ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

う~ん。。。

2015-11-18 02:23:30 | Weblog
ライブまで三週間と少し。骨が折れてる場合じゃない。骨を折ってる場合じゃない。おれ。

う~ん・・・。。。

「今回はライブに行けませーん!頑張ってね!」というメールが多々届くのだけれど・・・。

「今回もライブに行きます!頑張ってね!」というメールが少しも届かないのはどういうことかなぁ・・・。

う~ん・・・。。。

まぁ、ライブがあるのは師走だし。きっと、みんな忙しいし。師走だし。まぁ、いいのだけど。

う~ん・・・ちょっと心配。

10人くらいは・・・来てくれるかなぁ。
来てくれるといいなぁ。

いいよ、べつに。全然お客さんがいなくても、おれ、ちゃんと歌うし。へへへ。
だって、おれ、唄歌いだし。骨が折れていても唄歌いだし。へへへ。


いとこのマキちゃんは、僕よりも四つくらい歳上。
マキちゃんは小さい時に事故に遭って、片手の手首よりも先が効かない。

僕のもの心がつく頃から、マキちゃんは片腕で何でもこなした。

瓶の蓋を開けるのも、牛乳パックの口を開けるのも、片手と身体のどこかをひょいひょいっと使って器用にこなす。

片手が不自由なことなんて、微塵も感じさせない。

僕の敬愛するシオンというミュージシャンは、左利きでギターを弾くのだけれど、右腕が少し効かないみたいだ。

左利きのギター弾きの右手は弦を押さえる方の手だ。

ギターを弾く時は、左腕で右腕を持ち上げて、ギターのネックまで持ってきてあげる。

ギターを持ってしまえば、何が不自由なんだかわからないくらいに、激しくギターをかき鳴らす。


この十日間。骨が折れてからの十日間。僕は自主的に絶対安静にしていたわけなんだけれど・・・。
僕の言う絶対安静など、大して安静ではない。なぜなら、動けるわけだから、動くわけなのであって、動くということは、すでに安静ではない。
なるべく安静、ということだ。

例えば、冷蔵庫を開ける。冷蔵庫を開けて、何かを取り出す。冷蔵庫を閉めて、取り出した何かを電子レンジに入れたい。電子レンジに入れるには、電子レンジの扉を開けなければならない。そりゃあ、そうだろうとも。

知ってた?その普通のことを、片手だけでやろうとすると、意外と大変なんだよ。

何かを開けたり、何かをひねったり、何かを切ったり・・・片手だと大変なことが、この世界には有りすぎる。
何気ないひとつひとつが、大変すぎて、逆に驚く。

そう感じるたびに、マキちゃんとシオンはすげぇなぁ・・・と、恐れ入ってしまうのである。

この世界に、すごい人はたくさんいるけれど、僕が想っていのよりも遥かに多く、すごい人はいるんだなぁ。


さて、骨が折れていてもギターは弾けるんですか?という疑問にお答えしなければならないね。

「全然弾けます」

さて、骨が何回も折れて、まだくっついていないのに唄が歌えるんですか?という質問にも答えなければいけないね。

「全然歌えます」

さて、人工骨を入れたのに入れられた方の骨が折れてしまって、人工骨の立場はどうなるんですか?そんなんで新曲とか作れるんですか?という質問にも答えておこうかな。

「人工骨のことはよくわからないけれどね、きっと、新曲は作っちゃうね」

さぁ、久しぶりに、曲を作ろう。

ボヤボヤしてたら、置いていっちゃうよ。

またね。

改名してもいいかな?

2015-11-13 04:47:20 | Weblog
レントゲン。僕の鎖骨には、縦に一本、薄い線が入っていた。

せっかく手術したのに。。。

せっかくプレートとボルトが外れたのに。。。

また手術してプレートを入れてボルトで固定して、また手術してプレートとボルトを外すんすか!?

もう、目の前が真っ暗な、診察室の僕なのである。

すると、お医者の先生はジャジャーンと出してきた。ドラえもんばりにである。

「クラビクルバンド~!」

クラビクルバンドとは、鎖骨を骨折した人が、胸が縮こまらないように固定する装具のことである。
新潟で手術をしてから一ヶ月間、僕はクラビクルバンドのお世話になっている。

