八丈島のペペロンチーノならぬアジロンチーノ。味を占めたのかどうかはわからぬが、鯵だけに・・・プププ。翌日もパスタの整理に追われる僕たち。
やっぱりツナじゃないか?ということになり、おだちゃんがツナ缶を一つ買ってきた。
ゆうべのアジロンチーノを参考にすると、ニンニクはもっと強めで良し。シマトウももう少し入れて良し。
そんなわけで、ツナロンチーノに挑戦である。余っていたナスとピーマンも入れた。ピーマンは入ってるんじゃない?ペペロンチーノ。つまり、今日はニンニクとピーマンがペペロンチーノだ。それ以外は違う。
やっぱりね、ツナはいいね。ツナは鉄板だね。美味しいね。
ちょっとマヨネーズは合うでしょ?ツナとマヨネーズ、鉄板だね。合う合う。合う合う。
おだちゃんが、麺つゆ、合うんじゃない?と、麺つゆを足す。おっ、合う合う。和風になった。おっ、ほんとだ、合う。合う。和風になった。
・・・ペペロンチーノ、関係なくなっちゃったよ!和風ツナスパじゃん!
おっと、アニーの話だったな。
セットリストが送られて来てから一週間後、八丈島のお盆が過ぎた頃、海が見渡せるキャンプ場にいる僕に、みほからのメールが届いた。
「やりたいカバー曲見つけたんだけど、間に合うかな?」
モンゴル800、通称モンパチの「小さな恋のうた」。
ほぉほぉ、これはいい選曲だ。みほが歌いたい曲を探し当てたのならば、何がなんでも間に合わせなければね。
だがしかし、そうは言っても、僕は八丈島の太陽の下にいる。ギターは無い。
でも、なんとかなる。帰ってから一日しか練習する間がなくとも、なんとかなる。なんとかする。それくらいの自信なら、標準装備なのさ。
この歌、最近では「倖田來未」や「がっきー」がカバーをしているらしい。関係ないけど、今、こうだくみって打とうとして、こうたくみって打ったらね、江沢民って出て来て、ちょっとうけた。こうだくみとこうたくみん・・・似てるじゃないか。全然関係ないけど。
で、八丈島の空の下、アイフォーンのYouTubeアプリを起動。倖田來未の小さな恋のうたを検索。聴いて見る。・・・ふむふむ、いいねぇ。いいねぇ。これはいいねぇ。
倖田來未も悪くない。が、みほが歌ったら尚いいねぇ。良くなるはずだねぇ。こういう時に心が踊るのである。
みほはこの歌を聴いて号泣したらしい。そして、歌いたいと想った。
そんな気持ちで歌う唄が、良くないわけがないだろう。人というのは、こういう時に、心が踊るのである。
「小さな恋のうた」モンゴル800
広い宇宙の数ある一つ 青い地球の広い世界で
小さな恋の思いは届く 小さな島のあなたのもとへ
あなたと出会い 時は流れる 思いを込めた手紙もふえる
いつしか二人互いに響く 時に激しく 時に切なく
響くは遠く 遥か彼方へ
やさしい歌は世界を変える
ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
ほら ほら ほら 響け恋の歌
あなたは気づく 二人は歩く暗い道でも 日々照らす月
握りしめた手 離すことなく 思いは強く 永遠誓う
永遠の淵 きっと僕は言う 思い変わらず同じ言葉を
それでも足りず 涙にかわり
喜びになり 言葉にできず
ただ抱きしめる ただ抱きしめる
ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
ほら ほら ほら 響け恋の歌
夢ならば覚めないで 夢ならば覚めないで
あなたと過ごした時 永遠の星となる
ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
つづく。