子供の頃、遊び仲間たちと自転車を走らせ遊びに来た、荒川の土手。
ここは荒川と、治水のための新河岸川が続き、2本の川に長い橋が架かっています。
朝は幅広の川面に朝陽が輝き、夕方はJRの鉄橋と秩父の山をシルエットに浮かび上がらせます。
久しぶりに訪れてみると、子供の頃とはかなり変わっていました。
雑草の茂る斜面を、段ボールやカラートタンの切れ端でソリのように滑り降りていた斜面は、綺麗に手入れされています。
強い風の日には、土手の上で風に体を預けても、子どもの体はジャンプの選手のように前傾姿勢が取れました。
こんなことをして遊んでいたのが、懐かしいです。
そんな景色も、今は土手に沿って桜の並木ができていたり、川でのウオータースポーツのための設備が出来ていたり。
鋳物工場が建ち並んでいた跡地には、55階建てを始めとする高層マンションになりました。
そんな景色の中、当時と変わらないのは、暑い陽射しの中を飛び交うトンボくらいでしょうか?