仕事でも趣味でも、パソコンが必需品となってから久しく経ちます。
最初に手に入れたのは、NECのPC-9800シリーズ。
当時は、私には経済的にも環境的にも、選択肢はこれだけでした。それでも、周囲にアドバイスを受けられるような人はいないため、四苦八苦の末にどうにか使い物になってきました。
それから数年後、Macintoshという個性的なパソコンの存在を知ることに。
それまでのキャラクタベースやようやく使い物になってきたWindowsとは明らかにコンセプトが異なる存在に、とても驚きました。
ただし、その価格にも驚かされ、しばらくは眺めるだけの存在でした。
収入が増えるにつれ、アウトレットで売られていたPowerBookを入手したのを機に、いつのまにかMacintoshユーザーに。
気付くと、Old Macintoshを含めて複数のMacintoshが手元に。
通常は、メインマシンの1台と自作のWindows マシンを使用するため、Old Macはインテリア状態です。
だけど、98やDOSマシンとは違い、魅力的な筐体は手放す気になりません。
時々、ここにあっても・・・なんて気にはなるのですが、そこから先には・・・。
もうしばらくは、この状態が続きそうです。
コンピュータ、特にMacitnoshに興味のない方には、『いったい何?』という話です。
私が最初に買ったPCは、当時は国内で一番のシェアがあったと思われるNECのPC9801シリーズでした。
Windowsではなく、MS-DOSの3.3と言うOSを、苦労しながら自力で覚えていました。
数年後に、MS-Windows3.0が登場しアイコンを利用したグラフィカルなデスクトップに、MS-DOSからの激変を驚いたものでした。
今から10年ちょっと前に、Apple ComputerのMacintosh PowerBookをアウトレット品で入手したのですが、初めて使ったこのマシンの使い勝手のよさに、MS-Windowsに始めて触れたとき以上の感動を覚えました。
またこのMacintoshは、使い勝手以上にプロダクトデザインと言う面でも興味深いものでした。
IBMやMicrosoftとは比較すべもないくらい規模の小さいメーカーが、しっかり生き残っている理由は、ハードウェア・ソフトウェア両方を独自の開発力で切り拓いてきたからだと思います。
そのAppleが、なんとWindows PCの心臓部とも言うべきIntel製のCPUを使用したMacintoshを発売したのです。
とっても乱暴な言い方をすれば、MacintoshのOSであるMacOS Xしか動かないWindows PCを発売したといっても過言ではないのです。
通常では、考えられないことなんですね。
性能の向上と、コストパフォーマンスを上げ、先進性を追及していくことを絶えず要求される業界だけに、開発力と安定供給を確保できるIntelのCPUを利用するのは、不可避な選択だったのでしょう。
今後、どんな風に進んでいくのか、楽しみです。
発売以来なにかと話題を集めてきたiPodに、新しい製品が加わりました。
iPod nano。2GBと4GBの2種で、各ホワイトとブラックの2バリエーションです。
ビックカメラのポイントも貯まっていたこともあり、待ち望んでいたタイプの発売に、早速入手しました。
従来のiPodは機能アップを続けて、十分に魅力のあるものになっていますが、不満なポイントもいくつかありました。
まず、重量。大きさはともかくとして、最大60GBもの容量を持つハードディスクを内蔵しているため、バッテリーも大容量のものを使わざるを得ないのは分かりますが、やはり重みを感じます。
かといって、miniが小型化されたことにより大幅に改善されたかと言えば、思ったほどではなくちょっとガッカリした記憶があります。
Shuffleの場合、形状と容量の点から、対象外です。
次に、価格。
iPodの場合、低価格化されたとは言え、3万円台からの価格設定です。
気軽に買うには、ちょっと敷居が高いですね。
そんなことを考えていた時に発売されたのが、このnano。
すべての条件がクリアされていただけに、即購入を決定したわけです。
手にしてみると、大きさも重さも問題なし。
容量も2GBあれば、通常の楽しむには十分です。
元々液晶付きのリモコンが存在しないiPodの場合、ディスプレイを見ないと数多い曲から聴きたい曲を探し出すのは容易ではないので、これくらいの容量の方が使い勝手が良いと思っています。
欠点は、iPodと比較すると、樹脂部が傷が付きやすいような気がします。
Web上にも掲載されている専用ケースを、早く販売して欲しいです。
Macintoshを所有していないユーザーでもiPodを利用している人が多いと思いますが、Appleはこの先どんな展開を見せてくれるのでしょうか?
