ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

モグモグターイム!

2019-02-22 00:48:30 | Weblog


別にね、100歳まで生きたいわけではない。決して。
別にね、長生きがしたいわけではない。決してね。

でも、まぁ、生きていたいわなぁ。まだまだやりたいことがたくさんある。
きっと、やひたいことがなくなることなんてない。

今年は、もうすでに、二回も風邪を引いた。辛かった。少しだけね。

健康は大事だ。なーんて、柄にもなく思う。タバコの煙をスパーっと吐き出しながら思う。

畑で仲良くしてくれるおじさまのようなお爺様のような、そんな方々がことごとく癌になったりしているのを見ていると・・・ちょっと思ったりする。

「大事なのは健康や!」

100歳まで生きたとて、健康でなければ意味がない。とかね。

「壮快」という健康雑誌の今月号の特集は「糀水」らしい。

「知らないなぁ、壮快」

「知らないなぁ、糀水」

「健康にいいのか?」

「TSUTAYAにあるかなぁ?壮快」

・・・

そんなわけで、TSUTAYAに立ち読みをしに行くことにした。壮快の立ち読み。健康情報を手に入れねばならない。だって、僕は、今日から、健康マニア。

そのTSUTAYA。レンタルDVDのTSUTAYAじゃなくて、比較的大きな本屋がくっついてるTSUTAYA。・・・遠い。8キロくらいある。遠すぎやしないか?
でも、仕方がない。行くしかないだろ?だって・・・糀水の謎を知りたいじゃないか。

あっ、車とかバイクとかいう選択肢はないから。だって、健康マニアだから、徒歩よ、徒歩。最近はめっきり徒歩。

最近、ちょこちょこ歩いているので、脚が丈夫になってきた気がする。だがしかし、その分、調子に乗って距離を延ばすものだから、脚への負担が絶大。

二時間弱でTSUTAYAに着いた。

さすがです、TSUTAYA。「壮快」、ありました。
ペラペラーっと立ち読みます。

「へぇ、そうなんだぁ、糀水、そうなんだぁ」

と、ものの3分で特集のページを読み終わります。
「壮快」をパタンと閉じて棚に戻します。

「雨が降り出しそうだ、帰らなきゃ」

そういえば・・・お腹が減ったなぁ。たくさん歩いたからなぁ。

いいことを思いついた!

TSUTAYAがある場所は、ちょっとしたショッピングモールにのようになっていて、お食事処もあるのです。

まずは、不二家のミルキーソフトクリームを食べて、スシローでは控えめに、お寿司を三皿。まだまだお腹が空いているので、うどん屋さんでミニうどんを一つ。食後のデザートはスタバのフラペチーノでしょう。

あぁ、お腹いっぱい。帰ろう帰ろう。

こういうのはどうっすか?

想像の中で食べたゴッコ。

いいこと思いついちゃったなぁ。これからはこれでいこう。
お腹が減ったら、「食べたゴッコ」。

次はウナギで、食べたゴッコをしてみようっと。

みんな、一緒にやりませんか?食べたゴッコ。参加者募集中。

往復17キロ。雨に降られ、フードを被ってトコトコトコトコトコ。お腹が減ったままトコトコトコトコ。

帰ってきて、糀水の話を思い出す。
そもそも糀が、ない。

「作り方忘れちゃったなぁ・・・」

「ネットに載ってるかなぁ?」

ははは。載ってんじゃーん!糀水の作り方!

行くことなかったじゃーん!TSUTAYA!

まぁまぁ、そういう楽しい日々の話。



今日も明日も、分かれ道。の巻。

2019-02-16 01:20:14 | Weblog


時々、ジェラートが食べたくなるじゃないですか?なりません?なるでしょ?

