コロナウィルスが世界を破壊していく。
エホバの商人ってさ、そういう名前の宗教があってさ、なんでかなぁ?ってずっと思ってたの。なんで商人なのかなぁ?って。シェイクスピアのベニスの商人をパクったのかなぁ?とか、なんでかなぁ?ってさ。
でもね、自力で気づいた。ふと気づいたんだよ。エホバの商人じゃなくて、エホバの証人だってね。すごいな、おれ。エホバの人は何かを売ってるのかと思ってたけど、売ってなかった。商人じゃないから。
エホバの証人の人が、最近、よくうちにやって来る。
僕が不在の時もよく来るらしい。「やっと会えた。全然居ないんですもの」と言われたりするから、相当な回数、訪ねて来ているようだ。
エホバの証人たちが家にやって来ると、大抵の人たちは追い返してしまうみたいだ。だって、怪しいから。だって、みんなそんなに暇じゃないから。
でも、僕はそんなことはしない。「暑い中大変ですね。お茶でもいかがですか?」とかね。
エホバの人たちが言っていた。
もうすぐ大洪水がやって来て世界は滅びるって。
みんなでノアの方舟に乗りましょうって。
最終的に、色々と話し合った結果、「僕はノアの方舟には乗らないので、エホバの方々だけでどうぞ」ということになった。
コロナウィルスがどれぼどのものか、僕にはわからないのだがね。
アメリカのシンクタンク「ブルッキング研究所」が発表したレポートによるとね。
各国政府の対応が適切でなかった場合、日本では57万人、全世界では6800万人が死亡するそうだ。
そんなことにはならないだろう。そんな事態にはなって欲しくはない。だがしかし、最悪のシナリオになる可能性はゼロではない。それもまた現実。
これは世界の終わりの始まりなのだろうか?
エホバの人たちは救済の方舟に乗りこんだのだろうか?
何はともあれ、みんな元気で。