仕事のプレゼンで東京から駆けつけた仕事仲間のライターの親しい友人と、やるべき仕事を終えてから医王山へ。仕事の打ち合わせ用の書類を忘れてきたのに山歩きのスニーカーをしっかりと抱えて来たので爆笑だった。二人とも自然が大好きなのでいつも時間があると一緒に山にでかける。今日は雨予報だったが、晴れ女二人の前では降れないらしい。西尾平から覗まで汗をかきながら歩いた。山道のわきには、可愛い小さな花が咲いている。そのたびに足を止め花を楽しんだ。カメラを忘れてきたのにちょっと後悔したが、そんなときはしっかりと心の風景に刻みつけよう。覗まで歩いて休んでいると、遠くの方から鳥の群れの移動する声が。気がついた時には上空はツバメの大きな群れでいっぱいだった。双眼鏡でのぞくと、アマツバメとイワツバメの４００羽くらいの群れ。アマツバメはそのうち５０羽くらいだろうか、大きくて翼が鎌のような形をしているので識別しやすい。街中では決して見れない光景だ。すぐ近くを飛ぶこのアマツバメはとても速度が早く羽音までリアルに聞こえる。こんな出会いがあるから自然は素晴らしい！もうもう、見とれるだけ。二人で空を見上げて至福の時を過ごす。上空から羽虫が落ちて来たので、この虫を追いかけて来たのかもしれない。イワツバメたちの群れが去っていくまで、どれだけの時間空を見上げていただろう。帰りに、山で出会った人懐っこいおじさんにブナの実を分けてもらって味見。二人で満足して山を降りた。今日はとびっきりステキな思い出の日になりそうだ。