ジェラートっていうのは、イタリアンジェラートのことでね、イタリアンジェラートってのは、イタリアのジェラートって意味なんだよ。

ジェラートの説明にはなっていないけど、知りたい人はウィキペディアで調べたらいいと思うよ。

イタリアで食べたジェラートよりも、日本で食べるジェラートの方が数倍美味しいと、僕は思う。つまり、ジャパニーズイタリアンジェラートが、僕は好きです。

「あぁ、ジェラート、食べたいなぁ」

と思ったりする昼下がり。

「そうだなぁ。ジェラート食べに行くかなぁ」

と決意をする昼下がり。

「せっかくだからなぁ、歩いて行くかなぁ」

そう、歩いていけば、ガソリンを使わないで済む。地球に優しいジェラートの旅。

どこのジェラートでもいいってわけじゃない。そもそも、ジェラート屋さんなんて、そうはない。そうはないうちの、美味しいジェラートなんて、本当にほとんどない。

無添加ジェラート屋が、近所にある。

近所・・・車で行けばね。

片道、7キロの道のりである。往復、なんだかんだで・・・15キロくらいかなぁ。とね。行けないことはないだろ?とね。ジェラートのカロリー消費もできるだろ?とね。

出発なのである。

歩行者、つまり交通弱者に優しくないこの国の道路には、車がビュンビュン通る県道なのに歩道が整備されていない箇所が至る所にある。轢かれてしまうわ。
そんなわけで、車の通りが少ない田舎道を、なるべく選んで歩く。そう、そうすると、必然的に遠回りになる。

それでいい。だって、ジェラートの旅だから。ジェラートを食べなくても死ぬわけじゃないから。急いでないし。
だから、ひたすらに遠回りをしながら歩く。テクテクテクテク。

リュックを背負っている。なぜならば、ジェラート屋さんがある大きな公園の敷地内には、農産物直売所があるからさ。何か良いものがあったら、リュックに入れて持って帰る。テクテクテクテク。

しかしあれだ。前回書いた17キロ行。例えば、目的地のない7キロってのは、ブラブラしているうちになんとなく着く的な感じがあって気分が良いのだが、目的地がある7キロってのは、そこそこキツイ。なぜならば、気持ちは目的地に行ってしまっているからね。歩きの遅さが、気持ちに追いついていかない。そんな気がする。
「目的地なんて、ない方がいいなぁ」
そんなことを呟きながら、テクテクテクテク。

時速5キロちょい。1時間半後には、目的地の大きな公園に着いた。

誰もいない公園・・・誰もいないの?なんで?

あっ、人がいる!

工事の人か・・・。

夕方4時20分。

公園の閉園時間は4時半。

「ねぇ、終わってんじゃん」

ジェラート屋、終わってんじゃん。

7キロ歩いてきたのに、終わってんじゃーん!

公園の入り口近くで、終わってんじゃーんと叫ぶ。

「いや、別にいいんだ」

公園に放送が流れ始める。
「当公園は4時半で閉園です」とかなんとか言っている。

いいんだ。野菜を買って帰ろう。野菜を買って、家へ帰って野菜を食べよう。

直売所へ足を向ける。

「入り口、どこかなぁ?」

「あれ?入り口、どこかなぁ?」

電気が点いているのに、入り口がない。
いや、たぶん、入り口はある。
でも、窓という窓にカーテンが引かれている。

「ねぇ!終わってんじゃーん!」

「閉めてんじゃーん!」

「閉園まで、まだ十分あるのに、閉めてんじゃーん!」

僕は、空のリュックを背中から降ろして、しゃがみ込むのである。そしてつぶやく。

「まぁな。・・・想定内」


少しだけ頭に来たので、もう信じられないくらいの遠回りをして帰ることにした。トボトボトボトボ。
いや、そんなに遠回りでもない。ちょっとだけ。遠回り。来た道と同じじゃ退屈だ。

森を抜け、小山を越え、車の通らぬ細道を。


話は飛ぶが、人生には分かれ道というものが数多くある。誰もが、その分かれ道を選んで選んでを繰り返して、今そこにいる。その道が正しかったかどうかなんてのは、わからない。分かりっこない。だからきっと、人生は楽しい。

どちらを選ぶか?と選択を迫られる時が少なからずある。
ジェラートウォーキングの旅も同じだ。次々と現れる分かれ道を、自分の意志で選びながら進む。その先に、「もう閉園」があったりもする。それはいい。

