ちょっとしつこめに、ハローハロー!って感じでお届けしているのである。
今日の夕方のことである。今日の夕方というのは、日付的にいうと昨日の夕方という意味なんだけど、細かいことは言いっこなしなのである。
現場は、我が家から30メートルほど離れた道端である。
僕は車を停めて、道端の草を集めていたのである。草を集めて大きな袋に詰めていたのである。もうすでに意味不明なことを言っている・・・とね。
草と言っても緑色の草じゃないよ。草刈りをした草が枯れて茶色くなったやつだよ。茶色い枯れ草を集めて袋に詰めていたんだよ。
なんで?って?
農民になったからだよ。農民に枯れ草はつきものでしょ?たぶん?でしょ?
「あぁ、腰がいてぇなぁ。。。」とぶつぶつ言いながら、アメリカンレーキっていう農具を使って、牧草集めをするカウボーイのごとく枯れ草を集めていたんだよ。
そしたら、向こうの方から犬の散歩のおじさんがやって来たんだよ。そして、通り過ぎた。
辺りはもう暗闇ね。
枯れ草を集め終わって、農具をジムニーに仕舞おうと思い、後ろに回ると、犬の散歩のおじさんが・・・まだいた。
あぁ、あれね、あれでしょ?不審に思ってるってやつでしょ?
そこで、僕は「こんばんは」と挨拶をする。
すると、おじさんはこう聞いてくる。
「何をしてんだ?」
めんどくせぇなぁと思いながら、僕は農民の事情を説明する。農民に枯れ草はつきものでしょ?とね。
すると、おじさんはこう聞いてくる。
「どこのもんだ?」
なんだか、聞き方が失礼なのである。中学生同士の決まり文句「おまえ、どこ中だよ?」を彷彿させるのである。
どこだっていいじゃねぇかクソオヤジ!と言いたい気持ちを抑えて、「そこだよ」とすぐ目の前の我が家を指差す。
すると、おっさんは再び聞いてくる。
「どこのもんだ?」
おいおい、同じ質問じゃねぇか・・・
二度も言わせるんじゃねぇ!この耄碌ジジイ!と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「だから、そこだって」と目の前の我が家を指差す。
すると、おっさんは、手のひらを返したような表情になり言う。
「あれ?あぁぁぁ、えぇぇぇ、えぇぇぇと、しん・・・しん・・・えぇぇぇと」
僕は優しいから「しんぐですよ」と助け舟を出してあげる。
初めて会ったおじさんなんだけどね、隣の家のおじさんだった。
隣といっても、200メートルくらい離れた隣の家であって、曲がり角を曲がらないと行けない家なのであって、隣といっても隣じゃねぇよなぁくらいの隣の家のおっさんである。
引っ越してきた時に、地区の人の家には挨拶に回ったのだが、その時不在だった人とは会っていない。だから、初対面だったということ。
それから30分くらいかなぁ。おっさんの身の上話やら、近所の人の話やら、農民についての談義といった与太話をして、別れた。
まぁ、ご近所さんと仲良くなれて良かったという話・・・を書いているわけではない。
そのおっさんが、話の中で何度も言っていたキーワードがある。
「大丈夫、おれもちゃんとしてないから」
「おれの周りにもちゃんとしてないヤツがいっぱいいるから」
大丈夫?ちゃんとしてないから?おれも?
って話なのである。
おいおいおい、と。引っかかるじゃねぇか、と。
いやね、いいんだよ。別に。おれ、ちゃんとしてないし。自分のこと、ちゃんとしてると思ったことないし。ちゃんとしようと、思ったことないし。
でも、引っかかるじゃねぇか、と。
長くなったので、つづく。
今日の夕方のことである。今日の夕方というのは、日付的にいうと昨日の夕方という意味なんだけど、細かいことは言いっこなしなのである。
現場は、我が家から30メートルほど離れた道端である。
僕は車を停めて、道端の草を集めていたのである。草を集めて大きな袋に詰めていたのである。もうすでに意味不明なことを言っている・・・とね。
草と言っても緑色の草じゃないよ。草刈りをした草が枯れて茶色くなったやつだよ。茶色い枯れ草を集めて袋に詰めていたんだよ。
なんで?って?
農民になったからだよ。農民に枯れ草はつきものでしょ?たぶん?でしょ?
「あぁ、腰がいてぇなぁ。。。」とぶつぶつ言いながら、アメリカンレーキっていう農具を使って、牧草集めをするカウボーイのごとく枯れ草を集めていたんだよ。
そしたら、向こうの方から犬の散歩のおじさんがやって来たんだよ。そして、通り過ぎた。
辺りはもう暗闇ね。
枯れ草を集め終わって、農具をジムニーに仕舞おうと思い、後ろに回ると、犬の散歩のおじさんが・・・まだいた。
あぁ、あれね、あれでしょ?不審に思ってるってやつでしょ?
そこで、僕は「こんばんは」と挨拶をする。
すると、おじさんはこう聞いてくる。
「何をしてんだ?」
めんどくせぇなぁと思いながら、僕は農民の事情を説明する。農民に枯れ草はつきものでしょ?とね。
すると、おじさんはこう聞いてくる。
「どこのもんだ?」
なんだか、聞き方が失礼なのである。中学生同士の決まり文句「おまえ、どこ中だよ?」を彷彿させるのである。
どこだっていいじゃねぇかクソオヤジ!と言いたい気持ちを抑えて、「そこだよ」とすぐ目の前の我が家を指差す。
すると、おっさんは再び聞いてくる。
「どこのもんだ?」
おいおい、同じ質問じゃねぇか・・・
二度も言わせるんじゃねぇ!この耄碌ジジイ!と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「だから、そこだって」と目の前の我が家を指差す。
すると、おっさんは、手のひらを返したような表情になり言う。
「あれ?あぁぁぁ、えぇぇぇ、えぇぇぇと、しん・・・しん・・・えぇぇぇと」
僕は優しいから「しんぐですよ」と助け舟を出してあげる。
初めて会ったおじさんなんだけどね、隣の家のおじさんだった。
隣といっても、200メートルくらい離れた隣の家であって、曲がり角を曲がらないと行けない家なのであって、隣といっても隣じゃねぇよなぁくらいの隣の家のおっさんである。
引っ越してきた時に、地区の人の家には挨拶に回ったのだが、その時不在だった人とは会っていない。だから、初対面だったということ。
それから30分くらいかなぁ。おっさんの身の上話やら、近所の人の話やら、農民についての談義といった与太話をして、別れた。
まぁ、ご近所さんと仲良くなれて良かったという話・・・を書いているわけではない。
そのおっさんが、話の中で何度も言っていたキーワードがある。
「大丈夫、おれもちゃんとしてないから」
「おれの周りにもちゃんとしてないヤツがいっぱいいるから」
大丈夫?ちゃんとしてないから?おれも?
って話なのである。
おいおいおい、と。引っかかるじゃねぇか、と。
いやね、いいんだよ。別に。おれ、ちゃんとしてないし。自分のこと、ちゃんとしてると思ったことないし。ちゃんとしようと、思ったことないし。
でも、引っかかるじゃねぇか、と。
長くなったので、つづく。