訃報が届いた。
姉の幼馴染のお母様。
実は今年初めにお父様を亡くされている。その頃姉は入院中で、時期をずらして私が代理でお邪魔した。
お母様は足が不自由になられていて、動くのは大変そうだったが私が伺ったら、部屋から出ていらして小一時間相手をして下さった。
亡くなられたご主人のこと、姉のこと、10数年もご無沙汰していた私にとめどなく話をして下さった。
その話題の中に、私の亡くなった母のことがでて来た。
「○○子さんは後ろ姿がおきれいな方だったわよね」
さらっと母の名前がでて来た時、胸の中にふわっと何かがあふれた。私の母親は亡くなって40年がたつ。母のことを話す人はいなくなっている。
ここに母を知っている方がいる。 お元気でいていただきたいと、その時心から思った。
仲の良いご夫婦だった。 きっとご主人が呼ばれたのだろう。
ありがとうございました。 合掌