ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

宇宙ハッピー。キモハッピー、カモハッピー。

2014-07-31 23:54:44 | Weblog


加茂水族館って知ってますか?
クラゲの飼育数でギネスブックに登録された有名な水族館なんです。

当初は民間の水族館。水槽の中で、偶然生まれたクラゲを飼育し始める。クラゲの種類を増やし、世界一のクラゲ水族館にしようと頑張るが、資金不足のため、手塩にかけたクラゲたちが全滅することもしばしば。

景気の悪化とともに、客数は激減。経営は悪化と一途をたどる。
民間から加茂市へ。加茂市は、老朽化した水族館の新館建設のために、市債を発行する。市債とは、国債の市バージョン。つまり、一般から新館建設のための費用を募ったというわけだ。
市債は20分で売り切れたというから驚きだ。

晴れて、クラゲドリーム館という名の、最新型水族館(ほぼクラゲ専門)が誕生するのである。
そして、クラゲに特化したこの水族館の来場者は現在も右肩上がり、急上昇中なのである。

なんだか、苦難に打ち克ったクラゲたちの物語って感じで、ちょっと感動してしまう。

そんなわけで、入場料1000円という多大な出費にも関わらず、クラゲドリームへ入場してしまった。

基本的に、クラゲって、気持ち悪い。基本的に、クラゲって気持ち悪い。二回言ったよ。
でも、たまに、すごい。そこには、宇宙が漂っている。感動的にすごい。あぁ・・・宇宙だ・・・とため息が漏れる。
ちびっ子クラゲが、雪のようにゆっくりと舞い降りる姿に、心を奪われてしまうのだ。ほんとに。

