ジムニーちゃんのオイル交換をした。
普通の車は5000キロに一回とか6ヶ月に一回のオイル交換が必要だと言われるが、ジムニーちゃんは違う。誰に聞いても、3000キロに一回。なのだ。バイクか?
バイクのオイル交換は3000キロに一回が通常。つまり、やっぱりジムニーちゃんは、バイクみたいな車なのだ。
オイル交換というのは不思議なもので、自分でオイルを買って交換をするよりも、車屋さんに頼んだ方が安く済んだりする。オイル代と工賃を足しても、自分でやるより安かったりする。
迷ったが、やっぱり可愛い車は自分でいじれ。オイル交換くらいは自分でやることにした。
ホームセンターでターボ用のオイルを買って来た。廃油を入れるボックスも買って来た。なんだか、ワクワクする。たかだかオイル交換なのだが、ワクワクする。
ジムニーちゃんは車高が高いので、ジャッキアップせずとも下に潜れる。作業用のマットを敷いて、車の下へ潜り込む。オイルパンのボルトを確認。17インチのラチェットで緩める。
3リットルのオイルがダーっと流れ落ちる・・・はずだった。ん?あれ?
流れ落ちたのは、一瞬。廃油用のスポンジに染み込んだので定かではないが、量にして500ミリリットルもないくらいではないか。ん?あれ?おかしいな。
オイルを替える前に、ボンネットを開けてオイルゲージをチェックした。ゲージにオイルは一滴も付いていなかった。
そこへ来て、流れ落ちたオイルの量でたる。・・・ガーン。オイルがほとんど入っていなかったということではないか!大丈夫なのか!?
この古さ。ボロさ。走行距離173000キロオーバー。オイル無しで走行。壊れるだろ?煙を吹くだろ?焼き付くだろ?
とりあえず、新品のオイルを注入である。2.9リットルとかいてあったので、2.7リットルくらい入れたところで、ゲージをチェック。・・・?めっちゃ入ってしまった。あれ?ゲージのアッパーレベルを優に超えてしまっている。オイルの入れ過ぎは良くない・・・これはコデラーが教えてくれたことだ。
まぁ、入ってしまったものは仕方が無い。目をつぶろう。
それにしても怖いな。オイルが漏れているような形跡は見当たらない。見当たらないこともない・・・ような気もするが、そんなでもない。まぁ、こんな時、素人は首を捻るしかない。
エンジンを掛け、試走をしてみることにした。家の裏の山の周りをグルリである。
普通、オイルを替えると・・・なんだか走りが良くなった気がする・・・なんて想うものだ。あくまでも、気がする、だ。
ジムニーちゃんの場合。オイルを替えて・・・完全に、明らかに、走りが良くなった。まず、うるさくなくなった。振動が少なくなった。スピードが出るようになった。こんなにも違うものか?
まぁ、オイルが入っていなかったことを考えると当たり前か・・・。あぁ、怖い怖い。
これからは、豆にオイルゲージをチェックしよう。オイルが減ったら、足しながら走ろう。
あぁ、想い出す。インテグラに乗っていた時代。バックシートに4リッターのオイル缶を積んでいた。そう、足しながら足しながら走っていたあの頃。・・・またかよ。
アニキ曰く。
エンジンが古くなって性能が落ちると、オイルを燃やしながら走るようになる場合がある。
つまり、オイルが漏れているわけではなく、ガソリンと一緒に燃やしてしまっている、ということだ。ツーストか?原チャリか?
まぁ、そういうことらしい。まぁ、そういうことなら仕方が無い。そういう車とはそういう風に付き合っていけばいいだけだ。なんの問題もない。
これからは、1リットル缶を積んで走ろうっと。
オイル交換って、楽しいなぁ。