つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

怪物くんにあってきた

2011年12月12日 | 映画

久しぶりに札幌シネマフロンティアに出かけた。

狙いは、3D映画の“怪物くん” 
何しろ“嵐”の大野君初主演の映画だし
一時期スンごく凝ってDVDを借りまくった北村一輝もでているし
上川隆也の“少年たち”は心に残るドラマの一つだ。

本当はJKと一緒に観に行きたかったのだが、彼女は櫻井翔君主演の“神様のカルテ”も「観たら落ちる」といって我慢した。
“怪物くん”も「3Dは映画館でないと面白くないよね」といいながら、必死に我慢をしている。
そんな頑張っている娘を置いて、しかも一人ではちょっと恥ずかしいので末っ子にお伴を頼んだ。

大野君の“怪物くん”は、以前にも書いたがhttp://blog.goo.ne.jp/sonomi-3341/e/6870777fd95f7c55b4cbbbac4ff588e9不思議な魅力がある。多分、私は彼が好きだから身びいきもあると思うが、なかなかいいと思う。

漫画が原作のこの「物語」は、きまじめに演じては原作の魅力が無くなってしまう。
かといって“マンガのような演じ方”では、実写にする面白みが少なくなってしまう。様式美のようなものだろうと考えるが、どのように演じるか役者の腕の見せ所だろう。お目当ての北村一輝の見せ所はあまりなかったが、上川隆也はさすがだった。あれだけきまじめな押し出しで、コミカルな“間”を演じて見せてくれて楽しかった。川嶋海荷演じる“ピラリ姫”に結婚を迫る姿に「年の差婚?」を感じてしまったのは、私の下卑た感性のせいだろうが、大人の女優相手ならキスするだろう場面をさらっと流したところには、ほっとした。
コミカルな演技では“パパ”役の鹿賀丈志も、肖像画に鼻毛を描かれてしまう居心地の悪さをちょろりと演じて見せてくれている。
お伴の三人組の八嶋智人、上島竜平、チェ・ホンマンはこれ以上の配役はないだろうと思う。この三人が原作に近いありようで実在するから、これはまぎれもなく“怪物くん”だと感じさせてくれる。

前にも書いたが“怪物くん”は未熟な子どもだと思う。未熟で真っ白な海綿のような存在。経験から物事を判断する大人ではない。
そう考えて、では大人の大野君ではなく、本当の子役が演じたらどうだったんだろうと思う。今「天才子役」と呼ばれる子どもはいっぱいいる。だが子役はどんなに天才でも、頑張って役を演じるからその彼ら自体のけなげさが伝わってきてしまう。
“怪物くん”はけなげではない。一つ一つのことを未熟な頭で考え、理解し、行動を起こす。それを大野君は演じ伝えてくるから、まぎれもなく“怪物くん”なんだと思う。 面白かった!

3Dに関しては、今映画は過渡期だろうと感じている。
観るとすごいなあと思うし、映像を作っている人ってこういうことやりたくなるんだろうと思う。
思うけれど、3Dでなくても十分楽しめるし、疲れたなあ・・・・・。
昨日は夜、サッカーを観ようとテレビの前で頑張っていたが、まぶたがくっついてしまった(旦那と末っ子の騒ぎのおかげで後半戦はうとうとと観ることができたが…)

大野君でなかったら私は劇場に足を運ぶことはなかっただろうから、彼にありがとう!だ。
付き合ってくれた末っ子は他に観たい映画があるようだ。長い冬休みはもうそこだ。機会はあるだろう。
それにJK、来年受験が終わったら“神様のカルテ”か“怪物くん”か、DVDを手に入れるプロジェクトを一緒に立ち上げよう!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする