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Funny How MUSIC Is...

洋楽と一緒のこの暮らし。Cardigansのことなら何でも聞いて!Queenも好き。Feelingも温かく見守ります!

ゴッホ展

2010-10-19 17:00:34 | 探検記
国立新美術館の、ゴッホ展を観に行きました。

美術はなんとなーく見るだけの低レベル者なのですが、ゴッホは一生に一度は見ておきたいなという軽い気持ちでありました。

狙いは何といってもあの独特の筆遣いであって、あの厚みがナマで見てみたいじゃありませんか。
もちろん予習も何もなく、持ち合わせている知識とセンスでもって挑んできました。(恥ずかしげもなく。)

ゴッホの若い時から追って作品が並んでいます。
その画家としての生涯は、たったの11年間です。
その短い間に、求めて、変化して、進んでいったというのが感じられました。

初期のものは「いかにも」ではないので、少なくとも素人の私には意外な面の発見のようなものでした。
人気の高い晩年の絵ばかりではなく、辿った跡を味わえる展示だったことを、見ていて改めて分かります。

他の画家の作品と共に同時代の画家や影響を受けた絵も並んでいます。
もちろんゴッホの集めた浮世絵もありましたよ。当時がもっと国際的だったら、どうなってたでしょうね。
「アルルの寝室」の絵と、その再現があったのもよかったですね。
彼が当時どんな所で、何を見て過ごしてきたのか、それが見えると絵の感じ方もぐっと変わったような気がします。

それにしても11年で、私のような人間があんなに濃い時間を過ごせたのは、やはりすごい。

やっぱり中でも晩年の作品がとても力強く色も鮮やかです。
思わず触りたくなっちゃうその筆跡だとか、遠くからも光って見える絵は、やっぱりすごい。

ただ、見る側としてワーッと気分が高揚して、そこで終了、というのはとても寂しかったです。
仕方がないのだけど(涙)。

もっともっと見たかったかな。ものすごい贅沢を言えば。ついでに「ひまわり」とかさ、自画像ももっとあったらな~(貪欲)。

今回は絵葉書など買ってないのですが(印刷だとつまらなく感じてしまって)、ちゃんと貰ってきたリストによると、「マルメロ、レモン、梨、葡萄」という静物画と、「サン=レミの療養院の庭」がとてもよかったです。
特に「サン=レミの療養院の庭」はパンフレットにも載っているのですが、さほど興味はなかったんです。でもホンモノは、すごくキラキラしていて、美しかったです!

ちなみに休日なのにガラガラだったので、非常に助かりました。
ほぼ朝イチだったからかな?でもチケットも入場も、並ぶ人っ子一人いない感じでしたよ。
お陰で中でもゆっくり見られました。

コメント
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