふとそんなことを想ってしまった。「直感は信じなければいけない」~おばあちゃんの遺言だ・・・あっ、やっぱり、おじいちゃんの遺言にしよう・・・。音が出ればそれでいい。そんな気持ちでちっちゃいギターを衝動的に注文した。届いたギターの音は想像以上に悪かった。正直に言うと、ちょっと聴いた事がないくらいに「最悪」だった。実際、そのままゴミ箱に突っ込んで、もうちょっとましな音の出るギターを買おうかと想った。でもね、よくよく考えたらそれでいいのだ。そんなのがいいんだ。だってね、僕が目指すのは、ゴミ箱の中から生まれて拾われるような音楽なのだからさ。この音ダメ子ちゃんと共に旅をしようと想う。片時も離れずに旅をしようと想う。

そう、僕も約束しよう。この旅で20曲を完成させて持ち帰ると。v。。。そして、実際には3曲だけ作って帰ってくるよ、とね。v。v。v。だって、三週間なんて、一年の52分の3だもん。3曲でも多いくらいさ。


オレンジは素敵な色

2009-08-28 08:46:54 | Weblog
荒野の果て、夕陽に向かって
天使の歌声を探して、西から東へ
・・・無限の「好奇心」だけが道標・・・
夢の中を共に駆け抜けた
・・・僕の相棒・・・

~DATSUN STANZA 1973 (color=Orange)~




オーストラリアの旅は一年に渡った。時給5ドルで皿洗い(ご飯付き)。全財産をはたいて車を買って、北へ向かえばなんとかなるさと、何千キロも移動して、強欲イタリア人の毛皮屋で高時給で雇われて、喧嘩して辞めて、何千キロも移動して、仕事を探して、働いて、お金を貯めて、旅をして・・・。ハローとしか喋れなかった僕が、帰る頃には、そこそこのコミュニケーションがとれるまでに・・・一年というのは、そんな月日だ。

最後の旅はキャンプをして過ごした。丸々二ヶ月、60日間連続。テント生活を続けながら2万キロ以上(地球半周分)走った。オーストラリアの一年で4万キロ走った。地球一周分・・・オーストラリアとは、そんな国だ。
二日に一回は道端で野宿をしたから、シャワーも二日に一回~北部の気温は摂氏40度以上。例えば、物音に驚いてテントから顔を出すと、野生のカンガルーがゴソゴソとテントをひっかいていた。ガオーと叫んだら逃げて行った。砂漠の砂嵐にも見舞われた。テントの中からテントを支えて一晩過ごした。テントごと、風で飛ばされてしまいそうだった。朝にはテントの床に砂が積もっていた。海でカキを穫って、カキフライを作って食べた。ウニを穫って、ウニ丼を食べた。スタンザのトランクには、重さ20キロ以上のガスボンベを積んでいた。何でも作れた。朝ご飯はフライパンで焼いたトーストに金色のハチミツ。雨雲に追いかけられて、包まれて、5メートル先に雷がドカンドカンと落ちまくった。地響きが凄かった。心底怖いと想った。さすがにその時は、車の中で雨雲をやり過ごした。南へ降りる頃にはすっかり冬の入り口だった。白い息を吐きながらテントの中で眠った。とてもとても寒かった。寒さの限界でテント生活を終えてからも旅は続いた。行きたい場所、行ける場所へはどこへでも行った。スタンザがどこへでも連れて行ってくれた。エアーズロックもテントの中から見た。悲しい時はテントの中で泣いた。神の声を聞いて、テントから出ると大きな虹が空に架かっていた。どれもこれも全部が、くだらなく素晴らしかった。

あの頃、共に旅をした女の子がいた。彼女が僕を思い出すことはないだろう。でも、彼女の胸の中にも、あの景色は永遠のようにあるはずだ・・・彼女がそれを思い出すことがないにしても。箱から出たことのなかった無邪気な女の子が、最後にはたくましくなったものだ・・・たった一人で生きていけるほどにね。人生ってのはそういうものだ。

Hello Stephanie! How's it goin'?


僕には思い出すことが多すぎる。僕には思い出すことがありすぎる。もしかしたら僕は、思い出すことを作るために生きているのかもしれないね。きっとそれが、僕の人生ってやつなんだ。

そして、どんな未来が待ち受けていようとも・・・我が素晴らしき人生に悔いは無い。・・・あるわけがない。

僕のバイクを紹介します。

2009-08-27 08:38:19 | Weblog
木枯らしが吹きすさぶ今年の一月、僕の家にバイクがやってきた。以前ブログで紹介した、鍵をなくして動かなくなったバイクと交換。新しいバイクはHONDA VTWIN MAGNA 250~2007年の最終モデル。

