どうした、VWゴルフ

危惧していたことが本当に起こっているのでは？と感じるのはゴルフ８の存在感。

先日、高速道で８型のGTIを見かけました。
そこで思ったのは、「珍しいな」と。
Cセグのスポーツハッチなどは、嫌でも目が行ってしまう性分ですので、見逃しているわけではないと思う。
７型などでは、ハイラインなどに大きめのホイールを入れてスポーティに決めている車など珍しくはなかった。
それが８型では、GTIはおろかハイラインすら珍しく感じる。
いや、ひょっとして７型から変わっていないボディパネルのせいで、地味な仕様であると見逃しているか、、
そこは分からないが、とにかくゴルフ史上一番地味な売れ方をしている様にさえ見える。
販売店がこれほどに充実した今、その昔ヤナセだけで扱っていた時代とは桁が違うのだろうけれど、5型以降としてみれば一番目立たないのは確かだ。

センセーショナルで居住性と走りに長けた５型以降、どんな進化を見せてくれるのかと世界中のホットハッチファンが注目している中のモデルチェンジは荷が重いのだろう。
ましてやこの過渡期、次世代のパワートレーンの開発を片手にブラッシュアップをする時代です。
ゴルフ程の車種が、５型と６型、７型と８型のボディパネルを引き継ぐってことは、N-ONEのフルモデルと同じなのだろう。
つまり予算的な問題が大きいのだろうと推測します。
それでも５から６へのチェンジは、痒い所に手が届く改良が多く、同じ車高でありながら６型の方が低く見えるほど上手く弄ったものでした。
きっと興味のない人は、同じパネルとは思わなかった人もいたのではと思います。
７から８は、途中に7.5型と呼ばれる割と目立つマイナーチェンジが入った事で、余計に新しさが出にくい様に思います。
7.5と８のヘッドライトは、もっと違うように見えると思っていましたが、思っていたほどでもなく、GTIのシンボル「レッドライン」が下に入っているか上になるかの違い。
そして何より、テールライトのデザインが似すぎていると感じます。
正直なところ、７から7.5の変化の方が大きかったのではないかと思うほど。
フロントフェンダーに入るGTIバッチにしてもキャリーオーバーです。
もっと言ってしまえば、テールゲートに入るGTIバッチですが、センター張りはいただけないと感じます。
往年のGTIファンであれば、端っこにちょこっと入るから良いのであって、大々的に張ってある必要はないと個人的には思うのです。
とはいえ、一番の低迷した原因はワングレード486万というプライスでしょう。
ベースグレード423.9万であった7.5型との差は62万です。
423は400のちょっと上に感じますが、486は500のちょっと下という事でしょうか、、