最近、再びメディアにも取り上げられている、アイソン彗星。
間もなく、太陽に最接近します。
それを前に、日の出前の東空で観ることができます。
かなり初期段階から、非常に明るい大彗星になる可能性が高いと、非常の期待されていました。
ところが、先月辺りから予想よりも明るくならず、期待はずれになるのでは?という空気が流れ始めていました。
ところが、数日前から急激に明るくなってきたという情報が飛び込んできました。
市街地でも双眼鏡があれば、アイソン彗星の姿を捉えることが出来るとのことでした。
しかも、今日18日はおとめ座のスピカという1等星の直ぐ近くということで、慣れない方でも見付けやすい条件となりました。
午前5時過ぎ、空を見上げると星が見え、西空の低い位置には満月を過ぎた月が輝いていました。
で、肝心の東空に目を向けると、薄雲がかかっていました。
目が慣れてくると、雲間からスピカは見えているものの、薄雲の影響で暗めの星が見えませんでした。
それでも、雲の切れ間を待っていると、薄明が始まった空にいくつかの星が見え始めました。
期待をしながら双眼鏡から目を話すと、南から厚めの雲が流れてくるのが目に入りました。
結局、東の空だけに雲がかかったまま夜明けを迎えてしまい、彗星を見付けることは出来ませんでした。
アイソン彗星は11月29日に太陽に最接近します。
この前後は最も明るくなりますが、見かけのうえでも太陽に非常に近いため、一般の方が観ることは困難です。
しかし、この前後は日の出前の東の空で観ることが出来るので、少し早起きをしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
※彗星を観るときは、街灯の光が直接目に入らない場所で観ましょう。
周囲の状況を確認して、安全な場所で観ましょう。
明日も、おとめ座のスピカを目印に探しやすい位置にあります。
詳細は、こちらへ。
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