ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

チャンリンシャン。

2015-09-05 00:36:27 | Weblog
ちょっとしつこめに、ハローハロー!って感じでお届けしているのである。

今日の夕方のことである。今日の夕方というのは、日付的にいうと昨日の夕方という意味なんだけど、細かいことは言いっこなしなのである。

現場は、我が家から30メートルほど離れた道端である。
僕は車を停めて、道端の草を集めていたのである。草を集めて大きな袋に詰めていたのである。もうすでに意味不明なことを言っている・・・とね。

草と言っても緑色の草じゃないよ。草刈りをした草が枯れて茶色くなったやつだよ。茶色い枯れ草を集めて袋に詰めていたんだよ。

なんで?って?

農民になったからだよ。農民に枯れ草はつきものでしょ?たぶん?でしょ?

「あぁ、腰がいてぇなぁ。。。」とぶつぶつ言いながら、アメリカンレーキっていう農具を使って、牧草集めをするカウボーイのごとく枯れ草を集めていたんだよ。

そしたら、向こうの方から犬の散歩のおじさんがやって来たんだよ。そして、通り過ぎた。

辺りはもう暗闇ね。

枯れ草を集め終わって、農具をジムニーに仕舞おうと思い、後ろに回ると、犬の散歩のおじさんが・・・まだいた。

あぁ、あれね、あれでしょ?不審に思ってるってやつでしょ?

そこで、僕は「こんばんは」と挨拶をする。

すると、おじさんはこう聞いてくる。

「何をしてんだ?」

めんどくせぇなぁと思いながら、僕は農民の事情を説明する。農民に枯れ草はつきものでしょ?とね。

すると、おじさんはこう聞いてくる。

「どこのもんだ?」

なんだか、聞き方が失礼なのである。中学生同士の決まり文句「おまえ、どこ中だよ?」を彷彿させるのである。

どこだっていいじゃねぇかクソオヤジ!と言いたい気持ちを抑えて、「そこだよ」とすぐ目の前の我が家を指差す。

すると、おっさんは再び聞いてくる。

「どこのもんだ?」

おいおい、同じ質問じゃねぇか・・・

二度も言わせるんじゃねぇ!この耄碌ジジイ!と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「だから、そこだって」と目の前の我が家を指差す。

すると、おっさんは、手のひらを返したような表情になり言う。

「あれ?あぁぁぁ、えぇぇぇ、えぇぇぇと、しん・・・しん・・・えぇぇぇと」

僕は優しいから「しんぐですよ」と助け舟を出してあげる。


初めて会ったおじさんなんだけどね、隣の家のおじさんだった。
隣といっても、200メートルくらい離れた隣の家であって、曲がり角を曲がらないと行けない家なのであって、隣といっても隣じゃねぇよなぁくらいの隣の家のおっさんである。
引っ越してきた時に、地区の人の家には挨拶に回ったのだが、その時不在だった人とは会っていない。だから、初対面だったということ。

それから30分くらいかなぁ。おっさんの身の上話やら、近所の人の話やら、農民についての談義といった与太話をして、別れた。

まぁ、ご近所さんと仲良くなれて良かったという話・・・を書いているわけではない。

そのおっさんが、話の中で何度も言っていたキーワードがある。

「大丈夫、おれもちゃんとしてないから」

「おれの周りにもちゃんとしてないヤツがいっぱいいるから」

大丈夫?ちゃんとしてないから?おれも?

って話なのである。

おいおいおい、と。引っかかるじゃねぇか、と。

いやね、いいんだよ。別に。おれ、ちゃんとしてないし。自分のこと、ちゃんとしてると思ったことないし。ちゃんとしようと、思ったことないし。

でも、引っかかるじゃねぇか、と。

長くなったので、つづく。

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