渋谷は東急文化村で開催中の「巨匠たちの英国水彩画展」に行って来ました。
Hedgehogさんのブログで、Parade's End原作者のフォード・マードックスの
祖父フォード・マードックス・ブラウンの絵もあると知ったからです!
BBCドキュメンタリーで、小説家は祖父ブラウンの絵のモデルをしていた話や
絵そのものも何点か見てますし、今、日本に来ているそのブラウンの絵を
孫の小説のドラマ化作品の主演俳優のファンである私が見逃してはいけない!
という謎の使命感に燃えて行ってきました!
2点あるブラウンの1点がこちら「ロミオとジュリエット」↓
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有名なバルコニーのシーンですが、忍び込んだロミオはジュリエットの肩に腕をまわし、首筋にキスをしています。で片足はまだバルコニーの手すりに乗ったまんま。ジュリエットも両腕をロミオの胴体にまわしてますよ。見ていた60歳くらいの女性ふたりが「変なポーズねえ」と話してましたが、ロミオ達って確か15歳くらいなんですよね。情熱で我を忘れて恍惚となってるんじゃないかなあ。画家も小説家と同じく女性には情熱的だったとドキュメンタリーで言ってたから、シェイクスピアのイタリアのお話を借りて、彼の内面が表れているのかもしれません。。。
水彩画の発展した理由のひとつに「グランドツアー」という良家の子女の
個人的な修学旅行みたいな外国旅行があったと展示にも解説がありました。
ああ、まさしく「眺めのいい部屋」だ!あの映画でも、イギリスのお嬢さんが
イタリアに旅行したのが物語の始まりでした。そして、お嬢さんルーシーの
気取り屋の婚約者(ダニエル・デイ・ルイスだよ~♫)が、歩いていた彼女に
「Don't move!」とかなんとか言って指を合わせたフレームごしに彼女を見て
「イタリアの絵画のように美しい」と賞賛するシーンがありましたっけ。。。
当時グランドツアーに画家を同行させ行った場所を絵に描かせたそうです。
写真がなかった時代、絵で外国を思い出にしたり、未知の国に憧れたのでしょう。
19世紀になるとイギリス画家の作品にスフィンクスや中国も登場します。
ツタンカーメンの墓を発見したのもイギリス人でしたね。
18世紀頃の風景では、イギリスにも、イタリアで今も見るような古い橋があり、橋の上にずらっと石造りの建物が並んでいました。そうか、イタリアはフィレンツエなんて最低500年は建っているというくらい古い建物が残っているんだけど、イギリスは産業革命の時にそういうのが最新の建築物に一新されていたからだったんだ!
「ピクチャレスク=絵のような」は美しい風景の修飾語だそうで、そこに必要なアイテムに、城、教会、聖堂、険しい自然がありましたが、建造物は、城跡のように朽ち果てていても可だそうです!水彩画にもたくさん出てきました。それでわかったのが、イギリスの地方へ行くとよく荒涼とした城跡が観光名所として保護、公開されているわけです!そうか、メインになったり、遠景に配されたりと、名画の必須アイテムだから今もそのまま大切にされているんですね。
義母の生まれた北アイルランドに旅行した時に訪れた「ダンスール城」が描かれた絵を見つけました。そこも城と言っても絶壁の上に建っていたほとんどは戦いで焼け城主の一家は崖下に落ちて一族が滅んだ。。。という冷たい風が草の上をなめて行く北アイルランドの荒野にあまりにぴったりなお話つきの古城でした。
↓ 下のクリアファイルの絵が「ヒナゲシ越しのダンスール城」byアンドリュー・ニコル
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写真はショップで買ったもの。スケッチブックは水彩画が趣味の義父に。ダンスール城のクリアファイルは義母に。クリスマスプレゼント用です。ロミオとジュリエットのカードは自分に。スケッチブックは金のロゴが綺麗です。
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こちらの動画で展示がひととおり見れますよ。
[[youtube:_RSSumO-AOs]]
Hedgehogさんのブログで、Parade's End原作者のフォード・マードックスの
祖父フォード・マードックス・ブラウンの絵もあると知ったからです!
