予報では終日曇り空のはずが、日没時には青空が広がり、夕焼けが見られました。
土曜日で暇なこともあり、屋上からカメラを片手に眺めていると、いつもとは違う様子に気付きました。
太陽は雲に隠れ、直接見ることはできないのですが、雲間から一筋の光が垂直に立ち上りました。
夕焼け同様にオレンジ色に染まった光は数分間だけ姿を見せたあと、消えていったのですが、まるで太陽柱(サンピラー)を見ているかのようでした。
太陽柱(サンピラー)は、雲の中に六角板状の氷晶があり風が弱い場合、氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かんだ状態となります。
ほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見える現象なのだそうです。
概して、冬の気温が下がった時に、見られる現象の一つです。
初秋のこの時期に見られる可能性はかなり低いので、偶然にもそれらしき一瞬に空を見上げていたと言うことになるのでしょうね。