夏休みってこともあって、本日のクラゲドリームは満員御礼。みんな、クラゲが醸し出す宇宙ってやつに、心を奪われておりました。

機会がありましたら、クラゲドリームへ、ぜひ。






クラゲハッピー。

2014-07-31 23:49:14 | Weblog


クラゲソフトクリームを食べるか、クラゲヨーグルトシェイクを飲むか・・・それが問題だ。

味の想像はつくだけに、どちらが美味しいのだろうか?悩むところだ。

結局、クラゲヨーグルトシェイクのバナナ味を飲んだ。

ヨーグルトとバナナシェイクの間に、クラゲをふんだんにあしらった一品。

言うまでもなく・・・美味です。コリコリコリコリ・・・美味ですぜ。




にほかハッピー。

2014-07-31 23:24:13 | Weblog


新潟から山形を抜けて、秋田へ。
ここから秋田県!の標識の5メートル先の辺り。

ホテルニューみさきという、温泉街やひなびた観光地のホテルにありがちな名前のラブホテルを過ぎてすぐの辺り。

三崎公園キャンプ場。高台から眺める景色が素敵だ。潮騒と星空も素敵だ。時折通る羽越本線の電車の音も素敵だ。

山形から秋田へ入ったのに、温泉とスーパーへ行くために山形へ戻る。そしてまた秋田へ戻る。県境って面白い。5メートルを境に、行ったり来たり。

新潟の北の方にある「笹川流れ」は素晴らしかった。延々と続く日本海の海岸線。透明な海水。岩場に見えるグリーンとブルーの海の色。

20箇所ほどの海水浴場を通ったが、海水浴をしている人は、全部で47人くらいだったな。江ノ島海岸の100億分の一くらいの人口密度だ。

二日間、半袖のTシャツの袖をまくって走っていたら、もう、肩の皮膚が剥けてきた。東北へ入ったとはいえ、陽射しは強い。

昼間、あまりに喉が渇いたので、コンビニで、氷入りのカップと850mlコーラを買った。それを持って海岸へ。

氷入りのカップがマイブーム。先週、瓦屋の親方が、お茶の時間に買ってきてくれた。なかなか溶けない氷が心地よい。

世界で一番美味しいコーラを飲みながら、日本海の凪を眺める。
日陰など一切見当たらない海岸で、僕の肩は、きっと焼かれてしまったのだろうな。

毎日の幸せは、僕のためにある。
今日は、千回くらい、そう想った。


B級スポッター。

2014-07-31 20:08:55 | Weblog


いきなり現れた、どでかい親鸞上人。
びっくりした。

数年前に閉鎖された感のある、ある施設。越後にゆかりのある親鸞上人のどでかい像を立てたようだ。

閉鎖された敷地の中へ、足を踏み入れる。ひと気のない寂れた建物群の中心で、圧倒的な存在感を放つ親鸞上人の像が、寂しげに見える。

こういうのは残酷だなぁと想う。
偉人に対する仕打ちとしては、どうかなぁと想う。
作った時は賑わったのかもしれないが、こうなってしまうと、あとは朽ち果てるのを待つばかり。
あと10年もすれば・・・どうなってしまうものやら。かといって、解体するにもお金がかかるし。

B級スポットとしては、A級の親鸞上人像。
観られて良かったけどね。


インドへの道。

2014-07-30 23:51:07 | Weblog


全ての道はローマへ通ず、とローマ人は言った。
全ての道は慈眼寺へ通ず、とTrash Box Jamのマコは言った。
ならば、僕は何と言おうか。
僕はこう言う。

「全ての道は、インドへ通ず」

これにしよう。

そんなわけで、今僕は新潟県の阿賀野市の村杉ってとこあたりの、ダムの隣の閑静なキャンプ場のテントの中でブログを書いている。

でも、もうそこそこ眠いから、あまり長くは書かないことにする。
さっきキャンプ場についたばかり。疲れてしまった。
結局、夜、走る。夜も、走る。嫌なのにな。

魚沼から、五泉あたりに抜ける山道沿いに広がる棚田群が素晴らしかった。心洗われる瞬間。緑の中の黄緑。天空の棚田。

まだ海へは出ていない。海へ出る前に山へと入った。明日は日本海に沿って進むつもり。

それにしても、久しぶりの旅だ。八ヶ月もご無沙汰じゃたいか。
もう旅の仕方なんて、忘れてしまった。

それにしても、新潟のスーパーに、新潟産の魚が一匹も売ってないのはいかがなものか。二軒回ったのに。一匹もいない。青森産三陸産愛媛産、チリ産ロシア産ベトナム産などなど。これは、由々しき問題ではないのか?せめて日本海産の魚を・・・置いてくださいよ。と。

美味しい魚が食べたいな。と。

全部旅でお願いします。
僕の人生は、全部旅でお願いします。

そんなことを想う、今日の僕なのである。
まだ始まったばかり。まだ何も起きていない。
ただ、僕が、自由の空の下にいるだけ。

それが、無性に幸せで仕方がない。


序章。

2014-07-29 00:10:53 | Weblog


なんだか、すごく忙しいな。
なんだか、バタバタしてる。
なんだか、このまま、ずっとバタバタするような気がしてる。

何はともあれ、明日は仕事最終日。
いよいよ、やっと、ここまで来た。

去年も、この時期に、仕事最終日を迎えた。
まったく成長してないな。よし、オッケー。

年初に立てた一年の計画。ここまでは順調。
限定シングルの立て続けリリースに、アルバムを一枚。
ポスカは75枚。
ストリートは、石巻遠征の時と雨の時以外は、休まずにやった。
ソロライブを一本。

さて、次のフェイズへ突入しよう。

何しろ僕は、退屈が大嫌いだからね。
何しろ僕は、退屈ではない場所で、退屈に過ごすのが大好きだからね。

あぁ、旅の準備は面倒だ。何もかもが見つからない。
何が見つからないのかもわからない。

あぁ、大変だ、大変だ。

もう一日頑張ったら、旅ブログが、始まるよ。

ブルーベリーは美味しいね。7/26土曜日、大宮ストリート。sing. mako and shissy

2014-07-28 00:19:54 | Weblog


今日は、やることがいっぱいあったので早起きした。
早起きしたから、油断して、ボケーっとしてたら、時間がなくなってちょー焦った。
旅立ちが近いもんでね。へへへ。やるべきことはやっておかないと。へへへ。

