十一曲目。第2部の四曲目「月のお姫様」(trash box jam The Band 2nd, the room404に収録)。
アイフォーンセブンが発売されてから、ブルートゥースのイヤホンが飛ぶように売れているらしい。なぜならば、アイフォーンからイヤホンジャックが消えたからである。
イヤホンジャックがなくなったら音楽が聴けないじゃん?とお思いのアナタ、心配はありません。充電ケーブルを挿し込むところへ、アダプターを使ってイヤホンを挿し込めば聴けます。アダプターは標準で付属しているからご安心を。
僕はアイフォーンセブンを使っているわけで、つまりイヤホンジャックがないわけで、でもアダプターを付ければ問題なく聴けるわけで。
だがしかし、一つ問題が・・・ある。あった。
充電ケーブルを差し込む箇所へイヤホンを挿すと、充電ケーブルを挿すところが塞がってしまう。つまり、充電しながらだとイヤホンが使えないのである。
がーん( ̄◇ ̄;)
ということで、僕は売れに売れているというブルートゥースのイヤホンを買ったのである。へへへ。
コードが無いってのはいいのである。気に入ったのである。畑でも庭でも散歩中でも、イングリッシュニュースを聴けるのである。
「よし、かっこいいのを作っちゃうかな」
と、レザーのイヤホンホルダーを作ったのである。へへへ。
イヤホンホルダーにブルートゥースのイヤホンを付けて、会う人会う人に自慢をするのである。見せびらかすのである。
そして、ブルートゥースのイヤホンをどこかで落として失くすのである。
ショックなのである。
まだ5回くらいしか使ってないのに。
見せびらかしたからバチが当たったのである。とほほ。
ブルートゥースのイヤホンがなくたって、生きていけるからいいけどね。
月のお姫様。ハネバージョン。
手拍子をお願いします。そこはハネバージョン。それぞれがそれぞれの手拍子を。
ステージの上から。それぞれの手拍子を眺めながら歌う。
僕の好きな唄。
君の好きな唄。
僕を好きな君。
君を好きな僕。
笑いながら、微笑みながら、毎日をいく。
チョコレートみたいな夜が明ける。
きっと今日も、世界は君に優しいはずだ。
「月のお姫様」
嵐の前触れのようにボクが恋をした人は
赤いリボンとハーモニカが似合う月のお姫様
雲の切れ間に浮かんでいたボートに乗って駆け落ちして
海の向こうは行き止まり知らない世界はこの先だ
チョコレートみたいな毛布に包まれて
少し寒がりなボクらはベッドを作った
ボクは少しあくびをしてキミはすでに夢の中で
ロッキングチェアーみたいに揺れてる三日月は今日もご機嫌だ
次第に追っ手が迫り来るお姫様奪還の指令のもと
情熱を武器に応戦だ 愛に勝るものなどありはなしない
気まぐれた猫にそそのかされて迷い込んだ未知のダンジョンで
「ボクが必ずキミを守るよ」格好をつけて約束した
つないだ手を強く握りしめたまま
少し泣き虫なボクらは笑った・・・そして
ボクはキミにキスをしてキミはちょっと首をかしげて
ロッキングチェアーみたいに揺れてる三日月は今日もご機嫌だ
チョコレートみたいな毛布に包まれて
少し寒がりなボクらはベッドを作った
嵐の前触れのようにボクが恋をした人は
赤いリボンとハーモニカが似合う月のお姫様