若かりし頃に手に入れたHONDA GB250 clubman。親に内緒でバイクの免許を取りに行って、ローンの手続きで親に電話されて、瞬間ばれてしまった。晴れの日も雨の日も、雪の日も、青春を共に過ごした我が相棒。長い月日の間、ずいぶんと雑に扱ってしまった。金が無いから、壊れた箇所も直せず、錆び付いた箇所もそのままに。挙げ句の果てにブレーキのユニットが壊れて、乗れなくなった。そのまま放置され、埃をかぶり、タイヤの空気は抜け・・・ずいぶんと可哀想な姿になってしまった。それでも、乗らなくても、毎年税金を払っていたのは、わずかに残った愛情と多すぎる思い出の証。

「歳をとってから出来た子供は可愛い」。つまり、歳をとってから手に入れたバイクは超可愛い。これ、ホント。かつての相棒への哀悼の意も込めて、僕のもとへやってきたマグナちゃん。新しい相棒はどこもかしこもピカピカなのである。なぜならば、暇さえあれば磨いているからなのだ。そして、磨きがいのあるやつなのだ。

新しい相棒と共に、再び風が奏でるサウンドを手に入れた僕。出会いから七ヶ月半を経た今でも、カバーを外すたびに、その姿にうっとりと見とれてしまうのである。

もしも僕が君を錆び付かせてしまうようなことがあったら・・・僕はもう今後一切、風とは友達になれないね。

僕の旅

2009-08-26 13:49:33 | Weblog
ソウルでも北京でもバンコクでもハノイでもいい。クアラルンプールでもいいし香港でもいい。マニラでもジャカルタでもプノンペンでもどこでもいい。格安チケットを手に入れて、アジアの都市に空路で入る。アジアの物価の安さを武器にして、乗り合いバスでもいい、長距離バスでもいい、もちろん列車の旅もいい。行ける場所はどこでもいく。まず目指すのは、旅人の聖地、インドのデリー。インドの南部がとても素晴らしいから、思い切ってインドを出来る限り一周してみる。少々危険な国と地域をなんとかくぐり抜け、トルコを目指す。イスタンブールで水バイプをプカプカと吹かしていれば、かつて旅した場所、ヨーロッパはもう目の前にある。東ヨーロッパ、旧ソ連圏を軽やかに駆け抜けて、イタリア・ローマへ三度目の到達。「久しぶりだね、レオナルド」と声をかける。ベネツィアでカンツォーネをマスターしてから、南フランスへ抜け、マルセイユの船乗りとちょっとしたことから口論となり、モナコのF1コースを、今度は順周りで一周する。素敵なカジノへジーンズで乗り込み入場拒否をされ、一番ちっちゃいカジノで1フランを75フランほどに増やし、「おれってついてる」と故グレース王妃にお礼を告げる。大好きなスペインでは、バレンシアオレンジを皮のままかじりながら、地中海を眺めながらのんびりと昼寝をして過ごし、ダリにみとれて時を忘れる。ちょっと遠回りになるけれど、アムステルダムにも寄っていこう。ここもまた旅人の聖地。ここよりも素敵な街を僕は知らない。さぁ、いよいよゴールは間近だ。船に乗って、ドーバー海峡を渡る。イギリスの入国審査に手こずりながらもなんとか上陸。目指すはロンドン郊外の小さな街。大きなザックを背負って、バス停から地図を頼りに歩く。緑多き並木を抜けて、目指す番地にたどり着く。チャイムを鳴らすと玄関が開けられ・・・僕は中に入って重いザックを床に下ろす。窓から吹き抜ける風と、午後の柔らかな日差しが差し込むリビングルーム。八ヶ月もかかってたどり着いた僕の視線の先には、三歳になったBaby Annaが、「誰?」って顔で僕の姿を見るんだ。




僕の旅「憧れ編」。まるで「深夜特急」のコピーのような旅。こんなにぜいたくで困難で時間とお金のかかる旅は、当分出来そうも無い。半年か、八ヶ月か、一年かかるか・・・。来年当たりにね、やってみたいな。ベイビーアンナはもうすぐ一歳半。さぁ、頑張って働いて、まずは家賃とガス代を払おう。

ありふれた午後のありふれた憂鬱

2009-08-24 12:10:40 | Weblog
夢を見たよ

長い夢だった

お決まりのように

肝心のところで目が覚める



夢を見たよ

僕は君からの手紙を読んでいた

便箋何枚もの

長い手紙だった

便箋の一枚一枚に可愛い題名が付いていた

三枚目のタイトルは「ハチミツと笑顔」



夢を見たよ

僕は君の手紙を読んでいた


せっかく君が手紙をくれたのに

僕は何も覚えていないんだ

それが少し悲しくて

ちょっとの間

時間を指先でもてあそんだ



夢を見たよ

ごめんね

僕は何も覚えていないんだ



8.22(土)大宮ストリート

2009-08-23 22:06:13 | Weblog
第1部(sing,mako,shissy,showa)
1.花鳥風月
2.JEWEL
3.サマンサのアイデンティティ
4.愛の唄
5.Under The Flag Of Jack
6.三日月の唄
7.アイリス
8.ささぶね
9.ロゼッタ