やることがいっぱいあった。ブルーベリー記念植樹をした。庭に。なんの記念植樹かというと、嵐山に引っ越してきた記念だ。なんで今さら、と。それはね、引っ越した時に、鶴ヶ島から持ってきたブルーベリーを庭に植えたんだけど、知らないうちに、大家さんの草刈りの餌食になっていたからなんだよ。だから、2年間、暖めていた記念の植樹を。
ちなみに、ブルーベリー記念植樹は、やることいっぱいの中には入っていない。

今年の五月に福島へ行った。レコーディングに。
その時に録音した音源の一部、やりかけたまま放置していた。何かと忙しかったからね。
ちょこちょこ催促を受けていたのだけれど、その度に、これが終わったらやろう、などと理由をつけて先延ばしにしてきた。昼過ぎまでかかって、終わらせた。あとは郵便で送るだけ。

この間、タイヤ交換をした時に、アクセルシャフトを固定するためのネジを折ってしまった。痛恨のミスである。
このまま放置!とも想ったのだが、命に関わるやもしれない。命の値段は、そんなには安くないだろう。
とりあえず、バイク屋へ。行ったことのない、知らないバイク屋へ。こんにちはぁ。という感じで。
2000円で直してくれた。うーん、勉強代としては、まぁ、許せる範囲だな。
これで、心置きなく、バイクに乗れる。

今回は一週間ちょっとで、2000キロは走ることになりそうだ。オイル交換もしておかないと。
今日は暑かった。暑い中の仕事も大変だが、暑い中でオイルを交換するのも、なかなか大変だ。汗がポタポタと流れ落ちる。

あとは、細かいことをちょこちょこと。やったりやらなかったり。
忙しい日曜日だったな。

8/24、御茶ノ水KAKADO、Trash Box Jamでライブをやります。
2014年一発目!
二発目があるのか!今年最後になるのか!
ぜひ、お見逃しなく!

1. Iris
2. 3gの奇跡
3. Everyday
4. 月のお姫様
5. Hello Goodbye
6. キリキリバランス
7. Under the Flag of Jack


8. フラワー
9. 帽子からまだ鳩が出ないし
10. Hikaru
11. 半分の月
12. プードル探し機の取り扱い説明書

13. アニーノーニワ
14. Chocolata
15. 飛べない鳥

16. 星の楽隊
17. 遠い空
18. Machine gun
19. Crybird
20. 三日月の夜

祭男ならさ。

2014-07-25 23:20:19 | Weblog
明日と明後日は、東松山のお祭りだそうです。
うちの親方は、大のお祭り好き。
お祭りの時は仕事はお休みになる。例年はそうなる。そうなるはずだし、そう信じていた。

今週は、ずっと暑くて、もうよく生きてるなぁと思うくらいなんどけど、「土曜日はお祭りだから休みだし、金曜日まで頑張ろう」と、自分を叱咤激励し、やってきたんだよ。

なのに、なのに。

親方は、金曜の夕方に床屋の予約を入れていた。
毎年、両サイド刈り込んで、そこにエグザイルのアツシ張りのラインを入れて来る。
床屋の予約を入れるところまでは、例年通り、読み通り。

そして、床屋の予約の時間だから、と言って、仕事をする小方たちを残して、さっさと帰って行ってしまった。

「じゃあ!また明日!」と言い残して。

えっ!やんの?明日やんの?うそ、祭りなのに?行けよ、祭り!

「夜から行くよ」

え!行けよ、祭り!朝から行けよ!まだ始まる前から祭りの会場で待ってろよ!祭男だろ!

