ジェイン・オースティン原作の最新映画「EMMA」は一目惚れというのか、スチールが先か予告編が先かも覚えてませんが、どこを切っても絵になるんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ad/86e7e5a2623ff3aec3a2ac6519cc312a.jpg)
ちょうど私が3月にオックスフォードにいた時にこの映画の広告バスが走っていたので、気の毒にその直後にはロックダウンで劇場公開は短い命だったでしょうが、今月イギリスでは配信と円盤の発売となりました。
オースティンは日本でも人気があるので公開を待とうと思っていたのですが、調べても全く予定がないようなので、配信版を購入し、字幕なしの長台詞は聞き流しそのヴィジュアルを堪能しました!
どこを切っても絵になるのは、写実的なのにまるでスクリーンを額に入れたか舞台
に乗せたように、どことなく歌舞伎のように、キャラたちが見栄を切っているから、ただしあくまでも自然な範囲でなのです。
エマ役のアン・テイラー・ジョイは、「刑事モース」のシリーズ2で寄宿生私立女子高生のひとりだった子で、あの時もルーシー・ボイントンとともに美少女ぶりが光ってましたが、大きな目と目の間が広いちょっとファニーフェイスなのでこの役にぴったり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/8e/4af13d856c1445197e1e2237d02883b3.jpg)
牧師のミスター・エルトンにジョシュ・オコナー。「ゴッズ・オウン・カントリー」や「ザ・クラウン」とはぜんぜん違うコメディの中の特に変な役ぶりもかわいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1d/b60029fa02482b8a2ae4a2c8499e4bec.jpg)
その代わりミスター・ナイトリーがボリス・ジョンソンみたいなんですが。この映画で最も納得がいかないポイント。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/8d/064d38c5b0308d2c26282e58aa6f95b7.jpg)
しかしそれをチャラにしてくれるのが、年長組のルパート・グレイヴスとビル・ナイ。ビル・ナイは文句なくかっこいいので、1番下に予告編を貼るのでどうぞご覧くださいませ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/61/24e960905fa81abd087fdc0b8103fccf.jpg)
ベテランイケメンで品質保障はされましたので、他の配役にNetflix「セックス・エデュケーション」のエキセントリックなふたりが出てきても大丈夫。まずTanya Reynolds、ここでもエキセントリック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/c3/d99d66d9bd09b346aa3af13bf7ac5440.jpg)
アダムのConnor Swindellsはこちらではまともな(?)役のミスター・マーティン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/b1/83e7432ac16f267d9d70e0c8aab825b2.jpg)
キャスティング以外には、ティーのシーンが秀逸で、これを見るとお菓子が食べたくなること請け合い!(上の写真参照)
それと昔バレエで習ったダンスのシーンも個人的に見所で、ちゃんと振り付けも決まってるパートナーが順繰りに回ってくる時代劇のあれなんですが、劇中、時代になぞらえて会話は文字どおり台詞を読むよう感情を抑えて語られるのでこの控えめなダンスでも男女が近づいて手先と手先が触れ合うだけでとってもエロチックなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/50/bf18be8a3bd1e527e7486cf54692f31f.jpg)
キャラたちは日常をまるで芝居のように過ごすのですが、仲良し同士では下着になったり(すっぽんぽんの人もいるけど)自宅に戻って靴を脱いだり、ドレスをまくって暖炉であったまったりという舞台裏がまたよくて、当時の服の中が興味深いです。
エマの世界は貴族ではなくいわゆる地主階級だけど、時はナポレオンあたり、キラキラした制服の使用人たちがまるで黒子のように主人に仕える様子も見ものです。ダウントンのご主人様や奥様はもう少し時代が下るので使用人にも思いやりがありますが、この映画の場合、コメディの舞台ぽさを演出するためにわざと使用人に人格を与えてないのかも知れません。
監督のAutumn de Wildeは長編映画ではデビュー作のようで、音楽PVやドキュメンタリーを撮っていた人です。そうか、音楽ビデオで納得、ともすると退屈になりがちの古典をちゃんと時代考証した衣装とセットで見せてるのにすごく新しい何かとして見せてくれます。
では予告編。0:40のビル・ナイ必見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/ad/86e7e5a2623ff3aec3a2ac6519cc312a.jpg)
ちょうど私が3月にオックスフォードにいた時にこの映画の広告バスが走っていたので、気の毒にその直後にはロックダウンで劇場公開は短い命だったでしょうが、今月イギリスでは配信と円盤の発売となりました。
オースティンは日本でも人気があるので公開を待とうと思っていたのですが、調べても全く予定がないようなので、配信版を購入し、字幕なしの長台詞は聞き流しそのヴィジュアルを堪能しました!