第2部(sing,mako,shissy,showa)
10.ブラウン管で星の空
11.いとしい人
12.3グラムの奇跡
13.Everyday
14.月のお姫様
15.カナリア
16.smile

第3部(sing,shissy,showa)
17.グルンパの独り言
18.ひとひら
19.あっ、満点の星空だ
20.no no tears
21.百花繚乱
22.メッセージ
23.My Seven Days
24.ラプソディ
25.素敵な1日
26.みんなの唄


8月の半ば過ぎ、まだまだ夏の真ん中だ!と想っていたけれど・・・最近はめっきり秋の気配。もう鈴虫が鳴いてる。秋だ。Tシャツ一枚だと夜は肌寒い。夏は何処へいった?
足の怪我もなんのその。残すところ二回のストリート。荷物運びは大変だけど、歌い始めてしまえば関係ない。今日も楽しく歌えました。いやはや、今日は歌が上手かった。非常にナイスな歌声だった。初めから終わりまで。天にも届くんじゃないかと、さりげなく想えるほどに上手かった。
九時を境にマコがソロストリートのため離脱。マコストもたっぷり出来たみたいで、良かった良かった。

来週のストを終えたら、もう一日だけ仕事に行って、いざ、旅へ。北の大地へ。

呪いはまだ続いているのか?

2009-08-21 13:59:41 | Weblog
水曜日の夜の仕事が始まって間もなくのこと。「あと9回仕事に来れば『旅』だぜ」と意気込む僕。

「大嫌いな仕事もぉぉ♪ 旅のためなら頑張れるぅぅぅ♬ なんてったってぇぇぇ♫ オレは自由な旅人ぉぉぉぉ♩・・・おっ、いい曲だな」などと想っていたかいなかったかは定かではないが、その瞬間!

「グギギギギー、グシャリ」と言う音とともに左足に激痛が走る。

まぁそんな訳で左足が破壊されてしまったわけだけどね。

わかりにくい説明で説明しよう。

推定重量500キログラムくらいの車輪付き冷蔵庫があるとしよう。それをコロコロと転がしているとしよう。車輪付きの冷蔵庫だから、地面と冷蔵庫の間には20センチほどの隙間がある。その隙間にかかとが入り込んで冷蔵庫とコンクリートの地面に挟まれたとしよう。推定重量500キロの冷蔵庫の角にかかとを削られて、そのままかかとに乗り上がる。コンクリートの地面に付いた爪先がその重さを支えることとなるだろう。想像するに・・・メリメリメリって感じだね。

「旅のためならぁぁぁ♫ 怪我にも負けぬぅぅぅ♬ だっておいらはぁぁぁ ぁぁぁ ♪ 自由な旅人ぉぉぉぉ ♩」

なんて歌う余裕もなく、ただただ痛みに耐えながらびっこを引きながら仕事を続けること30分・・・そして旅人は力尽きたのであった。

上司に付き添われ休憩室で応急手当。仕事中の怪我ってことで、色々偉い人が出て来たりしてちょい大騒ぎ。帰宅&療養を余儀なくされましたとさ。

次の日、病院に行ってレントゲンを撮る。診てもらうまでに一時間半も待たされた挙げ句、出て来た医者は「大学生ですか?」ってくらいの若さで、ジーンズをまくった姿。・・・そこらへんにいる兄ちゃんじゃん。そして「で、どうしたの?」とタメ口。思わず、「チェーンジ」と叫びたくなった。
幸い骨には異常は見当たらず、全治二週間程度の怪我ってことになったとさ。

かかとの外傷と腫れはともかく、例のメリメリメリ・・・足の裏が紫色に変色している箇所がある。怖いなぁ。運が悪かったら、骨が飛び出してたんだろうなぁ。オレ、ついてるな。


今年に入ってから続いている呪いはまだ続いてるのか?と想ってみたりしたけれど・・・よくよく考えてみると・・・うん、あれだな・・・仕事・・・仕事するってこと・・・何度も言うけど・・・「むいてないんだな」。


「足が折れてもぉぉぉぉ♩ 関係ないさぁぁぁぁ♪ 折れてなくてもぉぉぉ♬ 関係ないさぁぁぁ♫ 旅がおいらを待っているぅぅぅぅ♬ だっておいらはぁぁぁ自由な旅人ぉぉぉぉ♪」

