同じ「マンモス・スクリーン」製作の裏番ドラマ対決相手の華やかな「Victoria」に比べ、この「POLDARK」は宮殿どころかコーンウォールの田舎だし、このエピ3ではロス・ポルダークが有罪死刑を免れたと思ったら今度は借金地獄、妻デメルザはお腹の子供を言い出せないでいる・・・・
と、初めのあたりでちょっと暗い気持ちになってしまいました。
しかし全くの予想外に、いとこのダメダメフランシスが前回の自殺失敗からUターン改心をして、ロス夫妻に協力的になりエリザベスの手伝いもありいとこ同士が仲直りします。
家財道具を売り払って借金返済もしたし、とりあえずロスは天涯孤独の崖っぷちではなくなってホッとしました。エリザベスも以前はロスに未練があってエロい視線を送っていたけど、今はやけに夫思いの妻になってるし。
しかし、このエピではデメルザの寂しさをちょっと感じてしまいました。せっかく仲直りして参加したフランシスの収穫祭りの席で、キッチンメイド上がりの妻ということで、エリザベスの母にもぐさりと言われるし、デメルザに好意を持っているのを利用して彼女が何とか助けてもらえないかと尋ねた近所の貴族のオヤジには容易く迫られるし。
さらにロスとエリザベスの会話を偶然聞いてしまって、ロスが「きみはレディだから困難な生活はムリ」みたいなことを言ってて、自分の身の置き場がない気持ちになってました。うーん、ロスとデメルザがいきなり結婚した時には本当にびっくりしたけど、主人と使用人だった二人が結婚するって周囲の目にいちいちそれを思い出させられるってことで、嫌ですね。「マーリン」のアーサー王と元次女のグエンのように単純に行かないですよね、現実は(ドラマだけどねw)。
ロスの天敵ジョージはロスの使用人に暴力を振るうなど相変わらず嫌がらせを続けてますが、シリーズ2から出てきたお嬢さんカロラインは、ロスの友人の医師エニスにご執心なので、彼女がロスとデメルザの味方になるかはエニスの気持ち次第でしょうか?
意地悪なジョージと、さらに悪人ヅラの彼の弁護士だか会計士の部屋というのが、華やかながらも悪に満ちていて、憎い中にも興味をそそられます。ジョージは美形とまではいかないけど、なぜか心底憎めない悪役。たぶん、彼自身がロスに憧れてるからかしら。
収穫祭の
I'ave'un!I'ave'un!I'ave'un!
What'ave'ee?What'ave'ee?What'ave'ee?
A neck!A neck!A neck!
Hurrah!Hurrah!Hurrah!
ってかけ声をどこかで見たような気がしましたが、
コリン・モーガンの「The Living and The Dead」だったかなぁ
wikiにはコーンウォールとデヴォンの伝統だと書いてある