ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

I'm back home

2012-02-25 21:19:30 | Weblog
ブログの途中なんだけど・・・

ただいま。無事に帰って来たよ。

結局、チェーンは一度も巻かぬまま、道内唯一の車なんじゃないかと・・・本気で思ったよ。

冬の北海道の魅力の、ほんの一部を垣間見れた気がする。

それは本当にほんの一部で、ほんの一部過ぎて・・・何を知れたとも言えないのだけれど、

僕はまた、冬の北海道に行ける。それを知れた事が、何よりも大事で貴重な経験だったように想う。

おじさまたちには、本当に感謝だ。すべての人と出来事に、本当に感謝だ。


行きたい場所に僕は行きたい。行けない場所など、どこにも無い。
僕がそう想う限り。僕がそう想わない限り。

ただいまとありがとうを、君に。

釧路ご飯

2012-02-25 17:11:21 | Weblog
おじさまたちとの旅。美味しい店で美味しいものを食べる度に、おじさんは言う。
「シングちゃんに任せとけば間違いないよなぁ。本当にシングちゃんがいてくれて良かったよ。ありがとな」。
そう言って握手を求めてくる癖に、75パーセントの高確率で、僕の意見など却下される。スルーされる。無視される。不思議だ。

釧路の夜、前日に魚介の網焼きを食べのがした我々。おじさまたちの食い気は、完全に魚介にロックオン。

いつも貧乏バイク旅の僕には、釧路のご飯は高いというイメージ。特に魚介は高いというイメージ。だからいつもは、南蛮亭のザンギ定食とか、厚岸まで足を伸ばして牡蠣を食べるとか・・・。たぶん、巡り合わせも悪いのだ。釧路のサンマを目指して行った店が、その日だけ東京出張で休みとか・・・。

そんなわけだけで、フィッシャーマンズワーフにでも行けば、屋台村の居酒屋で地元の魚介と酒を飲ませて、おじさまたちの機嫌を取れるだろうと思っていた。

ところが、75パーセントの高確率のスルーがここで発令。今夜のご飯は、おじさんが行った事があると言う理由で「煉瓦」という店に決まってしまった。
それはそれでいい。僕が選んだ訳ではないから、外れでも僕に責任は無い。

こんな風に新しい店を知れるというのは嬉しいことだ。だって、そうやって、色々な名店を知ってきたのだからね。
ある意味ワクワクしながら、僕らは煉瓦へと向かったのであった。

上機嫌

2012-02-25 14:53:22 | Weblog
すっかり上機嫌になったおっさんたち。あっ、おじさまたち。
普段なら逃げるのに、写真の中に飛び込んで来た。

喜んでもらえて良かったよ。
ツアコンの面目躍如・・・なのである。

帯広ごはん

2012-02-25 14:50:06 | Weblog
ホテルボストンに泊まった日の晩御飯。
ジンギスカンは数日前に食べてしまったし、豚丼屋ではお酒が飲めない。酒飲みは酒を飲む為だけに一日を過ごしているようなところがあるため、面倒なのである。

ツアコンは考える。考える。考える。帯広らしく、美味しく、お酒が飲めるお店。

チャキーン!閃いた。
「鳥せい」。

以前友人に勧められたが、ちょっと高そうなので行かなかったお店だ。
その友人は、帯広在住の友人に勧められたと言っていたから、味の方は間違いないはず。

ホテルボストンを出ると、大雪である。傘も差さずに、三人で歩く。途中、六花亭本店によった挙句、鳥せいまでの道を間違えてバタバタしたりしたので、おじさんたちの機嫌がよろしくない。これは困った。これで鳥せいが美味しくなかったら、ツアコンの面目が丸潰れだ。

まず、初めに応対した店員の態度が良くない・・・あちゃぁ。
おじさんたちの表情が曇るのが見える・・・あちゃぁ。
そして、メニュー。焼き鳥と唐揚げしか無い。これしかないの?と言うおじさんたちの表情が・・・あちゃぁ。お酒のメニューも、充実してるとは言い難い・・・あちゃぁ。

