ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

時代は何だ?・・・時代は・・・皿だよ。

2018-07-06 02:06:14 | Weblog


親の目を盗んで・・・とか。
鬼の居ぬ間に・・・とか。
隙を見て・・・とか。
間隙を縫って・・・とか。

僕は、どうにも、畑が好きみたいだ。畑が好きみたいで・・・困る。このまま畑の土の上に這いつくばって、雑草を抜きながら死んでしまいそうだ。って、それは嫌だよ。

この三日間は、雨。
雨だと畑には出られない。

だから、僕は決めてました。
完全に決めてました。
この雨の三日間、僕は陶芸家になると。この雨の三日間、僕は陶芸しか、しないと。

雨の前日、バイクに乗って、家から一時間も離れた群馬県にある超弩級のホームセンターへ出かけた。
バイクなのに、陶芸用の粘土を20キロかけることの2。つまり40キロも買ってしまった。
まるで、タンデムでもするかのように、40キロの粘土を積んで、来た道を一時間かけて戻る。
それもこれもすべては三日間の陶芸家生活のため。

他にも色々と買った。陶芸グッズを色々と買ってしまった。散財してしまった。ライブで売ったレザーグッズの売り上げを着服して散財してしまった。もう僕に残されたものは何もない。40キロの粘土と陶芸グッズ。もう、僕は、陶芸家として生きるしかない。皿を作って皿を売らなければ。次は、皿だ!時代は皿だぜ!

そして、雨。雨が降る。

さぁ、陶芸だ!

僕は窓の外をチラチラとのぞいている。

「雨だなぁ」

僕は窓の外をチラチラとのぞいている。

「雨だなぁ」

僕は何度も、窓の外をのぞいている。

「あれ?雨止んだ?かな?」

よし!ちょっと出かけるか!畑へ!


僕は、どうにも、畑が好きみたいで・・・。

ねぇ、ぜんぜん陶芸やらないじゃーん!

そんなこと、言わないで欲しい。

40キロの粘土を目の前にして僕は想う、

「どうすんの?これ?」