Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

納豆 VS チーズ

2012-06-13 08:15:00 | イタリア
Jの実家のあるトスカーナ州の小さな街「サンセポルクロ」



実家のB&Bのサイト ↓ その庭





義理の母とその息子(つまり私の夫)おススメの「フィン・エア」の旅のニュースは、
ついに娘Mの口から  → 私の実の母へと伝わりました。
とても私からは言い出せませんでした。なぜかと言うと、

私の母は、私が国際結婚してることや
孫が外国育ちだということをケロッと忘れる
からです。

「乗り継ぎがあるって言うじゃないの?!かわいそうに(オロオロ・・・)!!」

・・・とここまでは予想される反応だったので、イケメン(とは限らないケド)アテンダントが空港から空港まで付き添ってくれる、ということを説明しました。

「帰りはお金出してあげるから直行便にしてあげなさいよ!」

お母さん、通常、航空券というのは、往復で買うことが多いです。

そして・・・

納豆とか売ってるんでしょ?!米と梅干しをもたせたらいいと思う!!」

お母さん、Mの大好物は、サラミ、生ハム、チーズ、オリーブ、ペストです。
特にブルーチーズなどの臭いチーズは好きです。
納豆は、大都会のロンドンでは売ってますが、
イタリアの小さな町ではあまり期待できないと思います。



イタリアには子供の大好きなピザもパスタもジェラートも
どこに行ってもあるんだから心配ないですよ~~~

実家で私達がいつも泊まる部屋

まあ、半年イタリアflag7半年ニュージーランドといつも春か夏の暮らしをしている義理の父母と違って、私の両親はごくフツーの日本人flag1ですから、彼らがもし海外に行くってんだったら梅干しでも納豆でも持って行きたい気持ちはわかります。
でも、孫娘はイギリスで産まれて悪名高きイギリスの食べ物で育ってるというのにflag3

母は、これまでにも、いくら私が説明しても理解してくれない外国の文化も多々ありました。例えば、Jが仕事を変わる度に、「同じ会社にいられたらいいのにねえ~」と根拠のない意見を繰り返す。日本でもすでに幻の「終身雇用」から頭がどうしても切り替えられないようなんです。お母さん、転職は落伍者のすることではないよ~!

そして、私達がイギリスやイタリアやニュージーランドに行くたびに「お金もないのにそんなに何度も行ってられないよ!」とも。お金がないのはそりゃごもっともなんですけれど、どうも彼らの感覚では「海外へ行く」=「贅沢をする」らしいんですね。飛行機代はかかるけれども、あちらの実家に行くことにケチはつけて欲しくないなあ・・・。親戚や友人の家に泊めてもらって普通の暮らしをするだけで、高級店に買物にも有名レストランにもほとんど行かないんだけれどね。(行きたいけどね!)

そういう父母も、私達がイギリスに住んでて日本に年に一度一時帰国する時は、何の文句も言ってませんでした。
それは、どんなに貧乏でも贅沢のうちにカウントされてなかった「必須のこと」だったのかな・・・fukidashi