先週末は「ジェネラリストが知りたい 膠原病のホントのところ」竹之内盛志・萩野昇著(MEDSI)を読んでいた。
膠原病に対して、3つのアプローチ(不明熱、関節炎、多臓器)が記載されている。その後にコモンな疾患として、痛風・高尿酸血症、ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(通称CPPD)、変形性関節症(OA)、リウマチ性多発筋痛症(PMR)、関節リウマチ(RA)の診断・治療が記載されている。実践的な内容ですごく参考になる。
また「ステロイドの使い方」では、「ステロイドの維持量は5mgなんてとんでもない」と記載されていた。
「グルココルチコイドが体の中でどのくらい作られているかというと、昔はプレドニゾロン5mg程度と考えられてきたが、最近の核医学を使った検討では、より少量しか作られていない、どうやらプレドニゾロンだったら2mg程度しか作られていないことがわかりました」とある。
プレドニゾロン5mg1錠で維持量の倍以上になる。「プレドニゾロン5mgを飲むっていうのは、ものすごい内分泌環境の異常を引き起こしていることになる」そうだ。
プレドニゾロン5mg/日の患者さんに、毎日副腎で作られている量と言ってきたが、間違いだった。
第二弾として、このご両人で膠原病全般(SLE、皮膚筋炎、全身性強皮症など)について語ってほしい。
変形性関節症(OA)のところに、
萩野:僕、水野真紀と坂井真紀と水野美紀と酒井美紀が区別がつかない。
竹之内:出た!(みずの・さかい)×(まき・みき)問題。皆、好きですね。
というくだりがあって、面白かった。当方は全員顔が浮かぶ。坂井真紀さんが好き。