ふとhuluで見た「ブリジット・ジョーンズの日記」は2001年の映画でした。その年の夏に、7ヶ月の妊婦として東京からロンドンに引越しまして、どうやら私が日本にいた時にイギリスでは公開、私がイギリスに着いたら日本で始まったようでした。
というのは見なかった言い訳なのですが、なぜかロマコメは「フォー・ウェディング」を見て以来「ノッティングヒルの恋人」もスルーしています。
しかし実際、その頃のロンドンで覚えがあるのは「ロード・オブ・ザ・リング」に「ハリー・ポッター」くらいのもので、要するに子供を預ける親戚もいない異国で育児中だったので、私の映画暗黒時代に突入していたのですね。それなら家でTVドラマでも見ればよかったものの、私は日本でもドラマを見ない人だったので、BBCの子供番組くらいしか見なかったのです。私のバカっ!
それから14年も経って、おデブのブリジットには笑いっぱなし、コリン・ファースとヒュー・グラントも若くてツヤツヤでした。コリンは英国王とかスパイになる前の普通人(だけどケンブリッジ卒の法廷弁護士だからエリートですよ)、ヒューは、娼婦事件で逮捕の後だったから「顔はいいけど頭と尻の軽い男」というイメージがついた頃のキャスティングだったんですね。うーむ。ハリポタのロックハート先生は受けずとも、こっちの方が大きい役ですし、確かに顔はやっぱりかっこよかったです。
最初から最後までおかしかったけど、SFとかファンタジーとか時代劇ではないので、けっこうリアリティに突っ込みながら見てしまいました。
まずブリジットのサイズと生活習慣。14年も経つと、煙草とアルコールに違和感を覚えないだろうか?当時でもイギリスのビル内はすでに禁煙だったけれど、確かに外で吸ってる人はまあいた。でも今の32歳だったら、もっと健康的な生活を普通にしてるような気がするんですが。オーバーサイズの人はまだまだいるけど。
そうだ14年の間に、ミンスパイは輸入やさんで売られるようになって認知されてきてませんか?それは英国ドラマファンだけのことなのかしら。ミンスパイの字幕がミートパイになってて、クリスマス感が吹っ飛んでました。
で、彼女のフラットは今も人気のバラ・マーケットあたり。数年前から住んでいたのならそんなに家賃も高くなかったかも。でも彼女の実家は、庶民でも大きくていいお家だったような。パーティーがよく開かれていた庭などけっこうな広さでしたよね。
私も夫の仕事関係のイギリス人に呼ばれてお宅ランチや結婚パーティーにお呼ばれした時の雰囲気が、ブリジットの実家やパーティーのそれに近かったです。たぶん庶民なんだけど、どちらかと言うと上の方です。
ブリジットのフラットの方は・・・ものが溢れていて全然庶民でしたけれど。
それでもやはりヒューとコリンのダニエルとマークはケンブリッジですから、ポッシュな方の庶民ですよね。ブリジットのピタミニスカートや
シースルートップを見る限り彼女の方は学歴高くなさそうなので、やっぱりあれは夢物語なのでしょうね。
でもブリジットの会話(スピーチ)のセンスは大好きです。すっとぼけてるわりにちゃんとオチが気が利いてて。
ところでたいしたことじゃないけど、マークの元妻が、ママからさかんに「日本人なのよ!」って言われてました。それで劇中ではダニエルにとられちゃったのに、映画では回想シーンの一瞬しか出てませんでした。その日本人女性はその後どうなったのか知りたいです(笑)。
まだ2を見てないのですが、なんだかんだ言って弁護士エリートのマークとブリジットがうまく行くのか、見届けなきゃいけませんかね?!