ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

my story

2009-01-11 05:53:10 | Weblog
とても強い風が吹く場所でした。
飛ばされそうな君の手を握る僕を見て、君は微笑みました。
とても高い崖の上に黄色い花が咲いていました。
君は欲しくないと言ったけど、僕は崖を登りました。
とても強い風が吹く場所でした。
どうせ命を落とすのなら、ロマンチックな方がいいと想いました。

星を穫れない僕は、星に見立てた首飾りを君に編みました。
キラキラと輝く夕陽みたいな景色を眺めながら、君は微笑みました。
僕はとても無力だったけど、探していたものを見つけた気になりました。
夕陽みたいな景色が消えたその後で、君に編んだ首飾りは上手に首から解けました。
きつく結んだつもりだったのに、星に見立てた首飾りは本物の星にはなれませんでした。

一晩中も君を待ちました。
君も僕を一晩中待ちました。
繋がってるようで繋がっていないけれど
繋がっていないようで繋がっている・・・そんな気がして
今夜も星を穫りに出掛けます。
手を伸ばせば届きそうな星空が・・・光の海に溶けていきます。

とても強い風が吹く場所を・・・僕はこよなく愛します。