BBCドキュメンタリーで、小説家は祖父ブラウンの絵のモデルをしていた話や
絵そのものも何点か見てますし、今、日本に来ているそのブラウンの絵を
孫の小説のドラマ化作品の主演俳優のファンである私が見逃してはいけない!
という謎の使命感に燃えて行ってきました!
2点あるブラウンの1点がこちら「ロミオとジュリエット」↓
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有名なバルコニーのシーンですが、忍び込んだロミオはジュリエットの肩に腕をまわし、首筋にキスをしています。で片足はまだバルコニーの手すりに乗ったまんま。ジュリエットも両腕をロミオの胴体にまわしてますよ。見ていた60歳くらいの女性ふたりが「変なポーズねえ」と話してましたが、ロミオ達って確か15歳くらいなんですよね。情熱で我を忘れて恍惚となってるんじゃないかなあ。画家も小説家と同じく女性には情熱的だったとドキュメンタリーで言ってたから、シェイクスピアのイタリアのお話を借りて、彼の内面が表れているのかもしれません。。。
水彩画の発展した理由のひとつに「グランドツアー」という良家の子女の
個人的な修学旅行みたいな外国旅行があったと展示にも解説がありました。
ああ、まさしく「眺めのいい部屋」だ!あの映画でも、イギリスのお嬢さんが
イタリアに旅行したのが物語の始まりでした。そして、お嬢さんルーシーの
気取り屋の婚約者(ダニエル・デイ・ルイスだよ~♫)が、歩いていた彼女に
「Don't move!」とかなんとか言って指を合わせたフレームごしに彼女を見て
「イタリアの絵画のように美しい」と賞賛するシーンがありましたっけ。。。
当時グランドツアーに画家を同行させ行った場所を絵に描かせたそうです。
写真がなかった時代、絵で外国を思い出にしたり、未知の国に憧れたのでしょう。
19世紀になるとイギリス画家の作品にスフィンクスや中国も登場します。
ツタンカーメンの墓を発見したのもイギリス人でしたね。
18世紀頃の風景では、イギリスにも、イタリアで今も見るような古い橋があり、橋の上にずらっと石造りの建物が並んでいました。そうか、イタリアはフィレンツエなんて最低500年は建っているというくらい古い建物が残っているんだけど、イギリスは産業革命の時にそういうのが最新の建築物に一新されていたからだったんだ!
「ピクチャレスク=絵のような」は美しい風景の修飾語だそうで、そこに必要なアイテムに、城、教会、聖堂、険しい自然がありましたが、建造物は、城跡のように朽ち果てていても可だそうです!水彩画にもたくさん出てきました。それでわかったのが、イギリスの地方へ行くとよく荒涼とした城跡が観光名所として保護、公開されているわけです!そうか、メインになったり、遠景に配されたりと、名画の必須アイテムだから今もそのまま大切にされているんですね。
義母の生まれた北アイルランドに旅行した時に訪れた「ダンスール城」が描かれた絵を見つけました。そこも城と言っても絶壁の上に建っていたほとんどは戦いで焼け城主の一家は崖下に落ちて一族が滅んだ。。。という冷たい風が草の上をなめて行く北アイルランドの荒野にあまりにぴったりなお話つきの古城でした。
↓ 下のクリアファイルの絵が「ヒナゲシ越しのダンスール城」byアンドリュー・ニコル
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写真はショップで買ったもの。スケッチブックは水彩画が趣味の義父に。ダンスール城のクリアファイルは義母に。クリスマスプレゼント用です。ロミオとジュリエットのカードは自分に。スケッチブックは金のロゴが綺麗です。
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こちらの動画で展示がひととおり見れますよ。
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