開演前のステージは、見覚えのある赤いカーテンが降りていますが、特にカーテンへのプロジェクションはありません。
開演すると、カーテンをタッセルで束ねたようなのプレートが重なっています。
中央には、オペラ座のオープニングのように斜めになったカーテン状のものもあり、それぞれが移動して変化を見せます。
一番奥にはオペラ座を思わせるようなボックスシートも描かれた、劇場内の観客席がアンバー調に描かれています。
床面にはプログラムの片観音の裏面にも描かれている時計の文字盤があり、ターンテーブルになっています。
舞台奥には、しばしば前傾したミラーが登場し、印象的に見せると共に、前方席の観客にもステージ全体を把握できます。
初見のため、見逃しや勘違いもあるかと思いますので、お気付きの点がありましたらご指摘ください。
オーバーチュア
すべての山へ登れ/サウンド・オブ・ミュージック
あべさん、佐渡さん、鳥原さん、男性陣が加わります。
佐渡さん、声が今一つ細く感じられて気になりました。
感謝の花束と同様のパターンです。
挨拶
佐野さん、あべさん、加藤さんとリレー。
あべさんが、智恵さん的なポジションです。
ようこそ劇場へ/アプローズ
佐野さん、加藤さん、一和さんへとリレーし、佐野さんが歌いきります。
バレエは、女性4名でのバーレッスン。
アプローズ/アプローズ
ダンサーさん達の気合いが、時々入ります。
鳥原さん、宮田さん、佐渡さんとリレーします。
マイクトラブルなのか佐渡さんの声がマイクオフになっていて驚きましたが、直ぐに元に戻りました。
ダンサーさん達の動きは、55steps等と同様です。
おれはひろめ屋/むかしむかしゾウがきた
加藤さんの、ひろめ屋。
声は、相変わらず良い声を聴かせてくれます。
ファミミュナンバーを紹介していく旨の説明が入ります。
漁師の道しるべ/ジョン万次郎の夢
船上ダンス/ジョン万次郎の夢
ロープを使ったダンスや、ストンプを思わせるデッキブラシパフォーマンスが見られます。
使い終わったロープを袖に放り投げますが、まだ不慣れな面があるのか途中で止まってしまうケースもチラホラ。
袖に近いダンサーさんが、改めて袖に投げ入れてました。
行こうよ仲間たち/ガンバの大冒険
それはひとつひとつ素晴らしいくらし/王子とこじき
鳥原さんと齋藤さん(?)
白いブラウスとスリムなブラックのパンツ姿の鳥原さん、とても似合っています。
王子の部屋数の多さを、4組の男女がダンスのように腕を組んで入れ替わることで部屋を出入りする様子を表現しています。
おれっちは兄弟/どうぶつ会議
全く判りません。
いつ頃の演目だったのか?
涙/人間になりたがった猫
アカペラで、美しいハーモニーを響かせてくれます。
すてきな気持/人間になりたがった猫
涙に引き続き、メドレーのように歌い続けます。
ブルーなブルース/魔法をすてたマジョリン
シンバルの音と指を鳴らす音のイントロから、大人なイメージに仕上げています。
メソの過ち/夢から醒めた夢
一和メソです。
影のないメソです。歌は上手いですね。
心の奥をみつめてごらん/魔法をすてたマジョリン
佐野さんのソロと女声コーラスが美しいです。
心から心へ/魔法をすてたマジョリン
シーンチェンジ的にサビの部分が歌われるだけです。
パリの縁日/アスペクツ・オブ・ラブ
突如、目の前にサーカスが現れます。
舞台から目を上げると1本のロープが張られ、かなりふっくらしたメイド姿の女性が渡っていきます。
55stepsで天井を歩く加藤敬二さんを思い出しました。
上手端には、目隠し射撃のパネルがあります。
「さあ、ゲームに参加しよう! 命知らずは、誰だ!?~♪」と言うことで、ちょっとしたサプライズが!
