大和町宮床地区の古刹跡に、ミヤマヨメナが群生していると聞いた事があります。
それで、同地区南西部の長倉山へ行く途中に、立ち寄ってみました。
駐車場に車を置き、史跡公園のようになっている古刹跡を巡ってみると、杉木立の
樹陰に二つの群落があって、ごく淡い青紫色の花を咲かせていました。
ミヤマヨメナは園芸種のミヤコワスレの原種と言われています。
ミヤコワスレの花は青色が多いので、ここに咲くのは園芸種で . . . 本文を読む
ヤマボウシの花は葉の上に咲くので、森で梢を見上げても見ることができません。
道路沿いの低木とか、谷斜面に生えている木を見つけて、観察するのが好いでしょう。
そこで、大和町宮床地区南西部に位置する、長倉山周辺の林道を巡って、
ヤマボウシの花を探してみました。
ここは早春に訪れてイワウチワの花を観察したり、秋の紅葉を観賞したりで、
何度も訪れている山ですが、何れもヤマボウシの花のない季節でしたから、ど . . . 本文を読む
十年ほど前、林道を歩いていたら、デージーのような小型のキクが咲いていましたが、
初見なので名前が判らず、写真だけ撮って下山しました。
後で調べたら、アズマギクというキク科の野草でした。
山の草原などに咲く小型のキクで、他の草木の陰になるのを嫌うため、野芝の
草地や伐採地の林道などに自生するとのこと。
その当時の林道沿いは杉の植林地でしたが、丈の低い若杉でしたから、十分な
陽射しが得られていたわけで . . . 本文を読む
花渕山の登山道脇に咲いていた、ウラジロヨウラクの釣鐘形の花です。サラサドウダンと違って樹高1~2mの小さな木ですから、花に近寄って撮れますが、ごく稀にしか咲いていません。それに樹林帯の中では陽射しが少ないので、花数が少なく、花色も淡いですね。ただ、花や葉に爽やかな香りがあって、傍に行くと判りますから、見つけやすいですね。他の木々が少ない岩山や、高山の潅木帯ではより多く見られるようです。そんな場所で . . . 本文を読む
大柴山から花渕山にかけての主稜線は、なだらかなブナ林になっていて、登山道も
上り下りがゆるやかですから、ゆっくり樹林や下草を観察できます。
登山道脇に、丈の低い常緑広葉樹樹が茂っていて、よく見ると南三陸町辺りで
目にするミヤマシキミにそっくりです。
白い花を付けた株も散見され、花もミヤマシキミにそっくりです。
ただ、ミヤマシキミは1~1.5mほどの株立ちになりますが、これは茎が立ち上がらずに、
倒 . . . 本文を読む