リハーサルは、中村 伝さん、林さん(音楽担当)、川原さん(ダンスキャプテン)が指示。
「月月火水木金金」の手旗のシーンからで、川原さんからの指摘・指示が。
「我ら海の男たち」と言う意味の手旗信号なんですね。
1人が間違えると目立つので、僅かな形の違いも目立つので注意すること。
シンガーのみで、「あ~さだ~、よあけ~だ~♪」。
若狭が漲っているのは池田さんだけなので、表情を意識してとの指示・
ダンサーさんに「顔が下を向かないように」の指示の元、シンガーさんとの合わせ。
女性アンサンブルさんが加わり、音を重ねて通し。
林さんの指示の元、「命名」のシーン。
女性アンサンブル6名で、日本語の「李香蘭~♪」のシーンと中国語での「ri shang ran~♪」のシーン。
日本語では、丁寧さと共に意識を前面に出すように。
中国語では、shangのngの発音を意識することと、他の人の音をしっかり聴いて合わせることという指示がだされていました。
質問タイムは、司会 中村 伝さん、芝さん、樋口さん、青山さん、波多野さん、山下さん。
1.最近はまっていることは?
芝:京都ソンダン以来稽古漬けなので、稽古かな?
山下:中学野球部以来の坊主頭で、池田さんから刈ってもらったそうです。
2.敵味方の演じ分けで意識していることは?
芝:杉本役ながら、冒頭から「殺せ殺せ、川島芳子!」と歌っています。
今回公演では、「殺せ殺せ!」の歌詞で繰り返し稽古をしたそうです。
中国人の立場での憎しみが足りないと、演出家の指示だそうです。
青山:早変えが多く、特に若手は袖にいる時は着替えていて、考える余裕
もない。
波多野:出トチリがないよう懸命だそうです。
3.マニアックな1シーンは?
青山:「芝さんを捜せ」
コミカルなダンスシーン。
特に、満映のシーンや、玉林のキンちゃん跳びだそうです。
初代玉林の芝さんから、たまたまやったものにOKが出て、以来受け
継がれているそうです。
4.本番前に験担ぎ的にやることはありますか?
波多野:「人」文字を呑み込んでいるそうです。
女性アンサンブルはコーラスや香蘭の羽を合わせているそうです。
5.男性陣の髪型について
山下:稽古で一度丸刈りにしたそうです。
髪の長さで階級が判るそうです。
山下さんは6mmで、関東軍は9~12mmだそうです。
公演中の伸びたら、もう一度丸刈りにするかもとのことでした。
6.芝居中に(舞台上で)感動したことは?
樋口:見とれてしまうこと。
芝:感動と言うよりも、感情移入で涙が出そうになる。
7.戦争をテーマにしているが、オンオフの切り替えは?
青山:繰り返し演じているうちに、冷静になっている。
テレビなどの戦争テーマの方が、感情的になるそうです。
芝:思い入れが加わるよりも、淡々と演ずる方が適切に伝わる。
以上で、質問は終了です。
質問を採用された方には、前日に撮影をした写真にサインが入ったものがプレゼントされました。
サインはないものの、採用者へのプレゼントと同じ写真が、参加者にも配布されました。