とりあえず、焼き鳥しか無いので、焼き鳥を全七種類×4本。
タン、ハツが届く。おじさんたち・・・まぁ・・・美味いね。
続いて、つくね、レバーが届く。つくねを食べたおじさんたちの表情が変わる。・・・こらは美味いねぇ!表情が明るくなってきた。
これはいける。
続いて、雛皮と精肉。・・・この皮は脂っこくなくて最高だね!
もうこっちのものである。最後の砂肝が届く前に、おじさんたち、スーパー上機嫌になって、酒を飲みまくっていた。結局今日も、ヘベレケなのである。

めでたしめでたし。

鳥せいさん、マイフレンド、どうもありがとう。

ホテルボストン10~完結編

2012-02-25 14:14:29 | Weblog
翌日、出発前に改めてホテルの全容を見てみると・・・
なるほど、9階建てのマンションだ。かなり大きい。そういえば・・・収容人数150人と書いてあったのを思い出す。
いっぱいになる事があるのだろうか?夏場のシーズンには予約が殺到したりするのだろうか?

まぁ、あれだ・・・総合的にみて・・・
部屋はコンドミニアム風だし、昭和中期の雰囲気に浸れるし、温泉のお湯もいいし・・・
まぁ、あれだ・・・良しとしよう。値段も安い。

でもあれだ・・・

朝風呂に入ったら、あれだ。ゆうべ暗くて見えなかったものが見えてしまった。
湯船の奥、窓際に置かれた大きなサボテンの鉢植え。なぜか、サボテンの鉢植え。
もう、これ以上朽ち果てられませんっていうくらいに、朽ち果てていたよ。

きゃぁ!!!

温泉ホテルボストン、まったくもって、いい味出してます。

ホテルボストン9

2012-02-25 13:29:22 | Weblog
ホテルボストンの正式名称が、温泉ホテルボストンだということを忘れてはならない。
つまり、売りはあくまでも温泉なのだ。

ということで、「お先に温泉いってきまーす」と、一人浴場へと向かった。

エレベーターで一階へ下り、廊下を左へ。温泉は何処かな?何処かな?

ぎゃあ!

薄暗闇におっさんが座りながら独り言を言っている。なんだ?なんだ?おっさんの後ろの壁には、AKBのポスターが貼ってある。なんだ?なんだ?

おっさんは浴場の番台さんであった。
フロントのおっさんは、フロントにも立たずに、ちびっこい薄汚れたソファに座って韓流の王宮ドラマをずっと見ているし、風呂のばはのおっさんはこんなんだし・・・なんだ?なんだ?
どちらにしろ、なんでどこもかしこも薄暗いんだ?

ルームキーを渡せと言われたので、そんなものは持って来てねぇと言って、風呂に入る。

いやぁ、古いね。怖いね。色々と怖いね。面白いね。
お風呂のお湯は茶色く濁っている。ちょっと小綺麗な温泉なら、無色透明のお湯よりも濁り湯の方がありがたい雰囲気に感じたりするのだが・・・。大丈夫か?

ところが、である。このお湯が良い。すごく良い。ツルツルスベスベになる。とても良い。おそらくモール泉だな、などと思いながら、のんびりと浸かる。
それにしても、風呂場も暗い。暗さと湯気が合わさって、もうほとんど何も見えない。
髪を洗うのに洗い場の水道の蛇口を捻ると・・・冷たい。いつまで経っても冷たい。まぁいい。湯船に入って身体は温まっているのだから、シャワーは冷たいくらいが良い。よく見ると、水道から出る水も茶色く濁っている。
やるな・・・オール温泉システムだな。こういう温泉、結構ある。髪も身体も、温泉で洗う。贅沢なシステムだ。

以前帯広でコデラーと一緒に入った翠香園のモール泉は、温かった。温いからいつまでも入っていられる。気がつくと三時間も湯船に入りっ放しで、宿の門限に遅れて一悶着あったのを思い出す。
コーカタにーさんとコデラーと三人で入った標津のモール泉も温かった。
モール泉は温いというイメージ。

