生の舞台を観るのは、今回が初です。
初日のため、四季の営業さんがずらりと並び、招待客受付があるいつもの光景です。
ロビーではクローク脇に、吉谷さんと弥生さん、後から佐和さんも加わり、来賓対応をしていました。
客席に入る時佐和さんと目を合わせたら、優しい笑顔でご挨拶が。
久しぶりの佐和さんだったので、嬉しかったです。
客席内には佐野さんや加藤敬二さん、土屋さんもいらっしゃいました。
舞台は歌舞伎幕のような緞帳が降りていて、芝居小屋のイメージです。
ファミミュ独特の雰囲気かと思いきや、初日の招待客が多いのか、少し違っていました。
そんな中、開演前から泣きじゃくるおチビさんがいて、「お家帰りた~い!」の一言に笑いが起きていました。
このおチビさん、楽しんでもらえたかな?
ひろめ屋の味方さん、口上も上手いですね。
ひろめ屋の衣装で観ていると、なんとなく道口さんのようなイメージもあります。
蜷川さんの舞台よろしく、この演目では客席通路を俳優さん達が駆け抜けたりします。
席の関係でまず目の前に飛び込んできて驚いたのが、子どものイメージの五所さんと熊本梨沙さんの2人。
茶髪でばかり観ている熊本さん、黒髪になると幼く見えます。
ゾウの作りは、さすがにお見事ですね。
質感や目、鼻、耳の動きも。
初めてゾウを目にする人達が九郎衛門に触れる時の恐れや、興奮の雰囲気は面白いです。
後半、涙を流したのにはビックリしました。
台詞の中に「○○だゾウ」というフレーズを織り込んでいますが、面白みは・・・・。
唐のお使いの高城さん、衣装も目を引きますがカッコ良いです。
ネイティブの中国語も、観客の耳に届きやすい?ようにピッチがゆっくりなのも良い感じです。
高城さんと言えば、二幕の開脚が凄いです!
カーテンコールのランパスを思い出させるように垂直にスッと足を上げたかと思うと、さらに反対側へ!
240度くらいの開脚です。
どれほど柔軟性があるんだか!
戦が起きて、鈴木周さんが「ゾウを殺せ!」の台詞に、南十字星を思い出したのは私だけでしょうか?
北の村へ逃避する太郎坊とおゆき、九郎衛門を襲う雪崩を白い衣装着て大量の紙吹雪を舞上げての表現は面白いです。
人形浄瑠璃は苦手なジャンルで、後半記憶が曖昧に・・・。
次回の課題です。
二幕、瀕死の九郎衛門がインドや中国を回想しているシーン、フラミンゴの様な鳥や虎に扮したダンスは面白いです。
国同士の友好の証として連れてこられ、持て囃された挙げ句に邪魔者として扱われてしまうゾウが悲しいです。
おミヨが「みんな大事な友だち♪」と歌うものの、異形のモノに対する偏見は。
太郎坊とおミヨを救うため、最後の力を持って敵に向かい死を迎える。
桃次郎のスモモのラストを思い浮かべました。
ストーリーがもう少しという思いは残りますが、キャストの違いも含め何回か観てみたいです。
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【男性アンサンブル】 高城将一 政所和行 横井 漱 寒河江幸弘 若山展成 玉木隆寛 光山優哉 野口雅史 |
【女性アンサンブル】 石田真子 田直美 熊本梨沙 五所真理子 小澤真琴 高木美千子 |
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【九郎衛門】 佐藤幸治 寺尾聡馬 |