どこを切っても絵になるのは、写実的なのにまるでスクリーンを額に入れたか舞台
に乗せたように、どことなく歌舞伎のように、キャラたちが見栄を切っているから、ただしあくまでも自然な範囲でなのです。
エマ役のアン・テイラー・ジョイは、「刑事モース」のシリーズ2で寄宿生私立女子高生のひとりだった子で、あの時もルーシー・ボイントンとともに美少女ぶりが光ってましたが、大きな目と目の間が広いちょっとファニーフェイスなのでこの役にぴったり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/8e/4af13d856c1445197e1e2237d02883b3.jpg)
牧師のミスター・エルトンにジョシュ・オコナー。「ゴッズ・オウン・カントリー」や「ザ・クラウン」とはぜんぜん違うコメディの中の特に変な役ぶりもかわいい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1d/b60029fa02482b8a2ae4a2c8499e4bec.jpg)
その代わりミスター・ナイトリーがボリス・ジョンソンみたいなんですが。この映画で最も納得がいかないポイント。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/8d/064d38c5b0308d2c26282e58aa6f95b7.jpg)
しかしそれをチャラにしてくれるのが、年長組のルパート・グレイヴスとビル・ナイ。ビル・ナイは文句なくかっこいいので、1番下に予告編を貼るのでどうぞご覧くださいませ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/61/24e960905fa81abd087fdc0b8103fccf.jpg)
ベテランイケメンで品質保障はされましたので、他の配役にNetflix「セックス・エデュケーション」のエキセントリックなふたりが出てきても大丈夫。まずTanya Reynolds、ここでもエキセントリック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/c3/d99d66d9bd09b346aa3af13bf7ac5440.jpg)
アダムのConnor Swindellsはこちらではまともな(?)役のミスター・マーティン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/b1/83e7432ac16f267d9d70e0c8aab825b2.jpg)
キャスティング以外には、ティーのシーンが秀逸で、これを見るとお菓子が食べたくなること請け合い!(上の写真参照)
それと昔バレエで習ったダンスのシーンも個人的に見所で、ちゃんと振り付けも決まってるパートナーが順繰りに回ってくる時代劇のあれなんですが、劇中、時代になぞらえて会話は文字どおり台詞を読むよう感情を抑えて語られるのでこの控えめなダンスでも男女が近づいて手先と手先が触れ合うだけでとってもエロチックなんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/50/bf18be8a3bd1e527e7486cf54692f31f.jpg)
キャラたちは日常をまるで芝居のように過ごすのですが、仲良し同士では下着になったり(すっぽんぽんの人もいるけど)自宅に戻って靴を脱いだり、ドレスをまくって暖炉であったまったりという舞台裏がまたよくて、当時の服の中が興味深いです。
エマの世界は貴族ではなくいわゆる地主階級だけど、時はナポレオンあたり、キラキラした制服の使用人たちがまるで黒子のように主人に仕える様子も見ものです。ダウントンのご主人様や奥様はもう少し時代が下るので使用人にも思いやりがありますが、この映画の場合、コメディの舞台ぽさを演出するためにわざと使用人に人格を与えてないのかも知れません。
監督のAutumn de Wildeは長編映画ではデビュー作のようで、音楽PVやドキュメンタリーを撮っていた人です。そうか、音楽ビデオで納得、ともすると退屈になりがちの古典をちゃんと時代考証した衣装とセットで見せてるのにすごく新しい何かとして見せてくれます。
では予告編。0:40のビル・ナイ必見。
お衣装がほんとに素敵ですよね♪
私も見たくて仕方ないんですけど、
今amazonUKもいつもと違って海外宅配がすごく高くなってるようで。
DVDを取り寄せられるまで、我慢我慢^^;
ビル・ナイさん、ルパグレさん、ジョシュ君、見ない理由はないですね^^
待ちきれなくて配信版を購入しました!
>>amazonUKもいつもと違って海外宅配がすごく高くなってる
えええ?!そうなんですか?!DVDも考えたのですが、UKの友人宛に送ったものがちっとも着かないので配送そのものがあてにならないと思って配信にしたんですが、送料まで高いとは。。。イギリスが遠くになってしまいましたね。
グッスン。
私はオースティンの原作小説を読んで主人公のエマに辟易したせいで映画版にもドラマ版にもつれないのですが、エマの父親役にビル・ナイをあてるとは、おのれ、何というナイスキャスティング! 予告映像0.40だけで痺れました。おまけに、テイラー嬢と結婚する男やもめがルパート・グレイブスで牧師役にジョシュ・オコナー、と、ここまでのキャスティングは完璧なのに、
>ミスター・ナイトリーがボリス・ジョンソンみたい
ほんまそれ!!! ミスター・ナイトリーは年上でシニカル、でも最後の最後でロマンチックな大団円を飾らにゃならんというに、ボリス・ジョンソンではどうしようもないではないか……(涙)。
さすが原作小説もお読みになっているとは!!!
>>主人公のエマに辟易
読んでない私でも少し前の映画化がグウィネス・パなんとかちゃん主演、
その前の現代版が「クルーレス」というイケイケアメリカ西海岸女子高生では
無料配信でも見る気になりませんでしたもの。
本作では大真面目な喜劇に徹しているのでエマの嫌なところも笑えて
クライマックスでもそれは発揮しています。
>>ミスター・ナイトリーは年上でシニカル、でも最後の最後でロマンチックな大団円を飾らにゃ
元祖「3高男をゲット」の話なのに、ミスター・ナイトリー長身じゃないんですよ。年上にも見えないし。それだけで他の完璧な世界をダメにしているような。