なるほど、ここのお湯は熱い。つまり沸かしてるんだなぁなどと思いながら、飽きるまで出たり入ったりを繰り返した。
それにしても、いいお湯だ。最高だ。

風呂上り、番台のおっさんと話す。
ここはモール泉ですか?
「そうだよ、Aランクのモール泉だよ」
やっぱりね、沸かしてるんですか?
「原泉の温度そのままだよ。夏はもっと熱いよ」
モール泉って温いのかと思ってたけど、色々なんですね。それにしても、いいお湯ですね。
「そうだろ?私は70なのに、手なんてこんなにスベスベだよ」
わぁ、ほんとだ!シワ全然が無いですねぇ!
「そうだろ?だから、ほれ、これ、AKBなんだよ」
あっ、ここのお湯、水道も温泉なんですね?
「ん?水道は水道水だよ」
ん?いや、温泉ですよ。だって、茶色く濁ってたし、お風呂のお湯と同じ色でしたよ?
「ん?それゃぁ、あれだろ?タンクが汚れてるんだな。あっ、汚れてるっていうか、タンクが屋上にあるからっていうか?」
いや、水道の水もスベスベしてましたって!あれは温泉でしょ?
「いやぁ、おじさん、よくわかんない」

おいこら、番台・・・汚れてるにしても汚れてないにしても、それは言っちゃダメだろ?今風呂に入ってきた客に、ホテル関係者のお前がタンクが汚れてるって言っちゃダメだろ?しまいには、よくわかんない・・・って・・・。コラっ。

まぁまぁ、いいさいいさ。お湯が良かったことに代わりは無い。
おそらく、僕が思うに、帯広のモール泉は温いもので、それを水道に使い、湯船には沸かしたモール泉を入れているってのが本当なのではないだろうか?

まぁまぁ、いいさいいさ。
想像する最悪なシチュエーションは・・・このツルツルスベスベが、実はタンクの汚れのヌメヌメだったりしたりして・・・

まぁまぁ、それは、絶対に良くない。良くないよぉヽ(;▽;)ノ

ホテルボストン3~家

2012-02-25 09:20:39 | Weblog
扉を抜けると・・・そこは家だった。床や壁や天井の柄が、完全に高度成長期の頃を感じさせる。築四十年ほどのマンションだ。3LDK。一人一部屋。それぞれの部屋に布団が敷いてある。
僕は自分の部屋に荷物を入れてからリビングに戻り言う。

「やったね、コンドミニアムじゃん!」

三人でテーブルを囲んで座りくつろぐ。まるで誰かの家に遊びに来たみたいな雰囲気。これはこれでアリだ。

そんなわけで、北海道冬旅最後の宿は、ホテルという名の、家でありました。

ホテルボストン2

2012-02-25 02:49:37 | Weblog
薄暗い廊下、表札とチャイムがついた玄関、ホテルボストンの402号室。

勇気を出して中に入ると、左側にトイレらしき扉。右側にガラスが組み込まれた扉。そのガラス越しに向こう側にある部屋が見える。

ん?やっぱり家じゃない?・・・これは、「ただいまぁ」的な部屋なんじゃないの?
どうみても、扉の向こう側にある部屋は、一般家庭のリビングルームでしょぉ?

僕はもう、すでにもう、笑ってしまっていたのだよ。

だって、普通に家なんだもん。・・・おそるべし、ホテルボストン。

オーマイスィーツ

2012-02-25 01:06:17 | Weblog
中札内のカマンベールチーズ入りソフトクリームとか、柳月の三方六とか、朝日堂のカスタードパイとか、あくつのショートケーキとか、チャンスがあれば食べようと思っていた十勝スィーツ。なぜなら、おじさん一号は左党だから。酒飲みは甘い物が苦手。興味なし。

宿から徒歩で行ける範囲に六花亭本店があったのは、帯広スィーツを食す千載一遇のチャンスだったということだ。
移動中の車の中で食べたのは、ロールケーキとシュークリーム。どちらもフワフワで美味しかったのだが、絶品だったのはシュークリームのカスタード。これはいける。十個くらいいける。

シュークリーム、もっと買っておけば良かったなぁ。一個70円。