一昨日の夕方、四季のサイトで大佐に村さんの名前が加わっている事を知り、バックステージツアーに合わせて取ったチケットが役に立つかなとも思ったのですが、今日は芝さんが大佐でした。
明日のマチネに出た後、日曜から村さんのシングルとなるのでしょうか?
10月には、新しい大佐を楽しめそうです。
今日は、沼尾さんのマリアで3回目です。
「サウンド・オブ・ミュージック」での動きは、あっさりした感じは、あまり変わっていません。
でも、1幕で感じていた進行の早さ(実際の早さではありません)は、落ち着いてきたのかなと感じました。
それとも、沼尾さんのマリアとして、私自身が納得したのかな?
全体を観てみると、見習い修道女としてのマリアが修道院を出て、今までに無い生活をするにあたっての決意と自身を奮起させる「自信をもって」、両親を亡くして以来本当の心の拠り所を見つけた「なにか よいこと」、母親として娘への優しさを見せる「もうすぐ十七歳(リプライズ)」のシーンが、私は好きです。
最初に観たときから感じていた、深い息づかい。
言葉にならない喜びでならば良いと思うのですが、「は~」とか「ふ~」とかいった息づかいを聞いていると、慌て者で、お転婆で,お茶目なマリアとは別人で失敗をする度に「あ~、どうしよう・・・。」と落ち込んでいそうに思えてなりません。
これで、深い息づかいが減れば、私好みのマリアになるのですが・・・。
はにべさんのシュミットは、大橋さんや丹さんとは違って、元気なシュミットです。
短い歩幅で足早に歩く姿に、そんな印象を受けるのかも知れませんね。
今日、台詞を間違えてしまいました。
「大佐の前で、そんなことを言わないでくださいね。奥様が生きていらっしゃる間は・・・」が、「奥様が あっ! そんな事は言わないでくださいね! 奥様が生きていらっしゃる間は・・・。」
舞台では大抵の場合は、それなりに処理してしまう事が多いのですが、ハッキリ「あっ!」と声にしてしまったので、気付いた方も多いのでは?
大橋さん、丹さん、はにべさんと3人のシュミットで気付いたのですが、丹さんだけは「明日」を「あした」と表現するんですね。
大橋さんとはにべさんは、「あす」です。
その辺は、どちらでもかまわないんでしょうか?
白倉ツェラー長官は高橋さんの用な小憎らしさ(良い意味です)が感じられないものの、長身と言うこともあり見下ろすような冷たさがあり、こちらもいい感じです。
先日のリハ見に参加した事もあり、「ドレミの歌」でのマリアの手招きや子供達のソファ上の動きの意味や、ザルツブルク音楽祭でのマックスと大佐、ツェラー長官のそれぞれの心の中が見えるようで良かったです。
特にザルツブルク音楽祭でのマックスを追っていると、今まで以上に涙が溢れてきました。
観劇での感動を深めるのに役立つので、最後のリハ見にも参加してみたいです。
短い公演時間内に凝縮しているだけに、オペラ座の怪人の様に「ザルツブルク・アカデミー」とでも題したイベントを催して、作品理解を深める機会を作ってくれると良いのですが。
四季のご担当さん、いかがでしょうか?
終演後は、バックステージツアーにも参加してきました。
入場時にステージのレイアウト図を渡され、上手から順に様々な説明を受ける事ができました。
詳細は、後ほど。
四季劇場[秋] | 2010年9月17日 |
マリア | 沼尾みゆき |
トラップ大佐 | 芝 清道 |
修道院長 | 秋山知子 |
エルザ | 西田有希(劇団俳優座) |
マックス | 勅使瓦武志 |
シュミット | はにべあゆみ |
フランツ | 青山裕次 |
シスター・ベルテ | 佐和由梨 |
シスター・マルガレッタ | 矢野侑子 |
シスター・ソフィア | あべ ゆき |
ロルフ | 亀山翔大 |
リーズル | 池松日佳瑠 |
フリードリッヒ | 太田力斗 |
ルイーザ | 飯塚萌木 |
クルト | ラヴェルヌ拓海 |
ブリギッタ | 石井日菜 |
マルタ | 池戸優音 |
グレーテル | 松崎美風 |
男性アンサンブル | 池田英治 |
白倉一成 | |
見附祐一 | |
佐藤季敦 | |
北山雄一郎 | |
長手慎介 | |
奥田直樹 | |
柳 隆幸 | |
女性アンサンブル | 倉斗絢子 |
真 優香 | |
山本志織 | |
小島由実子 | |
浅井美波 | |
趙ミンジョン | |
深見雅子 | |
原 彩子 | |
コンダクター | 平田英夫 |