何が起きるかは、劇場でのお楽しみに。
風船を割るのに、パネル後から針を持った手が伸びているのが判るのが笑えます。
汽車の中/アスペクツ・オブ・ラブ
佐渡ローズと、佐野アレックスです。
雰囲気的には、加藤さんの方が合うかな・・・。
佐野さんは、ジョージですよね。
ラストの歌い上げは、さすがの佐野さんです。
罪の炎/ノートルダムの鐘
アスペクツの雰囲気から一転して、フードを被りダークな空間にラテン語?の賛美歌的な合唱が響きます。
加藤さんの歌声が響きます。
愛の物語/アイーダ
佐渡さんのアムネリス。
さすがに、持ち歌です。
アイーダナンバーは、55stepsと同様です。
岩崎さんと坂田さん?だったかな。
勝利ほほえむ/アイーダ
一和ラダメスです。
シャドーランド/ライオンキング
下手の通路から舞台へ上がる、齋藤ナラ。
とても上手いです。本編を観ているかのようでした。
朝の報告/ライオンキング
加藤ザズ。
とても面白いです。
スーツ姿で登場すると、コート掛けにジャケットを掛け、帽子を掛けたと思うと、下手側のデスクに座りベルを鳴らします。
上手から男性アンサンブルさん達が報告書を片手に、それぞれ報告をし、加藤ザズが押印しています。
さらにカーテンが上がると、そこには椅子座った女性アンサンブルさん達。
2人くらい後ろ向きに座っているのを手を叩いて整列させ、女性陣の報告が始まります。
報告の最後は、「フンコロガシが○○まみれ!」と!
感謝の花束の「煉獄のおいらたち 部長」同様に、スーツ姿のサラリーマンに置き換えているのが皮肉っているかのようにも見えて面白いです。
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー/クレイジー・フォー・ユー
宮田さん。
キレイな歌声です。
ビー アワ ゲスト(おもてなし)/美女と野獣
岩崎さんの歌声でスタート。
センターは、坂田さんです。
こちらも55stepsと同様です。
【第二幕】
ビー アワ ゲストのインスツルメンタルで幕が開きます。
夜の女王/青い鳥
あべさんの夜の女王です。
舞台高くから重々しく歌いあげます。
地声の低いトーンが雰囲気が合っていて良いです。
1コーラス終わると、ご挨拶と共に赤、黄、緑、青の4枚のカードを呈示します。
このカードを観客の1人が引くと、その色に応じたナンバーが披露されます。
今回は、青。
準備が整うまで、幕をあける歌の連取で繋ぎます。
幕をあける歌/はだかの王様
佐野アップリケ、齋藤ホック登場。
本編同様に、手拍子の稽古が始まります。
下手袖に向かって「舞台の準備はいかかですか?」の問いに、サムズアップした腕が伸びてきて本番スタートです。
幕が開くと、スペシャルナンバーです。
青のカードは、ドレミの歌/サウンド・オブ・ミュージック
鳥原マリアです。
曲名が判っていなかったので、55stepsのようにマリア登場での拍手なしが淋しいです。
演出は、55stepsと同様なので、その後の展開も一緒です。
高いドは、佐野さんです。
まだ慣れていないのか、舞台奥からマリアが前に進むとき、バランスボールがマリアと別のボールに当たってしまいました。
1つは鳥原さんが押さえに行って、もう一つは客席に落ちてしまいました。
一定のペースで鳥原さんが歩かなかったのか、ダンサーさんのトスするタイミングが早かったのか?
