『日テレ系音楽の祭典!』を観た。
末っ子は「なんだファンモンは出ないんだ」といいながら“いきものがかり”を待ち、
私は“堅ちゃん”をじっくり聞いた後、最後の“嵐”を待ち、JKは“関ジャニ”を観た後は部屋にこもり勉強しながら“嵐”を待った。
このごろ“TOKIO”が5人そろっているところをあまり観たことなくて、「TOKIOって、やっぱりかっこいいよねえ」と旦那と末っ子と3人で意見があった。いささか疲れた表情を垣間見せる“福くん” 子役の宿命だけれどこういう子どもって、普通に育てるのと違い大変だろうなあと、どうも親目線で眺めていた。
親目線と言えば、本題。
最後に出て来た“嵐” おばさんは妙なところが気になって気になって仕方がなかった。
昨日の“嵐”はタキシード(?)に飾りをつけた、いわゆるスーツ姿だった。
若いころと違い、骨格ががっしりしてきてなかなか着こなして“男の魅力”だった。
だけど目が離れなかったのが、大野君の袖。大きなふりをすると、上着の袖があがってしまいシャツが飛び出てくる。これは仕方がないことだが、それが度を超えてはみ出していた。あいにくと真っ白なシャツで、それがカフスをこえて出たままになってしまうため、目立っていた。大野君も気にして、時折袖口に手をやっている様子が見えた。上着が下りると丈は足りているようだし、どうしてあんなにシャツが出てしまうのか不思議だった。
はじめは包帯をしているのかと勘違いして「あれ、おーちゃん怪我しているのかな?」と思った。
観ている私が気が気でないせいか、踊りにいつもの精彩を欠いたように感じた。
そんな感想を持って一晩過ごしたのだが、朝、時計代わりにつけていた『ZIP』で、昨日の祭典後インタビューを受けている様子を観て感心した。何にってマツジュンに!
嵐5人が歌った衣装そのままで出て来たのだが、大野君は上着を脱いでいた。
「やっぱり変だったんだよな」と思ったら、マツジュンも上着を脱いだ姿になっている。
だれがそういう手はずをしたのか想像でしかものを言えないが、
“アイドル”というものをストイックに追い続けているマツジュンだったら、おーちゃんのあの姿は「いかん」と思ったに違いない。
私のように気になって集中できなかったファンのことを気にするに違いない。着るものにそれほど興味を持たないおーちゃんでも、あれはまずいと感じただろう。他のメンバーも思っただろうが、マツジュンはもっと厳しく考えただろう。
そして、塩梅の悪い上着を脱いだほうがいいとなって、大野君一人脱いでいてはバランスが悪いと考えたに違いない。
上着を脱いだ姿を、自然に受け止めてもらえるようにしたいと彼なら考えるだろう。それで自分も脱いだ。
もしかしたら 「リーダー脱いだ方がいいよ!」 ときつく言ったかもしれない。
「一人じゃおかしいから、おれが脱ぐ」 とやったかもしれない。
あっぱれ マツジュン!!
一人マツジュンの仕業と決め込んで、でも、なんかプロの心意気のようなものが感じられて、嬉しかった。
生の舞台 というのは、こういう機転のだいご味があるもんだ!