山のてっぺんあたりで、分かれ道があった。
どっちに進むかなぁ?と考えた。どちらでもいい。どちらかが良ければ選択は簡単なのだが、どちらでもいい時は難しい。だって、どっちでもいいんだもん。

道の先の空気で選ぶ。何があるか?何がありそうか?何もなくてもいいけど。

右は登り。左は下り。
右の道を選んだ。テクテクと進む。クネクネと進む。

おじさんがいた。なんか、木を伐っていた。
「こんにちは」と挨拶をした。「こんにちは」と挨拶を返してくれた。
薄暮の山の中。なんでこんなところに人が?歩いて?的な場所である。
挨拶を返してくれた時のおじさんの笑顔がちょっと素敵だったので、話しかけてみた。

おじさんは、椎茸栽培用の木を伐っていた。

みなさんご存知だとは思いますが、僕は、実は、椎茸を育てているのです。2年前から。でも、全然椎茸が育たなくて、一万円も投資したのに、一個も椎茸を食べられずにこのまま終わってしまい、「一万円分の椎茸を買えば良かった!」と叫び出す寸前の心境だったりするのです。

だから、せっかく椎茸のおじさんに出会えたのだから、聞きます。色々と質問します。

おじさん、とても優しかったです。そして、僕の好きなタイプの人なのです。どんなところが?適当なところが。

椎茸の原木の説明書とかネットに書いてある通りにやってるのに・・・全然椎茸が出ないと僕は言う。

そんなのやらなくていいんだよ。乾かして、駒を打って、そこらへんに積んで、雨に当てれば、ふた夏過ぎた頃にポコポコ出るのさ。余計なことはしなくていい。だって、面倒だろ?

そんな感じのおじさん。

色々と教わって、椎茸によって苛まれていた心が少し軽くなって、おじさんにお礼を言ってその場を離れようとしたら、軽トラに乗り込んでいたおじさんが言った。

オレの家は、この坂を下りた十字路を左に行った二軒目だ。教えてあげるから今度来い。

ははは。出会えた。椎茸師匠に。

分かれ道の話を持ち出した訳を分かってくれたかな?
右の道が正解だったのかは、僕には分からない。でも、右の道を選んだから、椎茸師匠に出会えた。

そう、僕がそう思うように、人生はそんな風に進んでいく。

椎茸師匠に会いに行くかどうか・・・それもまた、僕の選択。・・・行きたいなぁ。

まぁ、そんなわけで、今日のところは、そんな話。

往復16キロのジェラート旅は、椎茸の夢が広がる、ステキな旅になりました。

街外れの左の山の方が、僕の家。見えないけど。

2019-02-14 02:21:51 | Weblog


スーパーマーケットまで買い物へ行こうと思った。
我が町嵐山は田舎なのである。
スーパーマーケットへ行くには、車に乗って、何回も曲がって、ガソリンを使って、駐車場に停めて・・・。

歩いてスーパーマーケットへ行こうと思い立った。自力ってやつである。
スーパーマーケットまで・・・3.5キロくらいかな。一時間弱の道のりである。

「せっかくだから遠回りをしていくかな?」

と、僕は坂道を上り始める。

坂道をグングン上ると国道に出る。

「せっかくだから国道を渡っていくかな?」

ビリーブラウンよろしく国道を横切って、スーパーマーケットとは全然関係のない方へとズンズンと進むのである。

隣町の道の駅に出た。5キロ近くも歩いたのに、スーパーマーケットとはまるで関係のない方向へ進んでしまったため、目的はまったく果たせていないのである。

「せっかくだから・・・もっと遠くへ行ってみるかな?」

そこからさらにさらに関係のない方角へ。山を越え、蛇行する槻川沿いを歩く。右手には、珈琲の入ったタンブラーをプラプラとぶら下げている。

槻川沿いにグルーっと山を回って、目の前に聳えるのは、嵐山で一番標高の高い山、「大平山」である。急勾配の舗装路が眼前に迫る。

「うへー、これを越えなければ帰れないのか・・・いや、スーパーマーケットへ行けないのか・・・」

この時点で、たぶん、12キロくらい歩いているのである。
行くしかないのだから、行くしかない。僕は大平山の急勾配をテクテクと上る。
たまに、車がビューンと追い抜いていく。田舎だから、たまに車がビューンと。

