何が大変だったって、アイフォーンケースを作るのが大変だった。何しろ一年ぶりにレザークラフトをやったから。色々と忘れていたりしてね。あっ、この工程抜いちった!とかね。こんなに大変だとは思わなかった。まいった。
もしかしたら、3個いっぺんに作ったから大変だったのかもしれない。内一個は自分の。
シングルCDを作って、アイフォーンケースを作って、さぁ次はなんだ?ということになる。ライブまでの日にちは刻々と減っている。
「あっ、新曲だ!」「新曲を作らねば!」ということになる。
モードというモノがある。これは誰しもにあるモノなのかはわからない。僕特有のモノなのかもしれない。モードというモノが確かにある。
モードが切り替わらなければ、何も出来ない。モードが切り替わるのに、相当な時間を有する。
つまり、レコーディングモードから、レザークラフトモードに切り替えて、レザークラフトモードから作詞作曲モードへ・・・。
これが、実は、すごく大変なことなのであってね・・・。ほんとに。ほんとに。
歌詞を一行書くのに2時間かかる。二行目を書くのに2時間かかる。・・・もう辞めようと思う。一晩かけて四行しか書けないなんて時には、もう作詞じゃなくてミュージシャンを、いや、人間を辞めてしまおうとさえ思う。
「才能ないんだなぁ、おれ。もう辞めた方がいいなぁ。うん、もう辞めよう」といった感じになる。
でも、知っている。もう、そんなことは1000000回も繰り返してきたわけだから、知っているのである。
この苦痛を乗り越えて、いつだって「天才!」になって来たわけなのである。
でも、いつだって負けそうになるのである。だって、2時間で一行しか書けないんだもの。一晩で四行しか書けないんだもの。こんなに忙しいのに、一日丸潰れになってしまったりするんだもの。
でも、知っている。あきらめてはいけない。乗り越えるのだ。モードが切り替わるまで頑張るのだ。天才が降りてくるまでもがくのだ。
本当に来るのか?その時は。
今回も来るのか?その時は。
天才になれるのか?今回も。
出来上がるのか?書けるのか?本当に。
今回はダメなんじゃないか?
もうダメなんじゃないか?
書けないんじゃないか?
あきらめた方がいいんじゃないか?
辞めた方が身のためなんじゃないか?
そう、これは戦いです。
精神の戦いなのです。
そして、書けるのです。
そして、出来るのです。
あきらめなければ、戦いを挑み続ければ、100万回の経験則通り、望みは叶うのです。
安西先生、ありがとう。ゲームセットは、今回も免れた。
あぁ、あきらめなくて良かった。
新曲、出来ました。
12/7に下北沢lownで歌います。
さて、次はなんだ?
あっ、次は歌う曲を決めなくちゃ!
ははは。まだ決めてないのである。