「じゃあ、また明日!」

そんなわけで、希望は、無残にも消え去り、明日も仕事です。殺人的な陽射しの中で仕事です。

仕事が終わったら、大宮へ向かいます。

まことしっしーが来てくれる日なので、出来れば、早く行きたいのになぁ。

そんなわけで、明日、大宮で会いましょう。よろしこ。

夏が来た。

2014-07-24 23:42:52 | Weblog


暑いが続いてますが、いかがお過ごしですか?
梅雨が明けたその日から、まさに夏。夏本番。連日の35度超え。

晴れれば仕事はあるわけで、どんなに暑くとも、炎天下の屋根の上。半端じゃない。ハンパじゃない。

よく生きてるなってもんでね。
頑張って生きてます。汗をかきながら生きてます。
瓦屋さんも、あと少し。
どんなに暑くとも、この瞬間を大切に。

話変わって。

好評発売中のライオンズポートレート4。相変わらず歌詞の文字が小さいな、と。
どのくらい小さいかと言うと、小さめのアリンコくらい小さい、と。
ルーペが必要だ。ルーペが必要だ。

そもそも一枚に10曲分の歌詞ってのに無理がある。無理がありすぎる。
初めてリリースしたウィンターソウルは7曲入りだったから、文字もそれほど小さくてならなかったのだけれど。ライオンズポートレート2なんて、11曲分の歌詞。それゃあ、無理だわな。

先日のライブ。阿佐ヶ谷ハーネスの壁にチラシが貼ってあった。
「小山卓二詩集」絶賛発売中!

詩集なぁ。詩集ねぇ。詩集かぁ。・・・詩集だぁ。

そんなわけで、ライオンズポートレート4リリックス。ポスカサイズ歌詞10枚セット。絶賛発売中!

ってことで、よろしく。

詐欺じゃないよ。好意だよ。
ボッタクリじゃないよ。タイトルカード一枚サービスだよ。

さぁ、買った買った。

明日は今年初の、トラッシュストリート。
久しぶりに三人揃う予定です。

ある少女の話。5

2014-07-22 03:26:25 | Weblog
おれ、明日ってか、今日、仕事なんだよね。早起きなの。
もう3時半なんだよ。知ってた?
お昼まで寝ちゃったからさ、眠くないっちゃ眠くないんだよね。
でも、眠いっちゃ眠いんだよね。

オーディションってさ、昔から変な形式のものが多くてさ。そういうのって変わらないんだなぁって、つくづく思うよ。

一人一日一票とかさ・・・。おかしいよね。組織票がモロに強いシステムじゃないか。そして、それは、いかようにも操作出来るような気がする。
審査員が決める審査ってのも、公平だとは思えないけど、決める審査員が責任を背負うって意味では、アリかな、とは想う。

本当にイイもの、いい素材、逸材を見つける気があるのか、ないのか、育てる気があるのか、ないのか・・・そういうのって、オーディションの形態でわかってしまうよな。

まぁ、でも、とにかく、サラちゃんは、その中で頑張っているわけで、その中で勝たないといけないわけで、勝負するってのは、やっぱり、いつだってカッコいいわけでね。
ぜひぜひ、頑張って欲しいと想う。

まぁ、でも、彼女の「頑張り」が本気ならば、そして、それが持続するならば、近い将来、文字通り彼女の「天才」が、この世界に響き渡ることは間違いないだろうと、僕は想う。

発見者の僕は、強くそう想い、強くそう願うのである。

頑張ってね、黒川沙良ちゃん。

ってことで、長々とお付き合いありがとうございました。

みんな、がんばれー!
おれも、がんばるー!

がんばるっきゃない!

やるっきゃない!(土井たか子風)

おわり。

ライブの話の続きは、また明日。

ある少女の話。4

2014-07-22 03:20:35 | Weblog
以下、色々書いてあったので、メールを転載することにする。
みなさんも、PVを観て、判断してね。
大人になったサラちゃんが観られるよ。

↓↓↓

ライブに向けて忙しいところ、一つお願い事があります。

現在、黒川沙良が夢に向かって挑戦をしております。

一次審査(15000人→1000人)、二次審査(1000人→100人)と

ファンには内緒で、自分一人の力で三次審査まで進みました。

この三次審査はWeb投票となり、ただ今、苦戦中です。

Singさんにお願いとは、スパーブロガーのSingさんに

黒川沙良のことをブログに取り上げていただけないでしょうか?