やっとの思いで、大平山のてっぺんに上る。
すると、そこに看板が立っていた。

「大平山頂上、こちら。600メートル」

いかねぇよ。おれは、スーパーマーケットを目指しているんだよ。往復1.2キロの山道なんて登るか!

・・・

「ここまで歩いて来たのだから・・・せっかくだから、登って行くかな」

うへぇ!と後悔しながら、後悔しまくりながら、僕は大平山の頂上を制覇したのである。

山を降りて、膝をやられて、スーパーマーケットへたどり着いて。何を買ったかって?
いや、別に欲しいものがあったというわけでもないので何も買わず。むしろ寄らず。いや、むしろ財布にお金は入っていなく。いや、財布を持ってさえいなく。ポケットに100円玉が二枚入っているだけという。そこから3.5キロの道をトボトボと帰る。珈琲の入ったタンブラーをプラプラさせながら。

結局のところ、17キロも歩いてしまい、足の付け根が痛い。ははは。

なんの話かっていう・・・いやいや、お遍路さんに挑戦する日はまだ遠いなっていう。

それが、昨日の僕の出来事。

引っ越すなら、高円寺がいいなぁ。

2019-02-02 01:55:28 | Weblog


二月になりました。
おぉ、二月になってしまった。
つまり、それは一月は終わってしまったということであり、それはあっという間の出来事であったりして・・・。
そうなると、このままあっという間に一年が終わってしまうという予兆だったりするわけであり・・・。

「あぁ、そうかぁ、2019年ももう終わりかぁ・・・」などとつぶやいたりしている僕なのである。

まぁ、そんなことはいいとして。

昔、大宮ハーツの頃からお世話になっているPAさんが、春日部でBARなんぞをやっている。
そのPAさんから久しぶりにメールが来た。
「歌ってますか?」

歌っているというほど歌ってはいないが、歌っていないというほど歌っていないわけでもない。
「たまに歌ってます」と返事を打つ。

最終的に、「今度春日部に歌いに来てください」とか言われたりする。

うーん春日部ねぇ・・・とは言わない。
言いたいが、言わない。

「春日部はちょっと遠いんで・・・」くらいは言う。
「遠いけど、歌うかは分からないけど、一応誘ってみてください」くらいは言う。

「今は都内に住んでるんですか?」と聞いてくる。

そこでハッと気づく。

そうだよなぁ。バリバリに音楽活動をしている時代。都心へ近づくことはあっても、都心から離れていくなんて思考はなかったよなぁ。つまりそういうことだよなぁ。
あの頃から、相当な時を経た。
ゴールが六本木ヒルズなのかどうかは知らないが、そろそろ三軒茶屋か初台辺りに住んでいてもいい頃だよなぁ・・・時間経過的には。

「埼玉の奥地のど田舎で、江戸時代みたいな暮らしをしています」

そんなことはいいとして。

瓦屋の親方から連絡があった。

「薪、欲しいなら取りにおいで」

ジムニー号で30分ほど走り、隣の隣の隣の街まで。江戸時代の暮らしには、薪が必須なのである。

ジムニー号の後部と屋根の上にしこたま木を載せる。落下すると事件になるので、落ちないようにしっかりとロープで結わいて。

「軽トラ、欲しいなぁ・・・」

江戸時代の暮らしには、軽トラが必須のような気がしてならない。

でも、軽トラ要らない。僕にはジムニー号があるから。

庭の梅の蕾が大きく膨らんでいる。近所の梅は、もう咲き始めた。
もうすぐ春が来る。

「春が来るなぁ・・・春が来て夏になって・・・あっという間だなぁ。2019年ももう終わりかぁ」

そんなことをつぶやいたりしています。