そもそも、今年の年末から年始にかけて、コデラーマンと長野へという計画だった。ような気がする。
「年末から長野へ行くんだけど、しんぐくんも一緒に行く?」と誘って来たのはコデラーマンなのである。
年末になっても、コデラーマンから連絡が来ない。まぁ、別に、連絡が来なくてもよいのだが、「一人で長野へ行っているのかなぁ?」などと思っていた。
年始、コデラーマンから写真が送られて来た。雪の中のスーパーカブ号。
あれ?これは長野か?と思っていると、「今年も宗谷へ来ちゃった!」とメールが来た。
コデラーマンはここ四年ほど、年末の宗谷アタックへ通っている。
宗谷アタックとは?
宗谷アタックとは、雪の北海道、マイナス20度の中をバイクで、日本の最北端である宗谷岬へ到達し、大晦日は宗谷岬でテントを張り、初日の出が出れば初日の出を拝むという・・・狂気の沙汰イベントである。知る人ぞ知る狂喜のイベントである。
コデラーマン、「今年は宗谷へは行かない!」と、事あるごとに言っていた。
それなのに、今年も宗谷にいた。コデラーマンは嘘つきなのである。
コデラーマンから写真を見せてもらうたびに、宗谷アタックへと心が揺れる。「行ってみたい・・・」と心が揺れる。
コデラーマンが宗谷アタックで出逢った人の話をしてくれる。
「しんぐくんをその人に会わせたい!」と、コデラーマンは言う。
長野県の野沢温泉近くの町。古民家を改装してゲストハウスを始めようとしている人の話。
コデラーマンというのは、そのキャラクターが故、旅先で知り合う人が恐ろしく多い。みなに好かれる人なのだと思う。
一緒にいると、色々な人に声をかけられる。
「やぁ!久しぶり!」と。
おっ、コデラーマンの知り合いがまた現れた。と思って横を見ると、コデラーマンは「えっ?あなたは誰ですか?」といった顔をしている。いつもそんな顔をしている。
ポカーンとした顔をされた相手は、「あっ、ゴメンゴメン、覚えてないか。宗谷で会ったんだけどね」とかなんとか言いながら、気まずそうに向こうへ行ってしまうことが多々ある。
そんなコデラーマンがこう言った。
「一里塚の主人と、しんぐくんは、僕が出逢った人の中で二大変人です!」
へぇぇぇ、と思った。
これだけ多くの人を見て来ているコデラーマンの人物録の中で、僕がトップオブ変人の中にいるということも不思議過ぎるのだが・・・。
「会ってみたいなぁ、その人に」と、僕は思うのである。
なぜなら、僕の人生は、そういう風に出来てきたからなのである。
「年末から長野へ行くんだけど、しんぐくんも一緒に行く?」と誘って来たのはコデラーマンなのである。
年末になっても、コデラーマンから連絡が来ない。まぁ、別に、連絡が来なくてもよいのだが、「一人で長野へ行っているのかなぁ?」などと思っていた。
年始、コデラーマンから写真が送られて来た。雪の中のスーパーカブ号。
あれ?これは長野か?と思っていると、「今年も宗谷へ来ちゃった!」とメールが来た。
コデラーマンはここ四年ほど、年末の宗谷アタックへ通っている。
宗谷アタックとは?
宗谷アタックとは、雪の北海道、マイナス20度の中をバイクで、日本の最北端である宗谷岬へ到達し、大晦日は宗谷岬でテントを張り、初日の出が出れば初日の出を拝むという・・・狂気の沙汰イベントである。知る人ぞ知る狂喜のイベントである。
コデラーマン、「今年は宗谷へは行かない!」と、事あるごとに言っていた。
それなのに、今年も宗谷にいた。コデラーマンは嘘つきなのである。
コデラーマンから写真を見せてもらうたびに、宗谷アタックへと心が揺れる。「行ってみたい・・・」と心が揺れる。
コデラーマンが宗谷アタックで出逢った人の話をしてくれる。
「しんぐくんをその人に会わせたい!」と、コデラーマンは言う。
長野県の野沢温泉近くの町。古民家を改装してゲストハウスを始めようとしている人の話。
コデラーマンというのは、そのキャラクターが故、旅先で知り合う人が恐ろしく多い。みなに好かれる人なのだと思う。
一緒にいると、色々な人に声をかけられる。
「やぁ!久しぶり!」と。
おっ、コデラーマンの知り合いがまた現れた。と思って横を見ると、コデラーマンは「えっ?あなたは誰ですか?」といった顔をしている。いつもそんな顔をしている。
ポカーンとした顔をされた相手は、「あっ、ゴメンゴメン、覚えてないか。宗谷で会ったんだけどね」とかなんとか言いながら、気まずそうに向こうへ行ってしまうことが多々ある。
そんなコデラーマンがこう言った。
「一里塚の主人と、しんぐくんは、僕が出逢った人の中で二大変人です!」
へぇぇぇ、と思った。
これだけ多くの人を見て来ているコデラーマンの人物録の中で、僕がトップオブ変人の中にいるということも不思議過ぎるのだが・・・。
「会ってみたいなぁ、その人に」と、僕は思うのである。
なぜなら、僕の人生は、そういう風に出来てきたからなのである。