Singさんも嘘はブログに書けないと思うので、

下記の黒川沙良のPVを観て判断をして下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=G0dRRt1dr_E
<http://www.youtube.com/watch?v=G0dRRt1dr_E&sns=em> &sns=em

下記が東京ガールズオーディションの内容です。

東京ガールズオーディションに参加している黒川沙良へ「投票」をお願いします。

アメーバのアカウントを持った方のみ投票出来るものとなっており、

web投票期間中の7月16日~29日までの間、

1日1票をアメーバアカウント(登録無料)から

TGA公式サイトの黒川沙良に票を入れていただきたいのです。

【手順①】Amebaにログイン

 下記のリンク先で、Amebaにログイン

 (AmebaのアメーバIDを持っていない方は、

アメーバID登録(無料)でIDを取得)

  http://blog.ameba.jp/ucs/login.do



【手順②】TGA公式サイト

 下記リンク先の黒川沙良の『投票する』をクリック

http://tgaudition.ameba.jp/




ある少女の話。3

2014-07-22 03:00:53 | Weblog
さて、さて、その後の彼女の活動を、僕はほとんど知らないのだけれど。

時々、ふとラジオから彼女の名前が聞こえたり。ライブ情報が聞こえたり。

少女だった彼女も、高校生になり、大人になり・・・。

そこへ、一通のメールが届いた。

彼女からのメールではない。
彼女が、Trash Box Jamと共に初めてのステージを踏んだ時以来の、彼女のファンからのメールである。

タイトルは「お願い」みたいなものだったやような気がする。
つい最近のことなのに、すぐに忘れる。昔のことだから忘れたとか言っちゃってね。最近のことも忘れるくせにね。とか、言わないでね。

彼女は、その後、大手のレコード会社とは縁を切り、単身で頑張っているとのこと。
彼女が演奏している映像を観て、良いと思ったなら、ぜひ、応援してください、とのこと。

久しぶりに彼女の唄を聴いた。ピアノの音色を聴いた。

「変わっていないなぁ。あの頃のままだ」

思わず、懐かしさに頬が緩んだ。15歳の天才少女は、今も変わらず、唄を紡いでいる。
酸いも甘いも知っただろう。この世界の世知辛さも知っただろう。いくつかの恋も知っただろう。
きっと、流れた時間の分だけ、彼女の唄も大人になったのだろう。

それでも・・・変わらないな、と想える。
それは、とても素敵なことだ。

かつての天才少女。

彼女の名前は「黒川沙良」。

彼女は今、大きなオーディションに臨んでいるそうだ。
15000人が100人まで振るい落とされる。その中の100人に入り・・・苦戦中とのこと。

スーパーブロガー、シングさんの助けを!と頼まれたので、みなさん、スーパーブロガー、シングの読者のみなさん!

シングが発見した逸材「黒川沙良」を、ぜひ、応援してあげてくださいな。

応援方法は、次の記事に載せるよ。

注意>スーパーブロガーしんぐってのは、自分で言ったんじゃないよ。その人が言ったんだよ。
あと、スーパーブロガーって言われたから、気分が良くなって応援するんじゃないよ。
心から、人を応援する。それが、それこそが、Trash Box JamのDNA!だからだよ。

つづく。

ある少女の話。2

2014-07-22 02:40:18 | Weblog
細かい流れは、忘れてしまったのだけど。なんせ、もう何年も前のことなのでね。

忘れていないのは、僕がこう想ったこと。そして、それを実現したこと。

「この子が中学生のうちに、ライブハウスのステージに立たせよう」

この天才少女は、いずれ世に出る。世の高い場所へ行く。ならば、その第一歩は、おれが踏ませてやろうじゃないか。
世に出た時に、こう言わせたいじゃないか。

「中学生の時からライブハウスのステージで歌って来ました」

西川口HEARTS。当時のTrash Box Jamのホーム。
そこで、少女は初めてのステージに立った。

この先、少女に何が起ころうとも、初めてのステージに立たせたのが僕であるということが、僕の誇りになるであろうと・・・そう想ったことも、覚えている。

それから、マコも絡んでくれて、少女のCDを作ったような気がする。4曲くらいの作品だったような気がする。その中の一曲は、シング作の「恋人」だったんじゃないかな。
少女が歌う「恋人」は、シングの恋人とも、アニーの恋人とも違う、まったく別の世界の「恋人」だった。

