なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

小脳梗塞

2016年04月14日 | Weblog

 内科の若い先生から、画像を診てほしいと言われた。内科クリニックからの紹介でめまいの84歳女性が受診していた。頭部MRI拡散強調画像で左小脳半球に脳梗塞を認めた。意識は清明で、特にふだん認知症の症状がある人ではないという。右小脳虫部にも梗塞巣があったのがよくわからない。神経内科医(当院1名のみで脳外科医はいない)は今日から脳卒中学会に出かけていた。

 小脳梗塞だと急性期は専門医に診てもらうのが好ましい(脳外科医もいる病院)ということで、地域の基幹病院の神経内科に紹介することにした。向こうでも学会に行っている先生もいると思われたが、一番上の先生に電話で連絡すると、快く(若い先生はあっさりと表現していが)引き受けてくれた。当院の神経内科医が不在であることを強調するようにアドバイスしていた。

 夜になって妹からメールが来た。お姑さが小脳梗塞で当院を受診して、基幹病院に紹介されたという内容だった。お姑さんの名前を正確に覚えていなかったが、言われてみればそんな名前だったと気が付いた。認知症などない、しっかりもののお姑さんだった。急性期の治療が終われば、当院に回されてリハビリになるので、再来週には当院に入院しているかもしれない。

 今日は糖質制限で高名な江部康二先生の「人類最強の糖質制限論」SB新書を買ってきた。新書は随分過激なタイトルを付けるものだ。

コメント
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