引き裂かれた心/異国の丘
佐渡さん。
こちらも、持ち歌ですね。
アレキサンダーズ・ラグタイムバンド/異国の丘
岩崎さんのボチです。
55stepsと比べるとショートバージョンです。
ダンスを見せると言うより、シーンチェンジ的な感じです。
舞台奥から してきた後のスカーフのトスもありません。
名も知らぬ人/異国の丘
一和さん、鳥原さんです。
一和さんは歌いあげた後、上手通路を去っていきます。
二つの祖国/李香蘭
あべさん。
夜の女王もそうですが、今まで観たことがない一面が観られて嬉しいです。
炎の祈り/南十字星
バリ舞踏/南十字星
55stepsと同様です。
バリ舞踏の面を着けた男性ダンサーさん達を観ていると、朱涛さんのように体格がガッシリした方にいて欲しいな。
それと、足裁きを観ていると、親指が上がっている人が少ないのが意外でした。
祖国/南十字星
佐野さんです。
カーテン前に正座して歌う姿が、勲になりきっている感じでした。
以前、北海道オペラ座の広報でのテレビ出演の再、「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌う時に瞬きをしないと話していましたが、この曲も瞬きをせず歌の世界を見つめているかのようでした。
思い出を売る男/思い出を売る男
加藤さんです。
母の愛/青い鳥
佐渡さんです。
お前の中に生きている/ライオンキング
佐野さんのムファサと笠松さんのシンバです。
階段をプライドロックに見たたせています。
歌いあげる佐野さんと、ダンスを見せる笠松さん。
ダンスがカッコ良いです。
どんな夢より/リトルマーメイド
宮田さんです。
どうしても志音ちゃんのアリエルがイメージ付いているのですが、ひと味違う可愛らしさです。
宮田さんは「ガンバの大冒険」の潮路しか印象がないのですが、キレイな歌声でダンスも美しいシルエットを見せてくれて、ついつい目が追ってしまいます。
他の作品でも観てみたいです。
明日は近づく/ジョン万次郎の夢
佐野さん、加藤さん、一和さん、あともう1人。
4人となると、揃えるのが難しくなるのでしょか?
ちょっとばらついた感じがあって、残念でした。
ヴァリエーションズ
坂田さん、やはり絵になります。
素敵ですね。
アクロバなパフォーマンスをしているのって、どなたでしょう?
共にいてアルゼンチーナ/エビータ
あべさん、男声コーラス、女声コーラスと歌い繋いでいきます。
この公演で一番、智恵さんの歌声で聴きたいナンバーです。
そんな思いで聴いていたら、2コーラス目のソロが鳥原さんだったのか宮田さんだったのか、記憶が定かでありません。
この曲が、ラストナンバーです。
ジェリクル舞踏会/キャッツ
ここからは、キャッツのカテコ同様に客席の手拍子でカーテンコールとなります。
今度会ったら/ガンバの大冒険
あなたを忘れない/ウイキッド
カーテンコールは数フレーズずつ、交互に歌いながら俳優さん達が客席に降り、握手が行われます。
ヤ・ハラー・バイ・バイ・バイ/イリヤ・ダーリン-日曜はダメよ!-
カテコのラストナンバーが終わると、俳優さん達が通路を駆け抜け行き終了です。
お見送りは、「春」劇場側に一列に並んでいます。
そのため、かなり渋滞します。
「秋」よりの端から並んでいると、一番最後のあべさんまで辿る着けないような気がします。
時間になると、「春」のエントランスからロビーへ抜けていくようです。
休憩中1階席の最後列には、日下さん・木村さんご夫妻の姿が。
以前、[海]でのソンダン、8月の京都劇場での感謝の花束でもお見掛けしているので、この演目がお気に入りなのでしょうか?
演目のチェックでしょうか、浅利さん、加藤敬二さん、青山弥生さんも。
今回女性ヴォーカルが4名いますが、これが本来の形なのか・・・。
宮田さんがしばしばダンサーさんと一緒にダンスをしていたり、ダンスの途中で袖にはけている方もいたりして、京都ソンダンのイレギュラー対応が思い出されてなりませんでした。
ダンサーさん達の動きでも、混乱しているのが間違えているのが不自然な動きも観られたりしました。
今回の「ようこそ劇場へ」は、1曲毎に盛り上がると言うよりは、ファミミュのメドレーを上手く織り込んでいるという感じです。
そのため、拍手をするタイミングが難しいケースが多く感じられると思います。
とは言え、ご贔屓さんの姿が無いにも関わらず、私は想像以上に楽しめました。
【ヴォーカルパート】
佐野正幸 一和洋輔 加藤 迪
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あべゆき 佐渡寧子 鳥原ゆきみ 宮田 愛
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【ダンスパート】
成田蔵人 笠松哲朗 新庄真一 川野 翔 岩崎晋也 嶺山秀平 野口雅史 畠山典之 斎藤准一郎
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坂田加奈子 柴田厚子 小林由希子 相原 茜 小島光葉 間辺朋美 齋藤 舞 加藤あゆ美 稲葉菜々 石戸瑶子 |