一つ、言っておきたい。これだけは言っておきたい。

最初に目を付けたのは、僕、なのである。

例えば、アメリカ。西部劇の時代。西海岸で金が見つかった。俗に言うゴールドラッシュである。多くの人が、金に群がり、多くの人が巨万の富を得た。

最初に金を発見したのは誰なんだ?

うん・・・これは、あまり、例えが良くないな。

エジプトから盗掘されたロゼッタストーンが、ジブラルタル海峡に沈んだ。それを引き揚げたことによって、古代エジプト文字の解読が進み、多くの謎を解く鍵となった。

ロゼッタストーンを盗んだのは一体誰なんだ?

あれ?・・・これは、ほんとに、まったく違うよ。あれ?意味わかんないよ。

まぁ、いいよ。とにかく、少女の天才に最初に気づいたのは、紛れもなく僕だってことが言いたいんだよ。
いや、だからなんなんだ?と聞かれても、本当に困る。

それからどれくらいの月日が過ぎた頃かってのは、ちょっと忘れた。
すぐだったと想う。

少女は業界最大手のレコード会社に引っ張られて、あちら側の世界へと旅立ってしまった。

ね?でしょ?おれは知っていたよ。

そりゃあ、そうだよ。どう考えたって天才なんだから。天才な上に、美貌を持つ少女なんだから。

つづく。

ある少女の話。

2014-07-22 02:20:28 | Weblog
もうずいぶんと昔の話になる。6年か、7年か・・・。もう忘れた。

路上ライブをやっていた大宮駅西口のデッキに、一人の少女が現れた。もしかしたら、小さな弟を連れていたのかもしれない。少女は中学三年生。弟は小学生、五年生くらいだったかな。

少女は、真っ直ぐな瞳で、こう言った。

「路上ライブがやりたいです」

次の週末の路上ライブ。また、少女が現れた。もしかしたら、弟を連れて来たのは、その時だったかもしれない。弟がキーみたくなってるけど、実際は、弟君は、話とはまったく関係がない。

少女は、自分の歌を吹き込んだカセットテープを持ってきた。

実際、頑張っている人や、頑張ろうとしている人を出来る限り応援してやるってのは、シュウと一緒にTrash Box Jamの活動を開始した時からのテーマというか、決まりというか、義務というか・・・そういうDNAが、トラッシュにはある。確実にある。

まぁ、僕もトラッシュの片割れ。シュウがいなくなってからも、そういう気持ちがなくなるわけはない。

少女に、路上ライブをやるために最低限必要な機材やらなんやら、そんなことを教えてあげた気がする。
そして、帰ってから、少女が持ってきたデモテープってやつを聴いた。

中学三年生の女の子が、テープレコーダーで生録した作品だ。残念ながら想像がついてしまうというものじゃないか。
でもまぁ、才能の片鱗でも垣間見ることが出来れば幸いだな・・・とね。そのくらいの気持ちで聴く。

少女のデモ音源は、紛れもなく「天才」としかいいようのないモノだった。「衝撃」「驚き」「発見」。

声の質、歌い方、ピアノの技術。曲。
どれ一つとっても、中学三年生とは縁遠い。衝撃なんてもんじゃない。こんな逸材が・・・こんなところに・・・。

僕にしてみれば、である。僕にしてみれば、アニーを解散して間もない頃でもあった。

てーへんだ!てーへんだ!
と、マコに報告したりしたんじゃないか、と想う。マコもびっくりしたんじゃないかと想う。

こりゃあ、ダイアモンドの原石なんてもんじゃない。削って磨かなくても、もうすでに光り始めているダイアモンドじゃないか!とね。

つづく。