楽しみです。
PCを使っていると常に付きまとうのが、バージョンアップという問題。
ハードウェアにしても、ソフトウェアにしても、最新の機能を使いたいと思ったら、バージョンアップは不可欠です。
とは言え、ソフトウェアのバグフィックス程度を除けば、たいていの場合はお金がかかるもの。
小は数千円から、大は数万円まで様々。
ハードなら自分で安いパーツを探してくれば、出費は抑えることができますが、ソフトともなるとそうは行きません。
どうしても使いたければ、ちゃんとバージョンアップをしなければなりません。
今使っているAdobeのソフトが、今週末にCS2となって一斉に最新版が発売されます。
どれも、使ってみたい機能がそろっていて、ユーザーとしては興味津々な反面、お財布のほうは厳しいです。
帰宅してみると、新製品の申込書が届いているのですが、全部合計すると・・・。
こんな言葉はないのでしょうが、バージョンアップ貧乏に陥りそうです。
1ヶ月ほど前、CLIE TH-55を購入しました。
私にとっては、4年ほど前に最初に手にしたN700から、3代目のCLIEです。
PDAとして人気のCLIEも、SONYは新規開発の終了を発表したので、現行機種の販売が最後です。
御本家のPalmよりも積極的に機能拡張をして、ある意味別の機種になってしまった気もします。
しかし、日本人の好みをしっかり反映している分、使い易かった気がします。
PDAの場合、購入後も使い続けるかどうかは、人によって大きく異なりますが、私の日常にとっては不可欠なものの一つです。
でも、最近ふと気づくと、PDAと携帯電話が、機能的にはダブル部分が多くなってきていますね。
あと数年もすれば、画面の大きさをのぞけば、PDAの必要性を感じさせなくなるような気にさえなります。
そう思うと、携帯ももう少し画面表示が大きくなるのでしょうか?
いずれにしても、しばらくはこの新しいCLIEで楽しめそうです。
今日、4月29日18時。
Mac OS X Tiger Version 10.4発売。
新しいOSの発売が、イベントになるようになったのは、Windows95だったでしょうか?
確かに新しい機能が満載のOSを使ってみたいと言う衝動に駆られることは、誰にでもあるとは思います。
当時は真夜中にマスコミも集まって、盛り上げに一役買っていました。
発売スタート時には、多くの人が長蛇の列を作ってパッケージを手にするのを待っている姿が印象的でした。
中には、買ったそばからノートPCにインストールを始める人の姿も。
そこまでするの?と、ちょっと呆れ顔になってしまった記憶があります。
そう、かくいう私も長蛇の列を作っていた1人でした。
あれから月日は経ち、さすがにイベント化した新OSの発売は規模が縮小して、私の中ではそんなイベントすらないような印象さえありました。
Mac OSの新OSが今日発売となるのは以前から知っていましたが、18時の発売開始や直営店舗でのイベントがあるのは昨夜になって知りました。
それほど人はいないだろうとは思いつつも、冷やかし半分に写真でもと思いながら銀座のアップルストアへ足を運んでみました。
アップルストアの前にはそれなりに人が集まり、プレス向けの受付もあったものの、『あ~、この程度しか人がいないんだ。』などと勝手に納得しながらシャッターをきり、帰ろうとしたときに気付きました。
店舗前に並んでいる人は20人くらいでしたが、京橋方面に長蛇の列ができていました。
距離にして200m以上。
まだまだ、新し物好きな人たちは多いようです。
もちろん、人の多さに刺激されて、私も新しいOSのパッケージを手に帰宅しました。
東京地裁から、松下電器産業株式会社の特許権を侵害する部分があるとして、一太郎、花子の各製品の製造中止と販売禁止、並びに同製品の廃棄という判決がなされました。
訴訟が起きていること自体を知らなかったので、報道を見たときにはショックでした。
ソフトウェアの開発にあたっては、国内外を問わずにしばしば報じられることなので、それ自体はさほど驚きに値することではありません。
私自身がPCを購入し、初期に使用したのがATOKであり、一太郎であり、花子でした。
当時は、MS-DOS Ver.3.3の頃で、周囲にアドバイスをしてもらえる人は誰もいなくて、毎日が試行錯誤の連続でした。
今思うと、懐かしいものです。
いつの間にか、Windowsになり、Macintoshに環境が変わってきましたが、いまだにATOKは使っています。
見方を変えると、私のPC歴には非常に身近な存在です。
一太郎がVer.4の頃に、製品のバグでかなりのダメージから立ち直ったJustsystem社ですが、今回も乗り切って欲しいものです。