先生曰く、今回は手術無しの保存療法で治すとのこと。

とにかく、一ヶ月間はクラビクルバンドをして過ごしなさい、と。そしたら骨はくっ付くはずだ、と。

そんなこんなで、再手術は回避出来てホッと一息。

めまいがするほどの激痛の中、クラビクルバンドをはめられ、ギューっと締められる。

「これで、一週間、様子を見よう」と先生。

僕は尋ねる。

「絶対安静ですよね?」

当然である。絶対安静のはずである。わかりきったことではあるが、一応聞いてみる。

先生は言う。

「いや、いいよ、普通に動かして。でも、90度以上は腕を上げないでね」

・・・

おれ、思うんだけど・・・それのせいじゃん、骨が折れたの。
骨が折れてんのに、動かしていいわけないじゃん。すげぇ痛いのに、動かしていいわけないじゃん。おかしいでしょーがー。

そんなわけで、月火水木、今日は金曜日。
腕の筋肉が拘縮しようとも、骨をくっ付けることだけに心血を注いでいるというわけなんです。

クラビクルバンドで固定をしているせいか、痛みはだいぶ減りました。
もう、そこそこ動けます。そこそこなら動けます。動けるんです。

でも、絶対に動きません!

安静中安静中安静中。。。安静中安静中安静中。。。

心配しないでください。

今僕は、ミスター安静です。名前をシングからアンセイに変えてもいいくらい、安静です。

おわり。

さっき、、、言ったやん。

2015-11-13 03:58:15 | Weblog
何が原因か?
それは不明。

これといった原因が見当たらない。
なんなんだろう?

つまり、どれもこれもが原因なのかもしれない。

お医者の先生は言った。
「90度以上腕を上げなければ、何をしてもいいよ。力仕事をしてもいいよ」

手術の後、不思議なくらい痛みはなかった。前回の手術の後とは比べものにならない。恐怖に怯えていた手術前の自分を馬鹿みたく思う。

一年以上の間、身体の中に埋め込まれていたチタン製のプレートとボルトが取り外された鎖骨は、驚くほどすっきりとしている。

先週は、耕運機で耕した畑に畝を立てた。
スコップを使って、ザックザックと七本も畝を立てた。腕が90度以上上がらないように気をつけながら、ザックザックと畝を立てた。

土曜日の朝、抜歯をした。
その時に、僕は先生に尋ねた。
「少し肩が痛むんですけど、それって普通ですか?」
先生は言う。
「うん、まだしばらくは痛いと思うよ」

土曜の午後に、お客さんが来た。赤ちゃんが三人。
2歳の男の子を抱っこしてみたら、骨がギギギっと軋んだ気がしたので、すぐに降ろした。

夕方にはお客さんが帰ったので、日曜日の雨に備えて、ウッドデッキにテントを張った。
大きなテントを左腕一本と不自由な右腕で建てるのは少し大変だったけど、なんとかうまく建てられた。

土曜日の夜、抜歯をして傷口を濡らしても良いと言われたので髪を洗った。
腕が90度以上上がらないように気をつけて洗ったのだが、ズキンズキンと肩が痛んだ。

日曜日の朝、肩が痛くて起き上がれない。
そんなことがあるのだろうか?
なぜだろう?顔面蒼白。気を失いそうな激痛に顔を歪める僕がいる。

日曜日の午後。病院に電話をかける。あわよくば痛み止めの点滴を打ってはくれまいか?
主治医のお医者はいるわけもなく、急患で診てもらうと面倒な事が多そうなので、翌日の診察時間まで痛みに耐えることにする。

日曜日の夜。もしかしたら再入院再手術なんてことになるやもしれぬと思い、お風呂に入るために服を脱ぐ。鏡に映った自分の身体の様子がおかしい。
右肩が異様に下がり、手術の傷跡が大きく腫れ上がっている。「はぁぁぁ・・・」とため息をつく。これは只事ではない。感染症か再骨折か・・・まったくもって只事ではない。

月曜日の朝、とにかく早く病院へ行きたい。だが、痛い。歩くのも痛い。動けば痛い。とにかく痛い。痛くて死んでしまう。くらい痛い。土曜日の夜から月曜日の朝にかけて、右肩上がりの痛みなのである。加速度的に痛みが増しているのである。
病院の予約は、ない。予約は水曜日なのに、月曜日に来てしまったから、予約がない。予約がないと、待つ。待つのも痛い。

一時間ほど待ち、診察。

「信じられないくらい痛い!」と先生に告げる。

お医者の先生は、「どこが痛い?」と聞きながら、鎖骨をギュウギュウと押してくる。
どこもかしこも痛くて、どこが痛いかわからない。しかも、手術後の傷口をギュウギュウ押すもんだから、関係ないところもすげぇ痛い。

「可能性としては再骨折と感染症なんだけどね、骨折はしてないみたいだな。ほら、鎖骨はしっかりしてるでしょ」
先生は言いながら、再び鎖骨をギュウギュウと押す。痛いんだってば!

