ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

happy birthday to me!

2020-12-11 02:56:00 | Weblog



今年もまた、誕生日がやって来て、誕生日が過ぎて行きました。とても幸せな気分です。なにはなくとも、何もなくても、とてもハッピーな気分です。

僕は、生きている。

夜中に誕生日を迎える頃に、僕はキッチンに立っていて、ニンニクを300粒くらい剥いていて・・・剥いてどうするのかっていうと、剥いてから刻んでミルサーにかけておろしニンニクにして、瓶に入れたり、フリーザーパックに入れて冷凍したり・・・。
それをなんで今やっているのかというと、初夏に収穫してそのまま放置して、秋になって畑に来年の分のニンニクの種を植えて、大量のニンニクはそのまま放置して、寒くなって来て、芽が出てきて、このまま放っておくとニンニクはすっからかんになってしまうのだよ。だから、今、今しかないんだよ。いつやるの?今でしょ?ほんとはいつやるの?ほんとは収穫してすぐでしょ?でもやらなかったんだから仕方がない。泣きながらやるしかない。誕生日だろうとなんだろうと、泣きながらやるしかない。

知ってる?この世で一番怖いものはなーんだ?
オバケ?
ぶぶー。
ヤクザ?
ぶぶー。
借金取り?
怖いけど、ぶぶー。

この世で一番怖いのは、腐らない食べ物。

知ってる?スーパーで買うおろしニンニクって、たとえばチューブに入ったおろしニンニクって、全然腐らないんだよ。常温でも。なんでか知ってる?なんで腐らないか知ってる?
僕は知らないけど、きっと、すごく怖いものが入っているような気がする。ちょっと振りかけるだけで、腐るものが腐らなくなっちゃう魔法のような何かが。

いやまぁ、だから、おろしニンニクを作っているわけなんです。一年分。ニンニクって、体にいいよねぇ。ってことで一年分。

さて、僕にはたくさんの教え子がいるわけで。僕は先生でもないし、担任のクラスを持ったことがあるわけではないのだけれど、たくさんの教え子がいるのです。

ストリートライブやポストカードを売ったりして生計を立てていた二十年間。僕はきっと何万人もの人と知り合ったことでしょう。その中で、僕の話をたくさん聴いてくれた人たちがいます。僕が体験したことや、僕が考えることや、僕が想うことすべてを、僕は伝えて来たのです。つまり、そういう意味で、教え子がたくさんいるということなのです。

誕生日にあたって、教え子の一人からメールが届きました。

「シングさんに教わったことは数えきれないほどあるけれど、一番大きくて大事なことは・・・この世界は素晴らしい・・・ってこと」

ふむふむ。。。そんなこと教えたかなぁ?という気もするが、そんなことしか教えていないような気もする。
「この世界ってバカばっかりなんだよ、知ってた?」とかはよく言っていた気はするが、おれってば、ちゃんと良いことも言っていたんだなぁ。

昨日から、「この世界は素晴らしい」ってことについて、ずっと考えている。
僕は生まれてこの方、ずーっと幸せしか感じたことがないのだけれど、うそ。悩み苦しみもがきながら、ずーっと幸せを探しながら生きているのだけれど・・・うそ。なんとなーく、「おれ、今日もすごく幸せだなぁ」とか思いながら毎日を過ごしているのだけれど・・・ほんと。

幸せとかを感じるレーダーはピキピキに張り続けているのだけれど、世界は素晴らしいレーダーのことを、ほんの少し忘れていたみたいで、ちょっとビックリした。

声を大にして言いたい。

「そう!この世界は素晴らしい!!!」

当たり前のことに気がつくのに、人って、たまに、時間がかかってしまったりするよね。当たり前の答が目の前にあるのに、人って、ちょっと、忘れてしまったりするんだよね。あるある。真実あるある。

ここ3年くらい、ずーっと考えていたことがあってね。何を考えていたのかっていうと、「保守とリベラル」についてなんだけどね。答が見つかっちゃったな。

だって、この世界は素晴らしいのだから。

ねぇ、知ってる?
世界って素晴らしいんだよ?

おれは知ってたよ。人に教えるくらい知ってた。
ううん、忘れてない。全然。

僕はきっと、こんな風に喋っていたんじゃないかな?

この世界には「素晴らしき側面」がある。ほとんどの人はその素晴らしき側面に気がつかずに生きている。同じことなんだよ。側面を見るか見ないかで、側面に気付くか気付かないかで、人生は変わる。
素晴らしき世界で生きる人は幸せだ。
君はどっちの世界がいい?同じことなんだよ。
君はどちらの世界を生きる?同じことなんだよ。

happy birthday to me。