栗駒山系にある標高650mほどの山ですが、山頂東側が急崖になっていて、下には沼や湿地が点在しています。千年から二千年前、寄生火山の小噴火か山体崩落があり、その際にできた窪地に水が溜まったものと想像されます。トチやブナの木々に囲まれた小さな湿地の畔を歩いていると、小振りな濃緑色の葉が、地面を覆い隠すかのように茂っています。そこに足を踏み入れようとした瞬間、その植物名が閃きました。「あった ! ! フ . . . 本文を読む
一関市南西部の、荒れた林道を2kmほど上がっていくと、杉林越しに明るい広葉樹の森が見えてきました。ここからは林道を離れ、野草の花を求めて森の中を歩きます。全体的には西に上って行くなだらかな斜面ですが、幾つもの窪地があったり、数メートルの段丘が現れたりしますから、大規模な泥流によって形成された地形と思われます。このあたりの標高は約500m、樹齢40年ほどのブナやナラなどの広葉樹の森で、窪地には湿り気 . . . 本文を読む
栗原市花山地区の沢沿いを歩いていると、沢から一段上がった川原というか草地といったら良いのか、そこに一株だけヤマオダマキが咲いていました。花色は自生種のものですが、民家から数百メートルしか離れていない場所ですから、本物の自生なのかどうかは判りません。沢が増水した際に、上流から流されてきた種子が草地の隅に漂着し、発芽して花を咲かせるまでに生長した、と解釈したいものです。 . . . 本文を読む
栗原市南西部の、一迫町長崎地区の道路脇で見かけた、カキツバタの群落です。この辺りは平野から山間地に変る境目のようなところで、田んぼは区画整理されていますが、山や川などの地形的な制約があるので、取り残される部分が生じるようです。道路脇にある小さな湿地も、そんな取り残された田んぼの欠片なのでしょう。そこに咲いていたのがカキツバタです。花びらの基部に白斑が入っているので、ハナショウブやアヤメとは区別でき . . . 本文を読む
栗原市花山地区を流れる沢の、谷斜面の低木に咲いていた花です。
花はアジサイに似ていますが、もっと樹高がありますからヤブデマリでしょうか ?
ともかく写真に撮って、後で調べましょう。
深い緑の中の真っ白な花、こういう明暗差の激しいものを撮るのは難しいですね。
花に露出を合わせると、周囲の葉が暗く沈んでしまいますし、葉に露出を合わせると
花が白く飛んでしまいます。
私の場合は白い花に露出を合わせ、露 . . . 本文を読む