みんな、お見舞いくれ。

8/15(土)大宮ストリート~sing,shissy and syowa

2009-08-21 13:21:50 | Weblog
1.サマンサのアイデンティティ
2.Under The Flag Of Jack
3.JEWEL
4.愛の唄
5.cry bird
6.あ、満天の星空だ
7.HELLO
8.ひとひら
9.ささぶね
10.素敵な一日
11.太陽の季節
12.Starting over

13.DAISY
14.花鳥風月
15.I LOVE YOU
16.ロゼッタ
17.SWEET DAYS
18.ミツバチと三日月
19.SMILE
20.JUJU
21.サマンサのアイデンティティ
22.ムーンライトキス

アンコール
23.金色の翼
24.クィーン オブ ランブルフィッシュ


更新遅れました。すんません。
二週連続三人ストリート。先週からギターの電気系の接触が悪くて、なかなかスタート出来ず、始まっても音が出たり出なかったり・・・困った。しっしーマイクで音を拾ってなんとか乗り切りました。修理に出すのは九月に入ってからにするとして、残り2週はマイクで拾うかな。まいったな。
まぁそれはいいとして、乗ってくれば楽しいストリート。調子に乗って、いつもより多めに歌っちゃいました。遅れて始まったことを考えると出血大サービスだったな。遅くまで聴いてくれたみなさん、どうもありがとでした。

世界の地図と君への手紙

2009-08-13 09:50:33 | Weblog
世界地図を広げてみたら・・・行きたい場所が多すぎた
目的地を探してみたら・・・全部が通過点に見えてしまった
行ったことのある場所も・・・行ったことのない場所も

僕の心の中にあるフワフワと
僕の心の中を巡るグルグルと
僕の心を密かに煽るソワソワと

僕は誰だ?
何が見たい?
僕は誰だ?
何処へ行きたい?

雲の行く先が分かる場所へ
風を遠くへ見送れる場所へ
朝焼けの魔法を蹴飛ばせる場所へ
ただ流れるままに生きられる場所へ


僕が見つけるその場所から
僕は君への手紙を書くよ



ニュースだ!

2009-08-11 09:16:29 | Weblog
年末にワンマンライブを控えるtsash box jam the band。12/27(日)の予定が、ハーツ側の都合により、12/28(月)に変更になりました。まぁ年末も年末だし、仕事納めは26の土曜日だろうから、大勢に影響は無いと想うけど。。。

そんなわけで、スケジュール帳の予定を書き換えておいてくれ。

年末トラッシュワンマンは28日!!!

8.8(土)大宮ストリート~sing, shissy and syowa.

2009-08-11 09:04:21 | Weblog
1.Rain
2.just gonna say good-bye
3.3グラムの奇跡
4.Hello
5.愛の唄
6.everyday
7.月のお姫様
8.Under The Flag Of Jack
9.サマンサのアイデンティティ10.juju

11.オレンジジュース
12.ひとひら
13.グルンパの独り言
14.百花繚乱
15.あ、満点の星空だ

15.アイリス
16.三日月の夜
17.すてきな一日
18.smile
19.message


雨&雨予報の中、ストリート決行。人間がどんなに優れた生き物だとしても、5秒後の天気さえ予測できない~そんな名言。
雨が降る中、センターで演奏開始。時折強くなる雨の中演奏を続けると、ほらね、ピタリと止んだ。
そんなことよりも、腱鞘炎ですよ。負傷して以来初めて触るギター。バレーコードってわかります?人差し指で全部の弦を押さえるやつね。あれ・・・手首をぐにゃりと曲げるんです。それはそれは、痛そうでしょ?想像するだけで・・・冷や汗が・・・。でも実のところ、そんなに痛くなく弾けました。眠くてよくわからなかったのかもだけど。
夜勤明けで寝ないで行ったせいもあって、とにかく眠かった。休憩中に寝ちゃうかと想った。でも演奏中は楽しかったな。ストリートハイだな。声の調子も尻上がりによくなって、あと20曲くらい歌えたな。夜勤なんて仕事じゃねぇ!オレの仕事は音楽だ!!!と、声を大にして言いたい。
あぁ、今日も眠い。さぁ、今日も仕事だ。さぁ、寝よう。嫌みなオヤジとのバトルが待ってるぜ。早く来い来い週末のストリート。

A DAY IN MY LIFE

2009-08-07 08:57:42 | Weblog
ハロー
君はもう泣かないから
僕は幸せだ

ハロー
風の色に見とれて過ごせるから
僕は幸せだ

ハロー
君が僕のことを心配してくれるから
僕は幸せだ

ハロー
メロディーが消えても
メロディーは生まれてくるから
僕は幸せだ

ハロー
繰り返される日々が
運命みたいに想えるから
僕は幸せだ

ハロー
何はともあれ
今日も君は素敵な微笑みを湛えながら
今日という日を生きればいい
君の幸せのために


それがまた僕の幸せになる