七曲目。「Everyday」(trash box jam The Band 2nd, the room404のボーナストラック)。
周りに置いてけぼりにされている・・・と思い始めたのはいつの頃だっただろうか。
友人たちが係長や課長に出世をし始めた頃だろうか。
友人たちが結婚をして子供が生まれて家を買い、その子供達がモノを言うようになった頃だっただろうか。
悠々自適を気取って、自由気ままを売りにして、縛られるものは何もなく、まるで子供の頃のままの夢を抱き包まれながら生きてきた僕は、生きてきたつもりの僕は、ふと想うのである。
「あれ?おれはなんだ?置いてけぼりにされてないか?」
それはまぁまぁ深い闇で、それはそこそこ深い闇で、きっと僕はそれなりにその闇の中でもがいたのだと想う。
ある友人はこう言った。
「シングがシングであり続けるというのは、大変なことだと思うよ」
なるほど・・・と僕は想った。
シングはシングであり続けないといけないのだな・・・と、僕は想った。
きっと、それは簡単なことだ。自分自身でそう決めればいい。
何があろうと何が起ころうと、何をしようと何を想おうと、僕は僕であり続けなければならない。
つまり、僕は、僕であり続けるための努力をすればいい。
そして僕は、深い闇を抜けた。
時々、他人の価値観に惑わされそうになる。
時々、誰かが決めた価値観に引っ張られそうになる。
時々、誰かと自分を比べてしまったりする。
時々、自分で決めたことを忘れてしまいそうになる。
そしていつも、悩み果てた末に、足元に転がっている答を拾いあげて、また歩き出す。
まるで何もなかったかのように、揚々と歩き出す。
そんなことの繰り返し。
それが、僕のエヴリデイ。
エヴリデイを歌い終えて、第一部は終了。しばし休憩。
何人かのお客さんがエヴリデイを聴きながら泣いていた。
「エヴリデイ」で泣くの?「エヴリデイ」で泣くか?
そう想ったのだけれど・・・きっと、それぞれにそれぞれの・・・エヴリデイ。
そういうことなんだと想う。そういうことなんだと、想ったりする。
「Everyday」
Everyday騒ぎ始めた街に蹴飛ばされてた
ためらって落ち込んで何もない自分がいる
Everyday周りはみんな調子よく走り始めた
一人で置いてかれて孤独な月を見てる
so so 上手くいかない 何処にいけるはずもない
時計の針が12時を回った
夢のカケラと埃まみれのsoul
嫌った自分にさよならを告げたくて
闇雲にもがき続け過ごした
Everyday
Everyday夜明けの鐘が世界を撃ち抜く頃
笑われて逃げ出した弱い自分を想い出すよ
Everyday夜明けの空が優しく包み込んだ
だから笑ってだから泣いて ありのままでいいんだ
So so誰だって強くなんてないから
誰かを求めては傷つき疲れて
臆病に風に吹かれて何から何まで雨に濡れてる街
ため息ひとつこぼしても何ひとつ変わりはしないのさ
どのみち行く手には荒野 地図なんてない地図なんて No no...
ガレキの中で眠るように探した約束の場所
夢のカケラと埃まみれのsoul
明日の向こうの風向きを変えたくて
夢のカケラと埃まみれのsoul
嫌った自分にさよならを告げたくて
夢のカケラとやけに強がりのsoul
どんな明日が訪れたとしても
このスタイルもこの夢もプライドも
Everyday
Everyday...I'm gonna go new world.