2021年になりました。
ついこの間2000年になった気がするのに、もう21年も経った。驚きだ。
お正月だ。みなさんいかがお過ごしかな?
緩やかに過ごせているだろうか?
正月だからといって、年が明けたからといって、何がどう変わるわけもなく、正月的な何かをしなきゃいけないわけでもない僕なのである。
「正月だから、一味唐辛子を作るか!」と、収穫したまま放っておいた黄色い島唐辛子を刻む。危ないからゴム手袋をはめて、刻む。種ごと刻んだ唐辛子を、ブルジョワしか持っていないという食品乾燥機という優れモノマシーンに並べてスィッチオン!
終わっちゃった。・・・正月にやることが終わっちゃった。正月にやるほどのことでもない正月にやることが、終わっちゃったなぁ。
「あっ!正月だから珈琲豆を焙煎しよう!」
いつも珈琲豆がなくなると慌てて焙煎をする。珈琲豆は、焙煎仕立てというのは、旨味が弱い。と僕は思っている。三日・・・四日を過ぎると、焙煎豆からアロマオイルが滲み出て来て、旨味がグッと増す。と僕は思っている。だから、豆を切らしてから焙煎をするなんてのは、言語道断。だけど、いつも切らしてから焙煎をする。だって、面倒だから。焙煎って、面倒だから。
最近、ブルジョワしか買えないという自動の焙煎機を手に入れた。
今までは、手動。右手でずーっと把っ手をクルクルと回し続けるという、ティピカルな労働者階級グッズを使っていた。焙煎には時間がかかる。クルクルと回す右手以外は暇。死ぬほど暇。右手だけが忙しい。暇だから本を読む。左手だけでページをめくりながら読むってのがなかなか大変で。。。もはやそれはワーキングクラスヒーローの必需品的な代物なのである。
だが今は違う。自動。勝手に動く。モーター付き。ブルジョワ。おれ、ブルジョワだから。自動の焙煎機。持ってる。
そんなわけで、今、元旦。珈琲豆の焙煎中。
すげー寒い。なんで寒いかっていうと、外だから。外にいるから。
家の中で唐辛子を乾燥させると、カプサイシンが家中に拡散されて、目を開けていられなくなるからね。珈琲豆を家の中で焙煎すると、サンマを焼く時よりもすごい煙が出るから、家の中にいられなくなるからね。
薪ストーブをつけたいところだが、ブルジョワ焙煎機を置く場所がないので、薪ストーブの家に置いて回しているわけ。だから薪ストーブはつけられない。ブルジョワ焙煎機が燃えてしまうからね。
だから、すげー寒い。寒い正月だなぁ。
そんなわけで、僕はブルジョワになったわけだけど、僕は「くたばれブルジョワジー」という唄を歌っているほどのワーキングクラスヒーローなわけだから、そういうのがバレるとまずいわけ。
だから、内緒にしておいてね。
あぁ、かじかんで、iPhoneを落としてしまいそうだ。
happy new year!