ノロノロと放射線科へ行ってレントゲンを二枚。感染症の検査のため、採血室へ行って針をブスッと刺される。
不思議なもので、肩が死ぬほど痛いから針を刺す時の痛みなんて感じないと思ったら、普通に針を刺す時も痛かった。

そして、整形外科へ戻って、また待つ。名前を呼ばれるのは、感染症の検査の結果が出る一時間後。とにかく待つ。

やっと呼ばれて診察室へ入る。

先生の第一声。
「折れてるね」

・・・折れてないって言ったやん。

Is this life? This is...my life.

2015-11-13 03:37:42 | Weblog
この五日間、ジッとしている。ジッとしているというよりも、ジーーーーッとしている。

どのくらいジーーーーッとしているかというと、それは、入院している時よりもジーーーーッとしている。

ジーーーーッとしながら、何を考えているかというと、この現実を、どう書き表したらいいのか、ということをずーーーーっと考えている。

ジーーーーッとしているというのは、どういうことかというと、なるべく動かないようにジーーーーッとしているというわけで、とにかく、ベッドの上とソファの上を行き来しながら、ジーーーーッとしているのである。

そんでもって、なぜジーーーーッとしているのかってのを書かなければならないのだけれど、出来ることなら、書きたくはない。

なぜ書きたくないのかというと、きっと怒られるだろうからであって・・・さもなくば、笑われるだろうからであって・・・であるからにして、書きたくない。

がしかし、このまま書かずにいるというのも如何なものか?という気もするし、それはそれでまた面倒なことでもあるのである。なぜなら、現実に、僕は五日もの間、どうやって書き記そうかと考え続けているからなのである。

率直に申し上げると・・・
「骨が折れた」のである。
正確に言うと・・・
今、「骨が折れている」のである。

ははは。一笑に付すしかない。

怒っても仕方がないのである。
呆れても仕方がないのである。
笑われても仕方がないのである。
これは、夢でもなんでもない、現実だ。

後の祭りとは、こういうことを言うのだなぁ。

めぐちゃんにすごく怒られたのだけど、めぐちゃんはこう言っていた。
「まぁ、シングらしいっちゅーか・・・」

あ~あ・・・振り出しに戻る・・・の巻。

あ~あ・・・人生いろいろ島倉千代子・・・
の巻。

とにかく、とにかく、ジーーーーッとしている、僕なのである。

報告、終わりま~す。

そこに希望はあるのかい?

2015-11-04 20:14:20 | Weblog
手術から一週間。

とりあえず、右腕を90度より上にあげないこと。

これは至上命令。絶対に守らなければならない。

では、他のことはどうか?

ということが、問題なのである。

例えば、僕の耕運機は重い。30キロある。
その耕運機をジムニーちゃんの荷台に持ち上げて載せるってのら、やっちゃいけないことなのか?ってのは聞いていない。

手術から一週間。切ったところはくっついたのかなぁ?切り開かれた中の肉はくっついたのかなぁ?

やっちゃいけないと言われていないから、とりあえずやってみた。

出来るだけ肩に負担が掛からないように、30キロの耕運機を持ち上げる。
でもあれだ、30キロという重さは、僕にとっては持つことで精一杯の重さなわけで、肩をかばうとか、そういう気の利いたことをしようにも、はっきり言って、出来ない。

すげぇ痛いの。肩がめっちゃ痛いの。うずくまったね。ほんと。

まぁ、うずくまりながらも、なんとか車に載せたわけなんだけど、車に載せたってことは畑へ運ぶわけで、畑へ運んだら畑で降ろすわけで、畑で降ろしたらまた積まねばならないわけで、積んだら家で降ろさなきゃいけないわけで・・・。

まずい・・・パンドラの箱を開けてしまったような気分だ・・・。パンドラのマメトラ。ププ。


耕運機って、意外と、変なところに力が入る。特に、旋回する時など。

右腕が横に引っ張られる。「いかん!この動きはいかん!」てな具合。
ダメらしき動きは、痛みが走る前に分かる。骨が軋む前兆のようなものを感じる。
がしかし、耕運機は止まらない。「それはアカーン!」という叫びとともに、耕運機は進んでいくのである。

なんでかと。なんで耕運機なんてやるのかと、危険を冒してまで。

それはね、タマネギの植え付けの時期が、ジャストナウ、今だからだよ。

このまま、痛いだなんだ言っている間に、植え付けの時期が過ぎてしまったら、1000本の苗はどうなってしまうのか?

そんなこんなでね、再び耕運機を積んで帰ってきたのだけれど、車からは降ろしていない。
なぜなら、「もう限界です」。

来週のレントゲン診察で、異常が見つかったとしたら、それは絶対、耕運機のせいだと、僕は思います。